鹿児島県 湯泊温泉
………………………………………………………………………………………………………

宮之浦岳登山の予備日。
屋久島上陸当日に訪れた
平内海中温泉のすぐそばにある湯泊温泉にも行ってきました

宿泊した永田浜の「民宿いなかはま」さんからは西部林道を進んだ。
※いなかはまの御主人には翌朝にもウミガメを見るためにお世話になってしまいました。本当に優しい方です。もちろん宿自体も料理も美味しいし部屋もきれい。ぜひおすすめしたいお宿です。

この西部林道はなんと世界遺産の区域内を通るのである。そのためヤクジカやヤクサルが普通にいる。そのため事故らないように少し緊張しながらゆっくりと進む。もちろん「退け」と言わんばかりのクラクションなんて鳴らしたらダメ〜(笑)。特にサルは道路の真ん中に居座ってなかなか退かない。サル(おやじのダジャレ)まで待つしかない。
そもそも先住民は彼らだからね〜。

本物のサファリパークのようでとっても楽しかったです(*^^)v。


………………………………………………………………………………………………………


湯泊温泉への道案内は意外とわかりづらく、草むらの影に隠れていたため一度通り過ぎてしまった。

ここ湯泊温泉は海沿いにある温泉。平内海中温泉同様に協力金箱があり、そこに1人/100円を入れる仕組み。
当初は1つの浴槽を男女別に間仕切りしているだけの一般浴槽に入ろうとしていたが、この温泉の入口で経営している「はまゆ」の御主人が「今なら奥の浴槽を貸し切りで入っても大丈夫ですよ」と教えて下さったため、お言葉に甘えさせていただく。

              協力金入れ                        簾で隠された一般浴槽


              この道の先を右へ                    一番奥に浴槽が・・・・

堤防沿いの道をしばらく進むと海辺に丸い浴槽があるのが視界に入ってくる。それが究極の浴槽。この光景に胸は高鳴る(*^^)v。
もちろん着替える場所はなく岩陰で(笑)。同行者は湯浴み着に着替える。


浴槽は楕円形で湯底から湧いている様子。これまた足元湧出。湯底からポコポコと静かにお湯が湧き出ている様子。苔のような海藻?が浴槽にこびりついて滑るのはご愛嬌。
無色透明のきれいなお湯。無味無臭で若干の温泉臭を感じる程度のあまり特徴のないお湯。体感温度は37℃くらいだろうか。平内同様、この場所で全くしょっぱくないのがまた不思議。
しかし、この温泉のスゴいところは目の前の大海原を眺めながら入浴することが出来るのである。
ぬるめのお湯とこの景色。あまりに気持ち良くってかなり長湯をしてしまった。






湯から上がり、地元のおじさま&はまゆの御主人と話をさせていただいたが、この時期はホタルが飛んでいて、晴れた日の深夜になると何と天の川が見えるとのこと。
もし時間が許されるのであれば深夜にお邪魔したかったが、ウミガメを見たかったりので(笑)。それは叶わなかった。
一般用の浴槽への入浴を含めて次回のお楽しみにしておこうかな。

なお、一般の浴槽は我々がいたときも地元の方々や観光客が入っており、貸し切り状態になることはなかった。


泉質=単純温泉
泉温=37.2℃ PH=8.2 源泉名=湯泊温泉

………………………………………………………………………………………………………

総合的に考えて今まで入湯した温泉の中でもかなり上位にくる温泉です。
何故だか妙に落ち着きました。天候が良かったのが影響したのかもしれませんが、それにしてもこんなにゆったりした気持ちで野湯に入ったのも久しぶりです。
個人的に合っている場なのかもしれないって思いました。

宮之浦岳登山も無事に終えた安堵感と混ざり合って想い出に残る素晴らしい湯浴みとなりました。

※ここ湯泊温泉のルールを書きます。
手前の男女別に仕切られている浴槽について。
水着は不可。女性は湯浴み着を着用するのはOKらしいが、地元のおばさんの何人かはダメというらしいので、その際にはその方々の指示に従うように。
奥の我々の入った浴槽については水着OK。
これらは入浴されていた地元のおじさまに聞きました。

………………………………………………………………………………………………………



                     TOP   入湯リスト



15.5.5(立ち寄り入浴)
………………………………………………………………………………………………………