聖 岳
(易老渡〜
聖岳〜茶臼岳〜光岳〜易老渡)


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7/12
易老渡AM8:39→便ヶ島AM9:09→西沢渡AM10:02→標高1,400m標識通過AM11:28→標高1,600m標識通過PM0:20→標高1,800m標識通過PM1:11→苔平PM2:19→標高2,200m標識通PM3:24→薊畑PM4:02→聖平小屋到着PM4:32
計 7時間53分(休憩・その他含む) 
※飛行機の予約や仕事の電話等で1時間近くのロス有
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7/13
聖平小屋AM5:06→薊畑AM5:29→小聖岳AM6:20→聖岳(前聖岳)山頂AM7:24〜AM7:33→小聖岳AM8:12→薊畑AM8:48→聖平小屋AM9:05
計 3時間59分(休憩・その他含む)

聖平小屋AM9:52→岩頭付近AM10:54→南岳AM11:47→上河内岳肩PM0:36→茶臼小屋分岐PM1:54→茶臼小屋到着PM2:06
計 4時間14分(休憩・その他含む)

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7/14
茶臼小屋AM5:22→茶臼岳AM5:58→希望峰AM6:42→易老岳AM8:01→光小屋AM10:02〜AM10:08→光岳山頂AM10:22〜AM10:35→光小屋AM10:50→易老岳PM0:29〜PM0:47→面平PM2:38→易老渡到着PM3:49
計 10時間27分(休憩・その他含む)

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7/13(二日目)

聖平小屋から見た朝焼け(正面の山は生木割山かな?)

昨日とは一変。ガスが立ち込めている。それに雲の流れも早い。
ただ不思議なことに静岡側は晴れている。長野県側で発生した雲が静岡県側へ流れている様子。

余計な荷物はデポし必要なものだけサブザックに詰め替え。
朝食に菓子パンとスーパーバームをお腹に入れて聖平小屋をAM5:06にスタート。

薊畑への登り

朝イチはとにかく牛歩。

AM5:29 薊畑到着。
昨日とは全く様相が違いガスガスガス。さぁ、ここから聖岳山頂へ向けての登り。

ガスっている薊畑

最初は樹林帯の中を登る。お花畑のような箇所もあり心が和む。
また、風向きによってか強さによってかわからないが時折、聖岳が顔を出してくれる。

顔を出してくれた聖岳


お花畑風?(小さな花が咲いている)

ちょっとした岩場?を過ぎ、しばらく登ると稜線に出る、風はやはり強い。去年の薬師岳登頂に雰囲気を含めて似ている。

AM6:20 小聖岳到着。
ここからはかろうじて聖岳の頂を見ることが出来る。でもすぐに雲で遮られてしまう。

小聖岳(標高2,662m)から見た聖岳

ここからはヤセ尾根を進むことになる。通常ならば気持ちのいい尾根歩きとなるはずであるが、今日は強風。長野県側が切れ落ちているため慎重に進む。

ヤセ尾根(中央やや上に小さく人が見える)


風の強いヤセ尾根を進む

そんな道を登ると岩稜帯のつづら折り急登に差し掛かる。ここから山頂付近を肉眼で捕らえることは出来るのであるが、この登りが意外とキツイ。時折、風で体が振られそうにもなる。
しかし、こんなにガスっていながらも右手には富士山が誇らしげに君臨している。きっと激混みなんだろうなぁ(笑)


聖岳山頂への急登から小聖岳を見る


急登のガレ場


急登から見えた富士山

AM7:24。聖岳(前聖岳)山頂到着。標高3013メートル。
しかし、ここは台風?って思えるくらい風が強い。しかも360℃真っ白。山頂標識がなければ、ここはいったい何処なのかわからない。
本当はここから見えるでっかい赤石岳を見たかったのに。残念。
しかし、山頂は意外と広い。フットサルくらいなら出来そう。

壊れた三角点と二つの山頂標識


山頂標識

AM7:33 聖岳山頂出発。
あとは強風の中を下るのみ。風はますます強さを増した感がある。おまけにガスも濃くなってきたような。

ヤセ尾根を下る

AM8:12 小聖岳通過。
相変わらず聖岳山頂は見えず。

聖平小屋へ向けての下り

AM8:48 薊畑通過。

AM9:05 聖平小屋到着。
昨日はあんなによく見えた山頂付近には重そうな雲がのし掛かっているよう。

聖平から聖岳を見るが・・・・・

冬季小屋にデポしておいたリックザックを回収。
荷造りをしていると聖平小屋のお姉さんが「今日から営業開始なのでフルーツポンチ用意してます。もちろん無料ですのでよろしかったらどうぞ」と声を掛けて下さった。嬉しいね〜。お言葉に甘えていただいた(笑)。そのお礼と言っては何ですが聖岳のバッチと一杯200円のコーヒーを購入。このコーヒー。さすがに南アルプス天然水で入れただけあって美味い。

       タダでいただいたフルーツポンチ               リーズナブルな価格のコーヒー

AM9:52 聖平小屋出発。
ここから上河内岳肩までは基本は登り。ガス真っ只中。樹林帯をゆっくり登る。

上河内岳へ向けての比較的登りやすい道

特に注意するような箇所もなく岩頭付近通過。ここからは稜線に出たり隠れたり。

岩頭付近の登り(AM10:54)

いつの間にかに南岳を通過。風が強いのでピークとは思えるが見通しは相変わらずなのですぐに通過。

稜線に出ると風が強くなり重いザックとともに体が振られそうにもなる。特にヤセ尾根では慎重に進まないと。

上河内岳に向けての道(AM11:49)


稜線上は風が強い(AM11:54)

しばらくアップダウンの道を進むといきなり視界が開けてきた。雪渓とその奥にはカッコいい上河内岳が姿を現した。
この瞬間に上河内岳にも登ろうと決心。

上河内岳出現(PM0:00)


上河内岳全容(PM0:05)

ここからはヤセ尾根を少しだけ歩き、あとは上河内岳肩に向かっての登り。ハァハァ登っているとまたまたガスで真っ白。肩に着いた頃には視界が100メートルくらいしかなくなっていた。これで上河内岳登頂は諦めた。

上河内岳の肩に向けての稜線(PM0:11)


真っ白な上河内岳の肩(PM0:36)

ここからは岩稜帯の急な尾根を下りきり、そのあとは晴れていたら絶景だろうと想像出来る広い丸い尾根を下り、楽園のような草原を通り、そして最後に急なガレ場を登りきると茶臼岳との分岐。

ガスってよく見えない急斜面のガレ場(PM0:41)


奇岩竹内門(PM0:59)


視界がよくなってくる。草原地帯がきれい(PM1:15)


草原地帯を歩く(PM1:29)


茶臼小屋分岐までもう少し(PM1:48)


茶臼小屋分岐から来た道を振り返る(PM1:54)

ここからは茶臼小屋に向かって少し下るだけ。

メルヘンチックに思える茶臼小屋

PM2:06 茶臼小屋到着。
受付ではお姉さんがお茶とお茶うけの白餡饅頭を出して下さった。これを口にした瞬間。生き返った〜と思った。



茶臼小屋はこじんまりしているが、きれいでとっても過ごしやすい小屋。二階が寝室になっていて寝袋使用。持参の人は1000円引き。

それからこの茶臼小屋からの富士山は素晴らしくきれい。なだらかな稜線が気品を漂わせている。

翌朝、茶臼小屋から見た夜明け前の富士山

トイレ、水場は小屋から離れておりトイレは少し下る。水場も20メートルほと離れているが、天然水のため掛け流し状態。冷たくて美味い。

手前左右二ヶ所の缶ビール等が冷やされているのが水場。左奥の赤い屋根がトイレ棟。

食事はPM5時から。
有名なマグロの刺身が出てきた。この場所で食べることが出来るなんて贅沢の極みです。


夜は持参した梅酒を飲んで寝たが今日もなかなか寝付けなかった。

明日はゲートが閉まるまでに易老渡に着くことが出来るか(ゲートが閉まるのがPM5:00なので最悪でもPM4:30着)を考えると目が冴えてしまった。

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    一日目(易老渡〜聖平小屋編)  三日目(光岳登頂編)


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13.7.12〜14
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