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利 尻 山

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昨年も9月に利尻山を登ったのであるが、あの時は曇りから雨へと。眺望を楽しむことが出来なかった。おまけに下山後は50年に一度と言われた大雨による避難勧告。宿泊先の雪国さんから公民館に逃げたのであった。

そして今年。山頂からの360度大絶景をどうしても見たくて1月には飛行機を予約したのであった。
今回の利尻・礼文の旅。幸いなことに一日目〜三日目までは晴れ予報。しかし最終四日目は台風18号の影響で一気に崩れる予報。

フェリーの欠航が心配になり三日目の宿泊先を礼文島から稚内に急遽、変更したのだった。

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ANA便で羽田から稚内へ。稚内では2,000円で宗谷岬などを巡ることが出来るバスを利用して道北観光(期間限定らしい)。

飛行機から見た稚内市内


利尻富士は雲をかぶっている


宗谷丘陵から見たサハリン


最果ての地とは思えないくらい賑やかな宗谷岬


宗谷岬の「日本最北端の地」標識と左奥に見えるサハリン


北防波堤ドーム

16:40発の最終便で利尻鴛泊へ。
波は穏やか。航海中も終始、利尻富士を見ながら。段々と近づく利尻富士は美しくもあり、また強さのようなものも感じた。


これから乗船するフェリー


フェリーから見た利尻富士


フェリーから見た利尻富士


フェリーから見た礼文島


まもなく鴛泊港に入港

利尻島では昨年もお世話になった旅館雪国さんに二泊。フェリーターミナルまで迎えに下さっているご主人の運転するワゴン車で宿へ。歩いても10分あれば着く距離。

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<行程時間>
北麓野営場(鴛泊コース登山口・標高220m) 5:24→甘露泉水 5:34→三合目(標高270m) 5:38→四合目(標高390m) 6:00→五合目(標高610m) 6:26→六合目(第一見晴台・標高760m) 6:44〜47→七合目(標高895m) 7:05→第二見晴台(標高1,120m) 7:34〜39→八合目(長官山・標高1,218m) 7:52→避難小屋 8:06→9合目(標高1,410m) 8:34→利尻山山頂 9:16(標高1,721m)

(登り行動時間 3時間52分 休憩時間等含む)


利尻山山頂(標高1,721m) 9:58→9合目(標高1,410m) 10:29〜50→避難小屋 11:05→八合目(長官山・標高1,218m) 11:15〜47→七合目(標高895m) 12:14→六合目(第一見晴台・標高760m) 12:28〜47→五合目(標高610m) 13:00→四合目(標高390m) 13:23→北麓野営場(鴛泊コース登山口・標高220m) 13:51

(下り行動時間 3時間57分 休憩時間含む)


(合計行動時間 7時間49分 休憩時間含む)


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宿泊先の旅館雪国さんは送迎サービス有り。AM5時に出発。
約10分程で北麓野営場に到着。ここにはシャワートイレ有り、ゴミ箱有りと至れり尽くせり。おまけに東屋も有り。
水場も有るが登山をするのならばここから数分の「甘露泉水」で汲むのがよい。

北麓野営場で雪国さんの朝食弁当(おかかと梅干のおにぎり2個とバナナ、魚肉ソーセージ、お茶)を食べて。
そして山中で携帯トイレを使用しなくても済むように、きれいなトイレで絞り出して・・・・(^□^)。

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5:24 北麓野営場出発。


             北麓野営場                        雪国さんの朝食弁当


             出発(5:24)                        甘露泉水への舗装路


舗装された道を約10分進むと甘露泉水に到着する。
ここで今日の水分を補給。美味しい水だし、しかも冷たい。自販機で水を買って入山するのは実にもったいない。ここで汲めばいいだけの話。



(5:34) 甘露泉水で2Lの水を汲む


(5:38) 三合目通過。道は歩きやすい。

甘露泉水からほんの少し歩いたところが「三合目」。
ちなみにここから6合目まではほぼ樹林帯。しかし、安全に整備されており危険箇所はなし。


(6:00) 四合目通過。広場になっており休憩場所にはGOOD。



(6:11) 相変わらず歩きやすい道


(6:20) 樹林帯の中。しかし白樺のトンネルが心地よい。そして道は整備されていて歩きやすい



「5合目」ようやく、このあたりで眼下に広がる海と礼文島の姿を木々の隙間から見ることが出来る。


(6:26) 五合目から見た眼下。利尻空港、そして礼文島が間近に。


(6:38) ようやく八合目の長官山が見えてきた。あそこまで行けば利尻山山頂を見ることが出来るぞ!


「6合目(第一展望台)」ここで一気に視界が開ける。眼下にはペシ岬と鴛泊の街。それから利尻空港とその奥には礼文島。そして利尻海峡へ目をやると北海道本島が。これはスゴい。学生時代に登った際に見た風景のだ!というよりもそれ以上かも。
ここでしばらく景色を堪能

(6:44) 六合目(第一見晴台)から見た礼文島。 近いね〜。 


六合目(第一見晴台)から見た鴛泊の街。ペシ岬もはっきりと。


六合目(第一見晴台)から見た利尻空港と礼文島



(6:47
) 六合目(第一見晴台)出発


(6:49) 六合目から少しだけ登ったところから見た礼文島

ここからは基本的には稜線を進む。後ろを振り返ると6合目で見た風景がさらに高度を上げているせいで視界が広くなる。素晴らしい。素晴らし過ぎる。

7:05 7合目通過。



(7:05) 北海道本島もよく見える


(7:29) 下を振り返る。ペシ岬もよく見える。

7:34 第二見晴台到着。
岩が集まるこの場所。ここからの眺望も素晴らしく、皆さん。休憩をされている。我々も例外ではなく眺望を堪能。テンションがどんどん上がる。


第二見晴台から見た礼文島


第二見晴台から見たペシ岬と利尻海峡


第二見晴台から見たノシャップ岬と宗谷岬


(7:40) 長官山山頂までもう少し


(7:48) 後ろを振り返り眼下を眺める

7:52 8合目(長官山山頂)到着。
ここに来るといきなり・・・・。
利尻山の山頂が目の前に現れるのであった。なんだろう。この光景。完璧!と言いたくなるくらいスゴい。これが見たかったんです。
学生時代に見た感激の光景が今、目の前にある。




長官山山頂から見た北海道本島


長官山山頂から見た礼文島


長官山山頂から見た利尻山山頂部



(8:01) 長官山山頂から避難小屋へ向かう途中に見た利尻山上部


(8:04) 長官山山頂から避難小屋へ向かう途中に見た崩落地帯


(8:05) 右に見えるのが避難小屋

8:06 避難小屋通過。
長官山からは眺望の良い稜線を進み、少しだけ下るとここに到着する。
何名かの不届き者が宿泊していた様子。この避難小屋は緊急時以外、宿泊禁止なのに。相変わらず規則を守れないヤツがいる。
ちなみに下山時にも明らかに泊まりだろうと思われるパーティー複数組ともすれ違った。

避難小屋からは熊笹の生えた道をしばらく登る。
すると足元は赤茶色した土砂に変わる。しかし、整備が行き届いており、ザレ場には丸太や土嚢で作った階段が設けられている。とにかく整備がスゴい。


(8:16) 上を見上げると利尻山山頂部が見える


(8:22) 歩きやすい階段までも


眼下には絶景。この後押しも味方して9合目に到着(8:34)
ここからが利尻山登山で最もキツい道。足場は大きな岩だったり急登だったり。初心者にはキツいとおもうが、たまに登山をやるレベルの方ならば大丈夫なはず。


(8:34) 9合目から見た利尻山山頂部と白く光る霜


(8:39) 少し難儀な道が現れる


(8:41) 下を見ると長官山山頂と赤い屋根画像(画像の左端)の避難小屋が見える


(8:41) 下を見ると長官山山頂と広い9合目が見える


(8:46)


(8:46) 姫沼と野塚方面を見る


(8:52)大きな岩群も


(8:55) 崩落地を通過。誰も何もしていないのに自然にパラパラと音を立てて崩れている。


(8:55) 崩落地を上から見る


(8:58) 沓形コースとの合流点


(9:01) 3mスリット通過。階段が設けられているので登りやすい。


3mスリットを上から見る


(9:04) この整備された急登を登り切れば山頂は目の前


ローソク岩の見える稜線に出ると山頂の祠までは目と鼻の先。


(9:12) 先の祠は山頂


山頂の祠とローソク岩


ローソク岩とその下に見えるのは仙法志の街

9:16 利尻山山頂(北峰)到着。標高1,719m(本当の山頂は南峰の1,721mであるが崩落の危険性があるため立ち入り禁止))。
360度海の大パノラマが広がる。


山頂の祠。下に見えるのは礼文島。

学生時代に見た山頂からの眺望よりもスゴい。
ここで雪国さんで作ってもらったおにぎりと持参したお湯で作ったコーヒー、紅茶を口にしながらこれ以上何を望むか?と言いたくなるような絶景を堪能したのであった。


山頂から見た鬼脇方面と北海道本島(近い〜)


山頂から見た本当の山頂(崩落危険のため立ち入り禁止)とローソク岩


山頂から見たローソク岩と西海岸?


山頂から見た沓形方面


山頂から見た礼文島方面


山頂から見た沓形方面


山頂から見た沓形コース方面


山頂から見た沓形コース方面

9:58  利尻山山頂出発。
下りは景色を楽しみながら下ろうと決めていたため、所々で大休憩をしながら進む。


(10:09)沓形コース合流点手前にて


(10:11) 崩落地の手前にて


(10:29) 9合目到着

中でも9合目と8合目長官山山頂ではかなり長い時間、休憩をした。しかも9合目で飛行機が欠航するかしないかの話題で仲良くなった単独のお兄ちゃんと山談義をしながら。
百名山完登を目指す彼はこの利尻山で89座と言っていた。あと少し。くれぐれも自分のように怪我をしないよう気をつけて!


(10:51)


(11:05) 赤い屋根の避難小屋が目の前


避難小屋内部


長官山山頂から利尻山山部を見る


長官山山頂から礼文島を見る

8合目の長官山山頂を過ぎると利尻山の山頂とはお別れ。
しかし、正面眼下には礼文島を見ながらの下山。今日はとっても大人しくて澄んだ海が印象的。台風が来たら一変するんだろうなぁ。

整備された歩きやすい道をズンズン進む。

眺望がなくなってしまう6合目より下へ進む前に6合目第一見晴台でゆっくりと眼下の風景を目に焼き付ける。また登りに来たとしてもこれだけの眺望を得られるかはわからないから。

ここから下は傾斜も緩くて楽。

6合目第一見晴台から見た礼文島


(13:00) 5合目通過


(13:23) 4合目通過

三合目下の甘露泉水で水を汲み、13:51に北麓野営場登山口到着。
かなりゆっくり下山したようだった。登りよりも下りの方が時間をかけているし(笑)

北麓野営場登山口到着。靴洗い場がありがたい。

大変ありがたい「靴洗い場」で靴に付いた土を落とし東屋にリュックを降ろし、雪国さんにお迎えのお願い電話をする。

お迎えが到着する間、待ちに待ったトイレに行き、余ったおにぎりを食べ、自販機でミルクコーヒーを買い、ゆっくりした。お迎えにはご主人が来てくださった。
宿へ到着するや否やお風呂に入り早速、仮眠をしたのであった。


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昨年は大変な思いをしての利尻山登山となりましたが、今年はこれ以上ないというくらいの素晴らしい天候に恵まれました。
また同行者の体調もこの日に限っては良好。苦しむこともなく眺望を楽しみながら登ることが出来ました。
本当にありがたいことです。

旅館雪国のご主人が「景色のいい利尻山に登ってしまうと二度と来ない人が多いんですよ」と
おっしゃっていましたが、我々に限って言えば、そんなことはないと思います。

登山道も安全に整備されており、水場も「甘露泉水」いう素晴らしいところもあります。天候さえ良ければ観光として登りたいと思います。なので利尻島や礼文島を訪れる際には必ず、サブザックと登山可能な靴、そしてレスキュー道具は持参したいと思っています。

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翌日は
礼文島に行きました。その時のレポートはこちらへ。

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礼文島レポはこちらへ






17.9.16

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