長野県 木曽御嶽山
五連休のため渋滞が心配。自宅を前日の22:30に出発。首都高山手トンネル出口から渋滞。しかし高井戸辺りまで来るとそれも解消。ここからは順調に進む。
途中、諏訪湖SAでラーメンタイム。深夜の運転はやはり腹が減る。
岡谷JCT経由で伊那ICを下りる。国道361号線で権兵衛トンネルを抜け木曽に入る。国道19号に入り南下。木曽福島駅を過ぎ、元橋を右折。県道20号を進む。
3:00道の駅三岳着。ここで休憩(仮眠)。4:30に目を覚まし再び車を走らせる。
段々と夜が明けてくる。おんたけスキー場付近へ来ると下は木曽駒を筆頭に山々の絶景。上を見上げると御嶽山王滝山荘が見える。雰囲気が出て来たな〜。しかし同行者は横で爆睡(笑)。
5:30田の原駐車場到着。想像していたより沢山の車がすでに止まっていた。目の前には朝焼けに染まる木曽御嶽山が君臨していた。


荷造り、着替え、トイレ(チップ制)を済ませて6:00出発。標高2,180mのためか肌寒い。この御嶽山。山岳信仰の山としても有名で登山者の中には白装束の方々が何人もいらっしゃった。


最初はやや登っているような程度の楽な道。ハイキング感覚で目の前にそびえ立つ御嶽山を観ながら進む。


6:19。木で造られた階段が出現。まだまだ非常に歩きやすい。大江大権現を過ぎ、段々と登りの傾斜がきつくなってくる。
出発しておおよそ47分後。下界の景色がよい場所で水分補給休憩。太陽と雲と覆い重なるような山々のコラボレーションがとっても美しい。




7:20八合目到着。出発時にはあまり感じなかったが登山客がかなりいることに気づく。このころになると気温も上がってきて汗ばむほど。
またこのあたりからは岩場の道を登ることになる。岩場といってもきつい道ではなく富士山レベル。




八合目を過ぎると下界はずっと絶景。車を止めた田の原駐車場と回りに広がる中央アルプスの山々。登山のすごいことは車で行ける場所には到底かなわない絶景がいとも簡単に観れることである。




8:16九合目到着。かなり標高が高くなってきており(2,700m)無理をしようとすると息切れを起こす。なので富士登山で学んだ1秒1歩ペースでゆっくり登る。









8:44王滝頂上到着。この先へ行くには鳥居をくぐらないといけない。鳥居をくぐり向こう側へ出ると目の前には剣が峰が観える。瓦礫が折り重なったこんもりした山はなかなか迫力のあるのも。中腹には吹き出しがあり、温泉が湧いているのだろう。






八丁ダルミと呼ばれる平坦な道を歩いていると硫黄の香りがしてきた。同行者が何を思ったか「ここで温泉に浸かりたい〜」と言っていた。
さあ、ここからラストスパート。瓦礫道を登ってゆく。しかし木で階段を造っている箇所が多々あるため、比較的歩きやすい。それよりも息切れの方が心配。さすがに標高が高い。



とうとう剣が峰山頂へ向かう階段の下へ到着。


この階段を登ると山頂到着(9:24)。
予想通りに山頂からの景色は絶景!!見事である。日本最高地点にある二の池を眼下に焼岳、立山連峰〜北アルプスの山々。遠くには富士山まで観える。空も晴天。もう文句なしに素晴らしい!!
自然に感謝です。





この日の山頂はかなりの人で賑わっていた。我々は山頂の端で栄養補給。空は晴天であってもさすがに標高3,068m。汗が乾くと肌寒くなってくる。

9:54下山開始。しばらく進むと異変が・・・。下山しながら回りの景色を眺めていたら、ついつい小石を踏んでこけてしまった。すると持病?の坐骨神経痛が出てきてしまったの。右ひざ外部が見る見るうちに痛くなってきたのであった。しばらくは我慢できたが、王滝山頂を少し下ったあたりからは激痛へと変わる。同行者にストックを借りて何とか下りるが膝を曲げることが全く出来ない。当然スピードも上がらずなかなか進まない。っていうよりも痛くて歩けない。


それでも何とか下山することが出来た(田の原13:04着)。疲れたというよりも痛いっていうのが感想です。



この後はおんたけスキー場からしばらく下りたところにある「おんたけ高原温泉こもれびの湯」に立ち寄り坐骨神経痛を癒しました。久しぶりにガツンとさせられたお湯でした。すごいお湯です。

そしてそしてここからは長い帰路。笹子トンネルからずっと渋滞。嫌気がさしたので圏央道経由で帰りました。この判断はどうやら正解だったようです。



木曽御嶽山。九州の高千穂峰に非常によく似ている気がしました。またこの山を登る際にはそれほど難しいところはありませんが、高山病には注意した方がよいと思いました。思ったより息が切れました。

剣が峰山頂から観た360℃の大パノラマは他の山ではなかなか味わえないのではないかと思います。山好きにはたまらない名山を当たり前のように眺めることが出来るのですから。


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09.9.20