焼 岳(2回目)

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一昨年、定年退職された大先輩Kさんがとうとう百名山完登達成の時を迎えます。
以前、約束していたとおり、その瞬間をお供させていただきました。

実はそのためもあって、夏休みには奥穂登山の後に下見を兼ねて焼岳登山を先に済ませておいたのでした。

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6:13焼岳登山口→7:43 長いハシゴ→8:10〜17 焼岳小屋→9:26〜10:14 焼岳山頂→12:21 中ノ湯コース登山口駐車場

合計時間 6時間8分(休憩時間含む)

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まいたびの毎日アルペン号バスのグリンカーを利用。新宿副都心から出発であるが集合場所がイマイチわかりづらかった。案内が少ないというか。Kさんも迷っていたくらいだし。
ちょっとしたハプニングがありながらもほぼ予定通りのPM11時過ぎに出発。

           副都心駐車場                           グリーンカー

途中、談合坂、諏訪湖SAにより真っ暗の中、平湯バスターミナルに到着。ここからは事前にもらっていた無料チケットを使って上高地入り。

今回は焼岳登山とあって手前の帝国ホテル前で下車。
外はひんやり寒い。
田代橋の袂で今日はいない同行者の作ったおにぎりを食べ、そしてトイレを済ませて5:57に出発。
田代橋からは茶色に色づいた穂高の山々が日の出を待ちわびている様子を見ることが出来た。

田代橋から見た穂高

先ずは一般車立入禁止の林道を進む。
朝もやと立ち枯れた木々がコラボした霞沢岳が美しい。

朝の霞沢岳

6:13 焼岳登山口通過。
ここからは樹林帯をだらだらと登る。Kさんとはいままでの山の思い出を話しながら進む。
今年は飯豊や薬師岳にも行かれたそう。
しかしKさん。定年退職したとは思えないほど健脚。我々もこの年になってもこのくらい健脚でありたい。

そうこうしているうちに細かなハシゴ群に差し掛かる。このあたりはなかなかの急登ではあるが、しっかりとした足取りで進む。

焼岳山頂を望みながら進む(7:31)

するとこのコース名物の長〜いハシゴ。
これも難なくクリア。

長いハシゴを登るKさん(7:49)

あとはつづら折りの登りをしばらく登り、少し下ると焼岳小屋。8:10到着。
ここで暫しの休憩。Kさんにはここから5分進むと絶景が見えますと言っておく。

8:17 焼岳小屋出発。
しばらく登ると右手には笠ヶ岳、後ろには穂高が見えるのであるが黙っておいた。
するとようやく自分でも気づき始め、びっくり感激している様子だった。自分も先日は同じ気持ちで、ただ、ただ圧倒されたのだった。

Kさんも案の定(笑)、展望場所でシャッターをたくさん切っていた。
ここからは一旦下ってまた登り。目の前には焼岳山頂を見ることが出来る。一見、近そうだけど意外と時間がかがるんだよなぁ。

展望場所より笠ヶ岳をアップ(8:28)

鞍部からは徐々に傾斜がきつくなる。Kさんはかなりペースアップ。団体さんを抜き、静かな山頂を味わいたかったらしい。

山頂へ向けての急登(8:43)


急登途中から見た槍穂(8:45)


急登を進む(8:51) 正面上のピークが山頂


山頂までもうひと踏ん張り!(9:08)

そのツケなのか後半はかなりバテてはいたようだった。しかしペースは安定。
するとようやく稜線上の中ノ湯コースとの合流点に到着。山頂は目の前。そこで自分はKさんを置いて一足早く山頂へ(笑)。
しかしそれは百名山完登の瞬間を動画撮影するためである。

中の湯コース合流点から見た槍穂&上高地(9:13)

9:26 焼岳(北峰)山頂到着。
山頂は人・人・人。とてもじゃないが山頂で静かに祝う雰囲気ではない。
するとゆっくりゆっくり最後の登りを噛み締めるようにKさんが現れた。
そしてそしてKさんも焼岳山頂到着。これをもって日本百名山完登である。Kさん手製の「完登
日本百名山」と書かれたのぼりを広げ記念撮影。

  Kさんと自分 バックは雲がかかってしまった槍穂                焼岳南峰

しばし完登の余韻に浸っていたが、とにかくスゴイ人の数。やっと座るスペースを見つけて、ご飯タイム。今日はお留守番の同行者が作ったおにぎりとウインナー、玉子焼き。それからKさんが用意していた冷えた缶ビール。正面に槍穂を見ながら乾杯する。

自分ではなくKさんの百名山完登とはいえ、その場に立ち会えて大変光栄です。おめでたいことに立ち会わせていただけるって本当にありがたいことだと思います(*^^)v

Kさんはゆっくりしたいようだか自分は今日、帰宅しなければならない。

申し訳ないのではあるがそんなことで下山にかかる。10:14出発。下山は中ノ湯コース経由。
ガレ場からつづら折りの急斜面を下りて行くが、が眼下には紅葉で色とりどりに変化した木々が段々と近づいてくる。

下山道は紅葉で凄そう(10:41)

近づくやいなやナナカマドの赤色が抜けるような濃青と相まって、今までに見たことのない言葉にならないほど素晴らしい光景が広がっているのである。
先に進むのが本当にもったいない。出来れば日が傾くまで、ここに留まりたい。本気でそう思った。

紅葉真っ盛りの下山道(10:52)


紅葉真っ盛りの下山道(10:58)


紅葉真っ盛りの下山道から上を見上げる(11:01)


紅葉真っ盛りの下山道から上を見上げる(11:10)

すれ違う山ガール数人からも声を掛けられ(そんなこともあるもんだ(笑))、皆さん、合言葉の如く「きれいですね〜」と言っていた。
いや〜ぁ。本当にきれいです!

紅葉真っ盛りの下山道(11:10)


紅葉真っ盛りの下山道から上を見る(11:16)


紅葉真っ盛りの下山道から上を見る(11:20)

そんなこんなでゆっくりゆっくり下山。

樹林帯に入ると中の湯温泉旅館までがとっても長く感じる。

12:21中ノ湯コース駐車場到着。

旅館へはさらにここから下ること約10分。

ようやく
中の湯温泉旅館に到着。
着いたら温泉に直行したのは言うまでもない。

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Kさん。百名山完登、お疲れ様でした〜。とにかく無事に終えることが出来てよかったです。

自分達はやっと半分を越えたところです。
まだまだですが、これからの半分はもう少し余裕を持ってもっともっと楽しみながら登りたいと思います。(でも休みが取れないとそれもなかなか難しいですが〜)

それから・・・・・・・焼岳の紅葉は最高です!!!!!
そのうち同行者も連れて来ようかと思います。

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13.10.6

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