剣 山
大阪以西の日本百名山はこれで屋久島の宮之浦岳と徳島の剣山に二座になりました。そうとなると徳島の剣山にはとりあえずは行っておきたい。そう思うようになりました。この一座だけ最後まで残してしまいそうな気がして・・・・。

GWに入る一週間前に急遽、そんな思いで宿を何とか確保し奈良県の洞川温泉から徳島へと向かいました。宿は剣山の玄関口、脇町のビジネスホテルです。

せっかく脇町にまで来たのならば、本場の「うだつ」を見ておかないといけません。しっかりと見てきました。

          うだつの町並み                        うだつの町並み


          麦だんご(あん入り)                      麦だんご(あん入り)

それから時間があったので国道492号線を少しだけ南下してみました。ここでパワースポット?を発見。「その筋の御方」は何とおっしゃるか、わかりませんが、その場所に立ってみるとものすごいパワーのようなものを感じました。マイナスイオンも相当の量がありそうです。とっても気持ちが良かったのと凛とした空気を感じました。おかげさまで身体がシャキッとしました。

閑定の滝

また当然、素泊まりのため夕食は近くのスーバーで買ってきました。地元食材を買い漁るのって楽しいものです。

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AM3:30起床。
何と今日は剣山に登って名古屋まで戻ってレンタカーを返して自宅に戻るという、超強行軍。新幹線のぞみ号は最終を予約してあるものの、渋滞に巻き込まれないように早めの行動をとらないと。

AM4:00に宿泊先のビジネスホテル出発。外は暗い。近くのコンビニで食料を買い、再度出発。貞光経由で国道438号線に入る。やはり四国の国道。いきなり道幅が狭い。外は暗いし街灯はないしで運転にかなりの神経を使う。ところによってはすれ違いままならない箇所もあり。そんな道を一時間以上も走り続ける。

AM5:30少し前に剣山リフト見ノ越駅到着。意外と多くの車が止まっていた。ちなみにリフトの営業時間はGWは8:30からのよう。あまりに遅い時間なので(笑)当然、リフトは使用せず。往復1,800円も浮くし一石二鳥かな。

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剣山リフト見ノ越駅出発(AM5:36)→剣山神社通過(AM5:40)→西島駅通過(AM6:23)→頂上ヒュッテ通過(AM6:54)→剣山山頂(AM7:02〜AM7:16)→頂上ヒュッテで休憩(AM7:23〜AM7:33)→西島駅通過(AM7:51)→剣山リフト見ノ越駅到着(AM8:20)

合計時間 2時間44分(休憩時間含む)

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駅の水洗トイレを拝借し、AM5:36に剣山リフト見ノ越駅出発。

剣山登山口は剣神社階段から。足慣らし程度の階段を登り、剣神社で入山のあいさつ。
登山道は神社横からスタート。

最初から整備された歩きやすい道。高尾山に登っているかのよう。初心者には最適!


     剣山リフト乗り場兼駐車場(AM5:36)               剣神社階段下(AM5:38)


          剣山神社(AM5:40)                     緩やかな登山道(AM5:50)


        西島駅まであと少し(AM6:19)               西島駅まであと少し(AM6:19)

リフト終着点の西島駅近くに差し掛かると頂上付近に建つ雲海荘が見える。
意外と近くに見えて、もう少しで着きそうな感覚にもなる。

AM6:23。西島駅通過。このあたりまで来ると下界の景色が一気に開ける。絶景にうっとり。


西島駅付近から見た下界(AM6:23)


登山道から見た下界(AM6:27)

西島駅からの道も高尾山レベル。快適に進む。辛いとか苦しいとかという言葉は全くいらない。ただ、ただ気持ちがいい。

相変わらず、下界は絶景。後ろを振り返る回数が一段と増える。


刀掛の松到着(右の道は大剣神社へ 左の道は頂上へ) (AM6:38)


登山道から東方面を望む(AM6:42)


頂上近くの登山道(AM6:50)


          剣山本宮鳥居通過(AM6:53)                      剣山本宮拝殿


        頂上ヒュッテ通過(AM6:54)                 山頂までもう少し(AM6:56)


奥のひとだかりが頂上(AM7:00)

AM7:02。剣山山頂到着。標高1,955m。360度の絶景です!!
一昨日の奈良の各山の時とは違って雲ひとつない抜けるような青空。周りの山々は岩でゴツゴツとしたものではなく、みんな草木で覆われており、何となく優しい感覚にもなる。

スケールは日本アルプスには及ばないものの、見通しはバツグン。とっても気持ちのいい場。


剣山山頂の様子(右奥が次郎笈)


山頂から次郎笈をアップ


山頂より丸笹山方面を望む


山頂より南方面を望む


山頂より次郎笈方面を望む


山頂より一ノ森方面を望む


山頂より頂上ヒュッテ方面(来た道)を望む

しかしやはり山頂付近は風は吹きざらし。あっという間に体温が奪われる。この絶景にうっとりしていたいが、時間もないし、寒いしで・・・・・。

AM7:16下山開始。

山頂を振り返る


頂上ヒュッテと連なる山々(AM7:23)


頂上ヒュッテと剣山本宮裏の岩(AM7:23)

頂上ヒュッテの前で朝食タイム&トイレ休憩をしたが、この頂上ヒュッテは出来れば一度は泊まってみたいとおもったのであった。中を覗いてみると意外ときれいだったことと天気に恵まれればご来光が拝めるはずであること。そしてナンとお風呂があること(驚)。
自宅からは遠く、アクセスが大変なため再訪出来るかはわからないが、もし機会があればぜひとも。

       刀掛の松付近の道(AM7:40)                リフトと交差する箇所(AM8:09)

下りはいつものようにタッタと下山。景色を楽しむこともなく・・・・・(笑)
でも時折、視界に入ってくる下山の風景は素晴らしく、また美しい。頂上に無事に到達出来た安堵感とが重なって、強行軍で徳島まで来た甲斐があったと心から思える瞬間でもあった。

AM8:20見ノ越駅着。
(剣神社へのあいさつも忘れずにしました!)

この後はレンタカー返却場所の名古屋駅へまっしぐら。のはずであったが、もう一座。楽ちん登山をして帰りました。

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リフトを使っての楽チン登山も魅力的ですが、今回は下から登ってよかったと思います。達成感がプラスされたと感じています。

リフト西島駅を過ぎ、しばらく登ったところから見た絶景が今も頭から離れません。連なる山々が逆光と相まって少し霞がかっている光景は「美しい」のひとことです。

まただだっ広い山頂から見た景色も素晴らしく、黄緑色の絨毯を敷き詰めたような「カレー牛」ではなくって(笑)「ジロウギュウ」がとっても優雅で是非とも縦走してみたい。そんな気分になりました。
もう少し時間があればきっとそうしただろうにって思います。

剣山自体の標高は高くありませんが回りの山々も高くないため見通しは抜群です。

大自然は四国を去る前に素晴らしいプレゼントを下さいました。
空はピーカンでしたし\(^_^)(^_^)/。


とっても思い出深い登山となりました。




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13.5.5