霧島、阿蘇の旅(中編)
新湯温泉新燃荘→阿蘇→地獄温泉

新湯温泉新燃荘を出発し、えびの高原方面へと向かう。空はうす曇といった程度で時折太陽も顔をのぞかせる。ちょうど宮崎県との県境付近で霧島連峰最高峰の韓国岳が右手に現れる。この山も威厳があるというかエネルギーに満ちているように感じた。

ここからは県道30号線(霧島バードライン)に入り、山を下る。時折、道幅の狭いところもあるが全舗装されており走りやすい。また下界に見える景色も素晴らしく、何度も車を止めて眺めてしまった。

えびのICから九州自動車道に入り北上。やっぱり空いている。熊本ICで下り国道57号線で阿蘇方面へ。大津町を過ぎるあたりから、清正公道、ミルクロードを走る。このミルクロードがすごい道である。ちょうど阿蘇外輪山の縁を走るため景色がすごい。阿蘇の山々の展望はもちろんのこと、カルデラ台地特有の凹凸の多い岩の間を抜けるような道である。この季節、台地全体が黄色に染まっており何とも言えない素晴らしい風景である。そんな景色の中を進むため速度を上げることは出来ない。ゆっくりゆっくりと進む。

まずはかぶと展望台で休憩。ここからの景色も素晴らしい。阿蘇の山々とスト〜んと切り立ったように見える外輪山の縁。そして下界の畑などなど。別次元にいるかのような感覚。また大観峰に匹敵するくらいの絶景。この場所は非常に風が強く寒かったが、しばらく佇んでいた。

そしてそして自分の大好きな場所。大観峰へ。ここは日本三大風景と名づけたい場所であるくらい好きである。この日も阿蘇の山々がはっきり見えるほど天気はよくなく、しばらく車の中で待つことにする。風が強いためそのうちによくなるだろうなんて甘い考えを持っていたがだめだった。仕方が無く車を降り展望台へと向かった。少しガスッていてもやっぱりこの風景は素晴らしい。ここへ来るといやなことを忘れさせてくれると同時にエネルギーをもらえそうな気がする。また車を降りた瞬間、ここの場のエネルギーで後ろに吹き飛ばされそうな感覚がある。後方を見ると大分県側の九重の山々もはっきり見える。なんてすごい場所なんだろう。結局、この大観峰周辺で約一時間もブラブラしてしまった。

ここからは本日の宿泊先である南阿蘇村の地獄温泉清風荘へと向かった。
07.12.24
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