谷 川 岳(二回目)

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最近、同行者の体調があまり良くないこともあって一人で登山に行ってきました。体が鈍ってしまうのが怖くて・・・・。百名山を登り始めて以来、初めてのことです。
しかし、自分一人で一歩(一座)進んではいけない。そんな思いもあり、今まで登ったことのある谷川岳へ登ってきました。


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天神平 9:06→熊穴沢避難小屋 9:33→肩の小屋 10:33〜36→トマノ耳 10:41→オキノ耳 10:53
登り時間(休憩時間を含む) 1時間47分

オキノ耳 11:06→トマノ耳 11:15→肩の小屋 11:19〜27→熊穴沢避難小屋 12:05→天神平 12:29
下り時間(休憩時間を含む) 1時間23分

総合計時間(休憩時間を含む) 3時間23分


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高崎線の普通列車を乗り継ぎ、水上駅へ着いたのは午前8時過ぎ。そう言えばここへくる道中、同行者に作ってもらったおにぎりを二つ食べてお腹も万全にしておいたのだった。

水上駅からは関越バスで約20分。標高746mの谷川岳ロープウェイ土合口駅へ。
そしてここからは文明の利器を使って一気に標高1319mの天神平へと上がる。この時期、紅葉の一番きれいな箇所はロープウェイに乗っている間に通る箇所。標高で言えば1000mくらい。色づいた葉っぱ達が朝陽に照らされ輝いているように見えた。

ロープウェイから見た紅葉

天神平に着いたものの意外と温かい。寒くないなんてちょっと拍子抜け。歩く前からウインドシェルを着るのを止める。

ここ天神平から見る存在感たっぷりの白毛門がとっても美しい。

天神平から見た存在感たっぷりの白毛門

9:06 天神平出発。
前回登った時とは打って変わってすでに双耳峰の谷川岳山頂を肉眼ではっきりと捕らえることが出来る。

天神平出発(9:06) 奥に見えるのは双耳峰の谷川岳山頂

最初から歩きやすい木道。こんなに簡単だったっけ?
申し訳ないくらい快適に進む。今日は雲がほとんどない青い空。凛とした空気と相まってとっても気持ちがいい。

谷川岳山頂を見ながら木道を進む(9:18)

登山客はなかなか多い様子。装備を見ると家族連れや初心者っぽい方が大半。

途中見えた絶景(9:23) 山の名前がわからない(笑)

リフトからの合流点を過ぎ、しばらく緩やかな登りを進むと赤いトタンで出来た熊穴避難小屋に着く(9:33)。
ここはトイレもないため雨を凌いだりお弁当を食べたりする場所だろう。

自分はまだ休憩するほど歩いていないのでそのまま通過。

ここからは稜線沿いの気持ちのいい道へと出る。

傾斜のキツい箇所やがれ場のような場所には鎖やロープが備え付けられている。
しかしこれらを使わなくても十分に登ることは可能。
正直、ロープに頼るとかえって危険かも。

意外と人が多くて人気なんだなぁ(9:42)

またところによっては渋滞仕掛かる箇所もあったが順調に、いつもよりもハイペースで進む(今日は自分ひとりだから)。

登り中に見た下界(9:49)


登り中に見た下界(9:49) (歩いてきた尾根を見る)


登り中に見た下界(9:49)

息を整えるついでに立ち止まると時折、下界には赤城山や榛名山を望むことが出来る。
今日は本当に気持ちのいい登山日和。

やはり登山客が多いため、休憩しようと思う箇所はみんな一緒。混んでいてリュックを降ろしてゆっくり休憩なんてことが出来ない。
なのでちょっとした道の端で水分補給やら行動食を摂るやらするしかない。

気持ちのいい稜線を進む(10:02)

またこの登山道も木道がかなり整備されており、山頂に近づくに連れて楽になっていく。

10:33 肩の小屋に到着。
やはりたくさんの方が休憩されていた。
しかもここにはこのコース唯一のトイレもあるためもあって混んでいるのだろう。

肩の小屋到着(10:33)

自分は行動食と水分だけ口にしてスタート。


トマノ耳に向かって最後の登り 先端がトマノ耳山頂(10:38)

緩やかな登りを進むとあっという間に三角点のある山頂。トマノ耳に到着する。10:41着。
以前、登った時と同様。標識写真を撮るのも行列。

トマノ耳山頂標識と三角点

一通り撮影を済ませたら最高峰のオキノ耳へ。

見た目は急峻な登りのように思えるが、取り付いてみると全くその様子はない。
初心者でもOK。

トマノ耳→オキノ耳へ向かって 前のピークはオキノ耳山頂

10:51オキノ耳山頂到着。
ここもたくさんの人。
ゆっくりとご飯を食べる余裕はなんとなくなさそう。

正面に見える白毛門〜赤城山〜万太郎山〜一ノ倉岳などなど。
360℃の大パノラマである。

しばらく絶景を眺めてはいたがあとからあとからハイカーが増える増える。
そんなことでここオキノ耳山頂での食事は避けて肩の小屋まで下ることにする。譲り合い譲り合い(笑)。


人が去り、ようやく写真撮影することが出来た標識


オキノ耳から一ノ倉岳方面を見る


オキノ耳から見た万太郎山方面


オキノ耳から見たトマノ耳


オキノ耳から見た白毛門

肩の小屋に着いてもたくさんのハイカー。
同行者が作ってくれたおにぎりの残りを立ち食い。ゆっくり座るスペースもあまりない。
やっぱり人気の山なんだね〜。

そんなことで腹ごしらえをしたら下山開始。

肩の小屋出発(11:27)

下りはあっという間。やはり初心者向きの山のようで下りの岩場にはかなり苦労されている方がたくさんいた。
確かに意外と滑る。

気持ちのいい下山(11:31)


気持ちのいい下山(11:42)

稜線上から見える絶景を見ながらの下山は楽しい。
ゆっくり進んでいるつもりでもついつい早く進んでしまう。

天神平手前から見た双耳峰の谷川岳(12:21)

肩の小屋から約一時間。12:29に天神平に到着。

ここ天神平にはたくさんの観光客が。
少しだけゆっくりしてから下りようとも考えてはいたがロープウェイにも行列がついている。
明日は会社だしそのまま下りるか。

ロープウェイ土合口駅からは関越バスで水上駅へ。
そして普通列車で帰宅。
まだ明るい時間に家に着いたのはよかった。

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今回、谷川岳登山は二回目。
西黒尾根から登ることも考えましたが日帰りかつ電車・バスで行くとなると登り開始時間が遅くなるため諦めました。

しかし、数年前。まだ本格的な登山をし始めた頃に登ったコースと全く同じコースを歩くのもいいものです。
自分がどれだけ上達したかがよくわかりました。
でも体力はやっぱり落ちています(笑)。年齢には勝てない・・・・。


同行者の体調も戻ったことなので以前、予定していた通り、東北の山へ行きたいと思います(雪が降らなければいいなぁ)。

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14.10.26
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