静岡県 赤石温泉 白樺荘
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椹島で同行者に電話してもらって急遽、宿泊することになりましたが、これが大当り!
一泊二食付きで7,000円を切る価格。しかも温泉が素晴らしい。

そんなことで温泉宿レポートをしたいと思います。

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荒川三山〜赤石岳の山旅を終え、無事に畑薙第一ダムの臨時駐車場に戻りました。
そこで下山届を書いていると千枚小屋〜椹島まで付かず離れずで行動が同じだった立川のおじさまから「白樺荘まで乗せて行きますよ」とのお言葉。
徒歩では40分くらいかかるため、そのご厚意をありがたく頂戴しました。本当にありがたい限りです。

あっという間に白樺荘に到着。おじさまは普通に立ち寄り入浴。我々はチェックイン。

それから行きのバスからずっと一緒だったひとり山旅のおねえさん。といっても我々よりもずっと若いけど。このおねえさんはこの日のまいたびバスで帰京するらしく、白樺荘からバスが発車する際には仲良くなった同行者と見えなくなるまで手を振り合っていた。

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チェックインは12時頃にはさせていただけた。本当はPM3時からなのに登山者には優しいのだろう。疲れ果て、しかも汚れた体には大変ありがたい。

ちなみにこの白樺荘。明るい時間は下山してきた方々でかなり賑わっている。






宿泊した部屋は「中岳」という部屋。布団敷きはセルフだがトイレも部屋にあり、しかもシャワートイレ付き。
テレビは山奥のためかBSのみであるが、空調は完備。
必要以上のものはないが山小屋に比べたら天国。ちなみにSBスマホはバッチリ通じた。
自分にとってはとっても快適であった。

<温泉>
男女別にほぼ左右対称の造りと思われる。
日帰り入浴も積極的に受け入れているようで脱衣所や浴室はもちろんきれい。またカランやシャワーも充実。シャンプーやボディソープもある。

  浴室手前にある井川出身「望月将悟氏」のコーナー               浴室前


   男湯脱衣所(100円入れて鍵返却時に戻るタイプ)

まずは「内湯」から。
かなり大きな浴槽。浴槽端一ヶ所から加温されたであろう源泉が掛け流されている(おそらく)。
また、浴槽内をくまなく歩くと吸い込み口と投入口が各々二ヶ所あり。なので掛け流しと循環の併用と思われる。確かに若干ではあるが塩素臭が感じられた。
しかししかし。質感は素晴らしくヌルヌルが半端ではない。
体にローションを塗っているように錯覚を起こしそう。
体感温度は40℃くらい。





「露天風呂」
この白樺荘で絶対に入っておくべき浴槽がこれ。
とにかく素晴らしい。
まずはロケーション。晴れれば正面には茶臼岳が一望。
お湯は一ヶ所から加温した源泉が掛け流されている。
浴槽内を調べると一ヶ所だけ吸引口と思われるものと吹き出し口とがある。しかし、浴槽の大きさに対して掛け流しの量が多いせいか理由は定かではないが、お湯を鼻に近づけると上品な硫黄臭を感じ取ることが出来る。塩素臭は全くと言っていいほど感じない。

またヌルヌルが内湯よりも強い。今まで入浴した温泉の中でもこれだけのヌルヌルはなかなかない。最上位クラスだと思う。
体感温度も39℃くらい。温度については湯口横に設置されている温度計を見てみるとどうやら40℃に合わせていたようだった。
外気がそれほど暑くもないため何時間でも浸かっていられそう。

露天風呂から見える山々


露天風呂から見える茶臼岳

またこの浴槽のお湯は時間によって鮮やかなグリーンになったり少しだけ白濁したり、透明になったり。
循環併用とは思えない素晴らしいお湯。

グリーン色に変化した露天風呂のお湯(夕方撮影)


やや青く変化した露天風呂のお湯(翌朝撮影)

この宿に滞在している間。ほとんど、この露天風呂にお世話になった。山旅後の最高のご褒美となった。

※分析表を見つけることは出来ませんでしたが、宿のHPによるとやはり単純硫黄泉。また源泉温度は低いため加温しているようです(宿の方に聞きました)。


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食事は夕食は18時から。朝食は7時30分から。
夕食は鹿刺が出たが臭みはなく美味しかった。生ビールもあり、いい意味で街の温泉となんら変わりない。
朝食は特別なものはないもののこれも美味かった。

              夕 食                                夕 食


              朝 食

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翌日はAM10時にチェックアウト。まいたびバスの発車時間である15時40分までの間は時間がたっぷりあるため大広間で休ませていただけた(もちろんフロントのおじさまに断って)。
ただし、温泉に入る場合には別途、入浴券を買う必要がある。ちなみに我々は入浴券を払って入浴させていただいた。また昼ごはんもこの白樺荘の食堂で注文が可能。快適にバス時間まで過ごすことが出来た。

大広間から見た茶臼岳

この白樺荘には登山目的でなくても宿泊&温泉目的だけでも来たくなる。
特に露天風呂のお湯とロケーションが素晴らしい温泉宿です。しかも、安い!

今後の山旅で椹島から入山した際には素通りせずに絶対に白樺荘に宿泊してから帰宅したいと思います。
そのまま帰るなんてもったいないもったいない(*^^)v

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15.8.13〜14(宿泊)
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