宮古島、沖縄本島の旅 一日目(自宅→宮古島)
今回はいつもの同行者と義母との三人での旅となりました。とりあえず片っ端から自分の好きな場所を回ることにしました。出発前日の天気予報だと台風13号が先島諸島に接近しているとのこと。非常に心配でしたが強行突入するしかありません。
羽田空港に着くと条件付のフライトとの情報。天候によっては那覇空港に緊急着陸するらしい。AM6:50。JTA21便で宮古島へ向けて羽田空港を離陸。上空は思ったほど荒れてはおらず快適だった。

AM9:50。那覇空港に着陸することなく、無事に宮古空港到着。これで宮古島は4回目の訪問。天候は曇り。今回の航路は宮古島の南側からの進入であったため東平安名崎や来間島を上空から見ることが出来た。曇っていても、やっぱり素晴らしい景色だった。

今回はオリックスレンタカー。当初は1,000ccクラスの車を予約しておいたが、空きがないとのことで急遽、ヴィッツに変更となった。料金は変わらないとのことなので承諾した。

まずは時計回りに宮古島を回ることにする。最初に漲水御獄を参拝。どうやら改修工事を行っているようで外観が綺麗になっていた。老朽化が激しかったようで仕方がないのだろう。しかしガジュマルの木で生い茂った少々暗い漲水御獄の雰囲気が好きであったのに、悲しいことにガジュマルの木が二本も切られていたのが残念だった。
 

続いて砂山ビーチへ。時折、弱い日差しが差す陽気。ここは裸足で歩いたほうが気持ちがいい。砂が細かくて足裏にフィットする感覚がある。ここでの一番好きな場面は砂山を登り、頂上に着いた瞬間である。肌色のサンゴと抜けるような青色に染まった海がいきなり目に飛び込んでくるのである。雲が多くてもやっぱり素晴らしい風景には変わりない。しかし晴天の時にはさらにすごい。深く澄んだブルーが上から下から視界全体を覆いつくすのである。(天気に恵まれた04/9の画像も載せたいと思います)
 
 

ここから池間大橋を渡り池間島へ。台風のせいでかなり海が荒れている。ここから見える荒れた海に浮かぶ大神島が印象的だった。島へ行くことを拒んでいるかのような雰囲気。

続いて西平安名崎へ。風がかなり強く、立っているのがやっと。景色を楽しむ余裕がだんだんと無くなってくる天候に変わってきている。しかしこの風。沖縄電力の風車が元気よく回っていた。また台風の影響で少々海が濁ってきているようだ。

久しぶりに雪塩製塩所をじっくりと見学。義母がとんでもない量のお土産を買っていた。自分は雪塩ソフトクリームを食べた。クリームに少量の雪塩を使用しているとのことであるが上品で美味い(350円)。何となく昨年よりも味が良くなっている気がした。

昼食は狩俣にあるすむばり食堂で。以前訪れた時とは違い、非常に混んでいた。自分と同行者は「タコ墨入りやきそば」を。義母は「タコ炒め定食」を注文。ここの名物はタコ料理で地元で取れたタコを使用しているらしい。普通のタコに比べてやわらかくで美味い。ちなみに義母はタコ炒めの美味さに感動していたようだ。自分も数年前、初めて食べた時には同じような感動があった。またタコ墨入りやきそばもめちゃめちゃ美味い。非常に濃厚で調味料にはおそらくそばつゆを使っていると思われる。

PM1:30。ここからは大神島を見ながら東平安名崎へと向かう。が、しかし風雨がだんだんと強まってきており、とてもじゃないが観光している場合ではない。とりあえず毎度おなじみのユートピアファームでマンゴーソフトクリーム(大)を食べる。これは凍らせたマンゴーとアイスクリームを混ぜているソフトクリームである。品の良いマンゴーの甘さが抜群で相変わらず美味い。一旦、宿泊先であるリゾートヴィラブリッサへと直行する。

このリゾートヴィラブリッサはコンドミニアムであり、造りは普通のマンションのよう。我々の宿泊した部屋は洋和室。広々としており非常に気に入った。また全ての部屋がオーシャンビューで景色は最高。しかしこの日は台風。波が高く、信じられないくらいの白波が立っている。大時化の海である。

このまま部屋にじっとしていても仕方が無い。日本最南端の源泉掛け流し温泉と思われる宮古島温泉へと向かう。ここのお湯は非常にしょっぱい。温度は熱くなくちょうどいい。おそらく40℃〜41℃くらいだろう。お湯の色は黄土色+茶色。昨年入浴した時と何も変わっていない。綺麗なカランとシャワーも健在。久しぶりの温泉のせいもあってか非常に心地よい。内湯にはジャグジーがあり身体をほぐしてくれる。露天風呂は細長くて温度は温め。何時間でも入っていられそう。しかし台風の影響で風雨が強く、露天風呂も影響を受けていた。顔に雨が当たって痛い。それでも気持ちよさが勝っていたのか、ほとんどの時間をここで過ごした。

もう我々の定番となったマックスバリューでの買出しを終え、今日を逃したらもう見ることのできないだろう場所。来間島の竜宮展望台へと車を走らせた。何と来間大橋にたもとには通行止めの掲示板。しかし無視して渡ってしまった。かなり風が強くて緊張したが、無事に渡ることが出来た。まあ、地元の方々は普通に車を走らせていたようだったが。この時はカメラを持参していかなかったため画像はないが、素晴らしい景色だった。宮古島の中でもここからの風景は非常にインパクトが強い。空がこれほどにも大きいものかと気づかされる場所である。またサンゴとコバルトブルーの海が絶妙にマッチしており圧倒される場所でもある。晴れていようが曇っていようが関係ない(04/9に撮影した画像を載せておきます)。そしてリゾートヴィラブリッサへ戻った。

夕飯は隣接しているブリーズベイマリーナの正面にある「琉球の風」という屋台村にて済ます。オリオンビールを皮切りにゴーヤチャンプルー、てびちのから揚げ、グルクンのから揚げ、もずく、沖縄そばを使った焼きそば等、沖縄料理を楽しんだ。想像していたよりも味が良くて驚いた。食後はコンサート?。この日は宮古島出身の歌手「下地暁」が来ることになっていた。非常にラッキー。実はこの下地さん。角松敏生とジョイントして何度も角松のコンサートに出演しており、我々には馴染みの方なのである。PM8:15スタート。宮古の民謡や自分の持ち歌等を披露してもらった。最後には「みんなで踊ろう」となったが自分は踊らなかった。この下地暁さん。CDで聞くよりも歌が上手い。っていうよりめちゃめちゃ上手い。自分の勝手な思い込みかもしれないが、本当に歌の上手い歌手というのはCDより生の方が上手く聞こえるのである。
コンサートが終わって、下地さんと10分くらいお話をさせてもらった。非常に腰の低い方で優しそうな方である。角松敏生とのデュエット曲である「風のあやぐ」を歌って欲しかったと勝手なことを言ったら、「言ってくれれば歌ったのに〜」とおっしゃっていた。最後にはツーショットで写真も撮らせていただいた。これからも応援させていただこうと思う。
それから下地さんが宮古島の民謡である「雨乞いの歌」を歌った瞬間、すごいゲリラ豪雨が降ってきたのであった。これにはさすがに驚いた。偶然とは思えない。


明日は沖縄本島に移動するが飛行機は飛ぶのだろうか?非常に心配ではあるが、何だかウキウキワクワクしている自分がいたのであった。心のどこかで「もう一日宮古島に滞在出来るかもしれない」という喜びから来るものだと思う。(08/9/11)
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