霧島、阿蘇の旅(後編)
地獄温泉→白川水源→幣立神宮→熊本空港
地獄温泉清風荘を後にし、一度は入ってみたい垂玉温泉を素通り(泣)。国道325号線を東へ進む。AM10時。白川水源到着。ここは日本名水百選にも選ばれ毎分60tもの水が絶えることなく湧き出ているところである。

車を下りしっかりと整備された遊歩道を進む。するとすでに水の流れる音が聞こえる。非常に気持ちがいい。しばらく進むと門があり、ここで100円を払い中へ入る。まず最初に思ったのが非常にマイナズイオンが多いこと。鼻奥がスーッとした。ここにある神社にお参りをした後、水源を観察。よく見ると底の砂が舞い上がるほど水が湧き出ている。これだけ見てもすごい量の水が湧き出ているのがわかる。水自体も非常に綺麗である。ここで柄杓を使って水の味見をしてみた。これは美味い!自分の大好きな富山県穴谷の霊水には及ばないがクラスターが相当細かいのだろう。舌に吸い込まれていくような感覚がある。しかし何だろう。水が美味しいのは確かであるが、この場所にいるだけで気持ちがいい。身体全体がす〜っとする。ここではペットボトルも売っており、この水を汲んで持ち帰る方々が多くいるらしい。自分も持ち帰ろうかとも思ったが飛行機の検査で足止めを食らうのがいやなので諦めた。

続いては今回どうしても行きたかった幣立神宮へと向かった。AM11時到着。想像していたよりも周りは簡素。お土産屋などは一軒もない。確かに観光ブックなどにもこの場所を記載しているものは見たことが無い。もしかするとあまり人に知られたくない場所なのかも知れないって勝手に思ってしまった。

ここは高天原神話の発祥の地とされ主祭神は神漏岐命・神漏美命(かむろぎのみこと・かむろみのみこと)であるらしい。この神は天照大御神よりかなり以前の神で人類の平和を願ってここに降臨された神なのだとのこと。天照大御神と言えば伊勢神宮。それより前の神だとのことでいったいどんな場所なんだろうって興味が湧いて仕方がなかった。

入口から奥へ進む。すでに凛とした空気が漂う。急な階段を登り社殿へ。二礼二拍手一礼。想像していたよりも規模は小さく拍子抜けした感もあるが伊勢神宮で感じたものとは違う。身体全体を冷たい空気がす〜っと通り抜けるような感覚。シャキっとする。何となく天岩戸神社で感じた感覚に似ている。言葉では表現しづらいが「濁りが全く無い」とでも表現しようか?ん〜。表現って難しい。確かにここに着いてからここを去るまでの間、見るもの全てにフィルターが全く掛かっておらず、クリアに見えたような気がする。でも何故か安心感にようなものもある。ここにいるといやな事を全てシャットアウトしてくれそうな。ここのエネルギーのようなものは相当だろう。今こうして文字を打っているが天目付近がジンジンしている。また来たい!!

PM0時幣立神宮出発。まだ帰りの飛行機まで時間もある。最後に阿蘇に山々を越えて大観峰に行くことにする。高森まで戻り、まずは草千里に向けて車を走らせる。やっぱり阿蘇の山々は迫力がある。気持ちのいいドライブである。実際に草千里に着いたものの駐車料金を払うのが馬鹿馬鹿しくなり、写真だけ撮って通過。中岳はあいかわらず噴煙を上げていた。今度は下り。米塚は何度みても人造物にしか見えない。

内牧温泉入口を過ぎ、PM2時30分に大観峰到着。ここで何と1時間半もの間。車の中で絶景を見ながらぼ〜っとしていた。ずっと見ていても全く飽きない風景もめずらしい。おかげ様で目に焼きついてます。
PM4時大観峰出発。帰りはまたまたミルクロードを通り、熊本空港へ。レンタカーを返却し帰りの飛行機を待つ。
PM18時45分発のJAL1816便にて羽田へと飛び立つ。羽田からはリムジンバスで帰る。非常に楽だ。座って帰れるし。

今回の旅。大自然や神々しいものに触れることが出来、非常に有意義にだったのはもちろんのことですが、色々な気づきのあった旅でした(何かは言えませんが(笑))。
07.12.24
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