愛媛県 石鎚山
今年のGWは記念すべきものとなりました。日本の全都道府県制覇です。恥ずかしながら愛媛と高知だけ未踏の地だったのです。今回、運よくJALスーパー先得で航空券を激安GET。せっかく四国へ行くのであれば。西日本最高峰の石鎚山へ登ってきました。

実は・・・・・。アクシデントが発生しました〜。愛用のデジカメが羽田空港で写真撮影をしようとした際に壊れてしまいました。色々と操作しても全く直らず。仕方なく今回は同行者の小型デジカメ(1万円)での撮影となりましたので画像があまりよくありません(泣)。
前日の最終便(JAL1471)にて松山入りし、ニッポンレンタカーでコルトを借りる。でもでもこの日は大変。検査所が激込みで搭乗が中々出来ない方々が非常に多かったこと。我々の便も35分遅れでのフライト及び到着となってしまった。そして松山市内にある「久米之癒」に立ち寄り湯。東道後温泉という名らしいが、源泉掛け流し浴槽であってもアルカリ性単純温泉の湯に、ほんのりと塩素臭が感じられ、たったと上がってしまった。巷では名湯と呼び声も聞こえるらしいが、泉質がアル単だけに塩素を加えたら、塩素泉??になってしまうのではないか。愛媛の方々も騙されてはいけません(笑)。
しかしどうやら愛媛県の条例で塩素投入を義務付けられているようですので仕方がないですね。


コンビニで遅〜い夕飯&明日の朝飯+水分を買いこみ、久万高原経由で石鎚スカイラインの入口駐車場に到着。時刻は既にAM1:00をまわっていた。途中、霧のすごい箇所がいくつかあり、明日の天気が心配になってきた。予報では晴れなのだが・・・・。
我々の車を含めて三台が止まっていた。ここにはトイレがあるため安心。AM7:00のスカイライン開門まで寝ることにする。しかしこの夜はなんて寒いことか。最初は持参した衣服を次々と着込んではみたが、それでも追い付かないほど寒い。仕方なく車のエンジンをかけて30分暖房をかけたら切る。また寒くなって寝られなくなったらエンジンをかけて暖房を。の繰り返しをした。
 

空は快晴。登山にはこれ以上ない天気。AM7:00とともにゲートが開かれる。左手に石鎚山の絶景を眺めながらのドライブ。群馬県妙義山にとっても似ている。威厳があるというか荒々しいというか・・・。そして約25分で土小屋到着(標高1,492m)。




駐車場は結構広い。100台くらいは置けそう。その駐車場からは石鎚山が間近に観える。思いの外、登山者は多くない。まだ5月1日で実質的にはGW初日。明日から混んでくるのだろうか。


AM7:36出発。AM7:41登山道から山道へ入る。とっても歩きやすい、あまり高低差のない道をのんびりと歩く。ハイキング〜っていう言葉が似合う。




AM8:06。土小屋から1.6km地点通過。


AM8:10。目の前にいきなり石鎚山が姿を現す。右端には弥山の石槌神社が今にも落ちそうに建っている。





AM8:54。山頂まで1km地点通過。ところどころ落石がいつ起こってもおかしくない場所を通過する。上を見ながらすばやく通過しないと危ない。


AM9:09。二の鎖手前の鳥居に到着。ここからの下界は絶景。瓶ガ森はもちろんのこと瀬戸内海が一望なのである。そして成蹴社コースも観ることができる。しばらく休んでいたい気もしたが、混まないうちに先へと急ぐ。すると二の鎖に到着。同行者は迷わず迂回コース選択。自分は鎖場へと向かう。


正直、想像していたよりも難易度が高い。鎖は太くて重く、自由が利かない。おまけに足をかける岩が思いの外なく、腕力だけで上がらなければいけない箇所があった。先を進む女性が「もう登れない〜」と泣きそうな顔をして言っていた。そこへ登場したのが下からすごいスピードで登って来た行者?さん。いいお年だと思うが、この方はすごい。「ナンマイダ〜。ナンマイダ〜」と叫びながら自分の倍のスピードで上がって行く。スパイダーマンかと思った(爆)。そして泣きそうな顔をしていた女性をいとも簡単に助けていたのであった。





二の鎖を登り終わると息切れがすごい。なかなか治まらないのも珍しい。しかも腕がパンパン。やはりここ一年で体重が10kgも増えたせいだろうか?それとも前日は少しの仮眠でほとんど寝ていないせいだろうか?いずれにしてもバテバテの身体に無理をさせる必要もない。ってなことで三の鎖は回避することにしたのであった。

迂回路は快適。鉄製の階段を上がればよいのである。


難なく弥山頂上に到着(AM9:52)。標高1,974mである。しかし本当の頂上はここではなく、すぐ先に観える鋭利な槍のような形をした山。「天狗岳」である。一休み後、出発。同行者は切り立った断崖絶壁を見てすぐに行かないと判断。自分一人でのトライとなった。自分は同行者に無理に勧めることはしない。行きたければ行く。怖いと思ったら行かない。山とはそういうものだと思っているからである。



この天狗岳までの道のり。弥山から観た天狗岳は非常に高度感があり怖そうに感じるが・・・・。一番怖いのはなんと一番最初の鎖場だけである。思いの外、高度感があり慎重に下りるしかない。あとは巷で言われている通り、ナイフのように切れ込んでいる尾根伝いを歩くのであるが、岩のグリップも良好。慎重に進めば、例え体力に自信のない方でも怪我をするような場所ではない。もっと言うと滑落なんてありえない。だって登山素人のじいさん、ばあさんも平気で登っていたくらいだから。












約15分で天狗岳山頂到着(標高1,982m)。ここは西日本最高峰。少し余韻に浸りたかったが。全く無理!(笑)。頂上で記念撮影するのに行列を作っているのである。頂上にいた時間は1分もなかっただろう。おまけに頂上はとっても狭い。


後ろのおっちゃんにシャッターを押してもらい、さっさと下山。う〜ん。あっけない〜。
この天狗岳の奥にも南尖峰(標高1,982m)があるが、同行者を待たせていることだし、戻ることにした。


下山は登りよりずっと楽。危なそうな箇所を把握してしまったため、ひょいひょいと進めた。弥山頂上付近には同行者が待っており、携帯電話で戻る自分の写真を撮ってもらった。










AM10:50下山開始。下山は当然ながら迂回路。下界を楽しみながらゆっくり進む。とってもとっても気持ちのいいハイキング。急ぐこともなく、初めての四国登山を満喫した。



途中、三の鎖にあるトイレによっただけで、ほとんど休憩をせず、しかしゆっくりペースで進む。PM0:38登山口到着。あ〜あ。もう終わっちゃった。

下山後も天気はよく、出発前にもう一度、石鎚山の姿を目に焼き付けてから出発した。この後はよさこい峠を右折。険しくて夜は危険な県道石鎚公園線経由でこの日の宿泊先である高知市内へ向かった。

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10.5.1