蔵 王 山

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警戒レベルが上がり、一時期は「一体いつになったら登頂出来るのだろう」と心配していましたが先日、馬の背を通るコースでなければ熊野岳への登頂が可能とのことになったので早速行ってきました。
前日は久しぶりに蔵王温泉「ろばた」さんに宿泊。
翌朝はロープウェイを使って楽チン登山をしてしまいました。

ちなみにこの日は全身が「硫黄臭くて」至福の登山となりました!

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地蔵山頂駅 8:57→ワサビ小屋跡 9:12→熊野岳山頂 9:33
登り時間(休憩時間含む) 36分

熊野岳山頂9:41→ワサビ小屋跡 10:00→地蔵山山頂 10:08→地蔵山頂駅 10:14
下り時間(休憩時間含む) 33分

合計時間(休憩時間を含む) 69分


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蔵王山麓駅からはロープウェイ2つを乗り継ぐ。
ロープウェイ運転開始時間は8時30分から。時間が余ってしまったと思いきや登山靴をキッチリ履いたりしているうちにすぐに運転開始時間になった。
しかしロープウェイは便利。こんなものを利用していると時折、「登山って何なんだろう」って思うこともある。
それからロープウェイから見えた「緑」の横倉の壁を見たのは初めてで変な感じがした。







樹氷高原駅で二つ目のロープウェイ乗り換え。サイズからしてゴンドラと呼ぶべきものなのだろうか。
約25分くらいの空中散歩の末。地蔵山頂駅到着。
懐かしい〜。大学時代。山形出身のヤツと蔵王で毎年のようにスキー合宿実施。この地蔵山頂から樹氷コースを通って一気に下まで下りたものです。

時間もないことなので。
8時57分 地蔵山頂駅出発。
お地蔵さんを横目に見ながら地蔵山の山頂を巻くルートを進む。やはり天気はよくなくて下は見えない。しかし道は整備されて歩きやすい。しかも木道のため自然へのダメージも少ない。

地蔵山頂駅出発(8:57)


木道を登る(8:59)


振り返って地蔵山頂駅を見る(9:02)


奥には熊野岳が見えてくる(9:05)


左手には森が(9:09)


蔵王らしい景色 目の前には熊野岳(9:10)

しばらく進み、地蔵岳ピークを踏むルートとの合流点(ワサビ小屋跡)に来ると・・・・。
絶景が待っていました!

目の前には茶色と緑のコントラストが見事な熊野岳。稜線には避難小屋らしきものも見える。

ワサビ小屋跡少し手前(9:11)

一旦、鞍部まで下り、熊野岳を登る。

しばらく進むと岩に「近道」と書かれた表示を発見。山頂に向かって直登するようで我々もそれに従って進む。

近道へ進む(9:18)

遠目で見ると険しそうだが取りついて見ると、いい塩梅に石が置かれているような状態になっていて登りやすい。

ここをほぼ直登する(9:21)


取り付くとこんな道(9:24)


下を見るとなかなかの絶景(9:26)

ちょっと息がハアハアしたと思ったら鳥居が視界に入ってきた。それは蔵王山神社の鳥居であった。

蔵王山神社到着(9:39)

この神社のすぐ横に熊野岳山頂標識がある。9時39分着。標高1841m。



山頂はかなり広くて野球が出来そう。
やはり入山規制されていたせいだろうか。山頂にいる人は少ない。
新潟からいらっしゃった百名山94座目の方。山口からいらっしゃった東北の山を登ろうと南下しているご夫婦。
人が少ないのでお互いに会話が成立する(笑)。



広い山頂付近からお釜方面を見る

ゆっくりしたいが今日はもう一座。吾妻山が残っている。
急いで下山開始。9時41分。

下りは熊野岳避難小屋経由で。しかし急にガスってきて視界がかなり悪くなる。なので出来るだけ早いロープウェイに乗ることだけを考えて下山。

山頂付近の立看板


立看板をアップ


山頂付近で一生懸命に咲くコマクサ


右前に見えるのは熊野岳避難小屋。これから左折して下る(9:45)


下ります(9:46)


下っているとガスが晴れて地蔵山が見えてきた(9:57)


地蔵山へ向かって(10:03)

そうは言っても地蔵岳のピークだけは踏んでおいた。

地蔵山山頂(10:08)

10時14分 地蔵山頂駅到着。
ロープウェイの係りの方に聞くと10時30分樹氷高原駅発の便には乗ることが出来そうとのこと。
急いだ甲斐があった。
※蔵王山麓駅⇔樹氷高原駅のロープウェイは15分おきの運行

地蔵山頂駅そばに鎮座するお地蔵さん

そんな急いだハイキングで下山後は休む暇もなく天元台へと向かったのであった。

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地蔵山頂駅に行ったのは大学の時以来です。その時はここから真っ白な樹氷コースを滑って下まで行ったものでした。今回は新緑の中を、しかも歩く。何だか不思議な感覚でした。まるで別の場所であるかのようにも思えました。

時間があれば、またもう少し天候が良ければゆっくりまったりするのが楽しかったのでしょうが。

文明の利器を使うことを条件で考えれば、ここは登山と言うよりはハイキング感覚で気持ち良く歩く事の出来る山かと思います。景色も素晴らしそう?です。

東北旅行のついでにサクッとハイキング。なんていうのもよいかもしれません。自分もぜひ、そうしたいと思います。

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15.7.5
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