・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
寺尾野温泉からは本日の宿泊先である由布院へ。でもその前にもう一湯。どうしても立ち寄りたい温泉がある。筌の口温泉山里の湯である。いろいろな方々のHP等でも、ものスゴイ炭酸泉と書かれており一度は訪問してみたかった。
山里の湯入口 山里の湯受付棟
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
駐車場横には木造の建物があり、ここで受付。
ここには男女別浴室があり入浴料一人500円と貸切の家族湯がある。
家族湯は50分で2千円。ちなみにここの極上湯を味わうには源泉に一番近い家族湯が一番らしい。何たって炭酸がものすごいようである。なので通常の日帰り入浴には全く興味なし(笑)。
受付のお姉さんに聞くと先客が入浴中で45分くらい待つとのこと。即答で「待ちます」と答えた。しかし、寺尾野温泉で不覚にも湯あたりしやがった(笑)同行者の回復を待つにはちょうどよい時間。車の中で待機する。
果たしてどんなスゴい炭酸泉なのか興味津々。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
やがて時間になるとお姉さんが呼びに来て下さった。今日は寒いから一時間いいですとのこと。ありがとうっす!
また、家族湯に案内していただきながら炭酸泉の注意を受ける(高濃度炭酸泉がゆえに窓の開け閉めなど)。
家族湯の前
自分の調査だと湯小屋は家族湯の真横。そうであれば確かにお湯は新鮮そのもの。
家族湯の前から見える源泉タンク?
まず、最初に言っておきたいがいい意味でものすごく衝撃を受けた温泉。
|
浴室
脱衣室は狭く、二人同時に着替えれば体が当たってしまうくらい。でも、お湯が良ければそんなことどうでもいい。
浴室を開けた瞬間、浴槽にこびりついた茶色い析出物が目に入る。その時点で既に心は狂喜乱舞。しかも浴槽縁からは掛け流されたお湯がドバドバと流れ落ちている。 |
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
浴槽
まずはお湯に浸かる。
なんじゃこりゃ(笑)
ここの炭酸は半端ではなくお湯に浸かって10秒もすると全身泡だらけ。あっという間に「炭酸人間」と化した。
あっという間に泡が付く あっという間に泡が付く
体感温度は39℃くらい。
お湯の投入量がかなりある。二人が入るといっぱいになりそうな浴槽に毎分20〜30リットルくらいと思われるのお湯が浴槽の中から注がれている。
手でお湯をすくって臭いを嗅ぐと鉄臭+炭酸臭はもちろんのこと鼻がツ〜ンとする刺激+何となく生臭さを感じた。
少しだけ湯口付近のお湯を口に含むと舌がビリビリとくる。炭酸が生きている!まるで市販の炭酸水を飲んだかのよう。そして後味は炭酸水を飲んだときのような苦味が出てくる。
また、肌に良いかもと思い、「息を止めながら」湯口付近の新鮮なお湯に顔を付けてみたが5秒もすると炭酸ガスのせいで鼻が強烈にツーンときてしまい付けていることが出来なくなる。もう一度言いますが全く吸い込むことをせずに「息を止めていて」この状態です。こりゃスゴい。
湯口をアップ 浴槽を真上から
泉質=含二酸化炭素-ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素塩・硫酸塩・塩化物泉
PH=6.3 泉温=38℃ 遊離炭酸=1080r
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
※やっぱりどうしても比較したくなって翌日に七里田温泉下ん湯を訪問したのでした\(^_^)(^_^)/。
巷の噂だとここの家族湯は七里田下ん湯に負けず劣らずの泡付きだとのことであるが、自分もそう思う。おまけに貸切風呂で浴槽の大きさのわりに湯量は多いので鮮度は抜群。「炭酸泉が攻撃してくる」。そんな言葉がピッタリ合うような気がする。
何だか全てがスゴい。ただただ圧巻!衝撃的です。温泉でこんな気持ちになったのは初めてかもしれない。
素晴らしい超極上湯だと思います!!
あまり比べてはいけないと思いますが、炭酸にいじめられたい時には山里の湯の家族湯。逆に炭酸で優しく包んで欲しい時には七里田温泉下ん湯かもしれません。でもどちらも素晴らしい極上湯であることに何ら変わりありません。
いうまでもなく、上がった後は炭酸効果で体の芯までポカポカ。お肌は毛穴奥の汚れまで取ってもらえたようできれいさっぱり。
満足感いっぱいで宿泊先の奥湯の郷へ向かったのであった。
山里の湯受付 一般入浴の男湯女湯
|