岐阜県 新穂高温泉 深山荘
槍ヶ岳登山を終えた身体は頭のてっぺんから足のまでベトベト。早くお風呂に入りたい一心で無料駐車場の前にある深山荘へ向かった。ここは以前も訪れたことがあったが、ボイラーが壊れただとかの理由で日帰り入浴を断られた経験がある。


蒲田川に架けられたつり橋を渡ると深山荘。早速、受付で入浴料1,400円(二人分)を払う。内湯と露天を利用する場合はこの金額であるが、露天のみの場合は一人500円らしい。しかし露天にはカランやシャワーもなく、頭は洗えない。


内湯は階段で半地下(玄関は1.5階部分にある)まで下がると男女別の浴室がある。

浴室もきれいにされていて、好感が持てる。


浴槽は二つに分かれており、奥が熱め、手前がやや温めの浴槽。奥の浴槽には毎分数十リットルだろうか、かなりのお湯が掛け流しで注がれている(落されている)。
その浴槽は木製。風情の感じられるなかなかGOODな浴槽。掛け湯を入念に行い、湯船に身体を沈める。
無色透明の何の特徴もない単純泉。しかしこの何の特徴もないのが、今の自分には心地よく感じる。疲れた身体には刺激の少ない方がよい場合もある。名湯と呼ばれる温泉には単純泉が多いのも頷ける。体感温度は41℃くらいだろうか。お湯の匂いを嗅ぐとほんの少しの石膏臭が鼻を通る。登山で火照った身体に長湯はきついが「すっきりさっぱりあっさり」のとってもいいお湯である。癖のない白米のようなお湯とでも表現するのがわかりやすいかもしれない。

カラン・シャワー、そしてシャンプーも備え付けられている。

上がると汗が全然ひかない。露天風呂にも入ろうとしたが、暑くて暑くて今回は回避した。

ちなみに露天は三つあり、男湯、女湯、混浴。

蒲田川に足でも浸けようかとも考えたが、クーラーの風に当たりたい一心で車に戻った。




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10.8.8(立ち寄り)