富山県 立山〜剱岳(三日目)

9月25日AM4:30起床。
この時間。ほとんどの方が起きている。っていうよりも朝食を弁当に切り替えて出発されている方もちらほら。

AM5:00 朝食。
玉子焼きが甘くて美味い。ご飯をおかわりしました。


朝食を終えて外に出るとちょうど日の出。空は昨日同様に快晴。するとモルゲンロートの剱が出現。この赤く染まった剱岳がとってもス・テ・キ。ものすごいパワーを感じる。圧巻である。とってもとっても素晴らしい!!肉体的・精神的に剱岳登頂が難しい方々は剱澤小屋に宿泊して、この景色を見るだけでも十分満足出来ると思う。だってあの剱岳が手に取れるほど近くに感じるのだから。

剱澤小屋から観た朝陽を浴びる剱岳

AM6:22 剱澤小屋出発。
帰り際にあの有名なご主人に挨拶をしたが、笑顔がとってもチャーミングな方だった。
ここからは背中に剱のパワーを感じながら、剱御前小屋(別山乗越)へ向けて登る。快晴の空の下。剱岳登頂の達成感と安堵感とが入れ混じって、とっても気持ちのいい山歩き。右手に雪渓を見ながら登り切ると剱御前小屋(別山乗越)に到着する。AM7:01。

剱澤から別山乗越へ向けての登り


剱御前小屋までもう少し

ここからの景色もすごい。すご過ぎる〜。北には剱〜後立山連峰。南に目をやると富山湾〜室堂高原・雷鳥沢〜薬師岳・黒部五郎岳〜立山と大パノラマ。風は冷たく、すぐに寒くなるがそれでもこの景色を堪能したい気持ちが勝ってしまう。
約10分の休憩の後、出発。ここからは雷鳥沢まで下り。いつものように当然、同行者のペースが上がる。後ろから追いつかれることはなく、次々と前を進む方々を抜いて行く。景色を堪能するようなそぶりも見せず、早く下ることを楽しんでいるかのように。面白いやつだ〜(笑)。

御前小屋から観た剱岳


剱御前小屋から観た富山湾方面


剱御前小屋から観た室堂方面


剱御前小屋から観た薬師岳とその奥の黒部五郎岳


下山途中で観た雷鳥沢と地獄谷

AM7:57 雷鳥沢キャンプ場到着。
かなりの数のテントが立っている。ここは室堂バスターミナルから近いし、立山を真上に拝めるから人気があるのかなぁ。実はここからが登り返しなのである。たいした距離ではないが、結構堪える。こんな場合は急いでも仕方がないので景色をゆっくり楽しみながら進む。地獄谷やみくりが池。室堂から見える山々を見ながらの散歩。とっても気持ちがいい。時折、硫黄臭が立ち込めてきて「みくりが池温泉」に入りたいって何度も思ったが、この後の予定を考えるとゆっくりもしていられないのであった。そんなことで泣く泣く前に進む。温泉ファンにとってこれほどつらいことはない(笑) 。

雷鳥沢から観た立山連峰


室堂方向から剱御前小屋方面を望む


リンドウ池と地獄谷


みくりが池に映る逆さ立山

AM9:05  室堂高原バスターミナル到着。
ここからは待つこともなく、AM9:20発のバスの乗り、美女平からはAM10:10発のケーブルカーに乗り、無事に立山駅に到着。

その後は上市町にある「穴谷の霊泉」へ行き、自宅の飲料水を汲む。思いのほか、空いていたので予定より早く事が済んだ。

なので魚津にある金太郎温泉へ行き、疲れを癒す。何処にでもある日帰り温泉施設のような造り。源泉使用の内湯が二つ。露天も二つある。温度はやや熱めの42℃〜43℃くらいだろうか。肝心のお湯は硫黄臭のするやや白濁の湯。良質のお湯なのは間違いないが、飲泉するとメチャクチャしょっぱい。一気に血圧が上がりそう(笑)。ただ、老人が多かったことを考えると効能は確かなのかもしれない。


この後は黒部ICから北陸道に入り、帰宅。途中、渋滞があったためPM9:00到着。

本格的に登山を始めて二年と少し。とうとう剱岳に登ることが出来ました。雪に歓迎?されましたが山頂アタック当日は快晴。神さまも粋なことをして下さいました(笑)。

細かいことは言いません。とにかくここまで無事に登らせていただいたことに。そして素晴らしい体験をさせていただけたことに心から感謝いたします(*^^)v。




                     TOP    登山リスト 




11.9.23〜25