鹿児島県 紫尾温泉 旅籠しび荘
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屋久島から九州本島に戻りましたが、帰京する飛行機まではかなり時間があります(余らせました)。
せっかく鹿児島まで来たのならば温泉巡りをしてから帰りたいもの。

以前からずっと恋い焦がれていた紫尾温泉のしび荘さんにお邪魔いたしました。ここにはぬるめの自家源泉が自噴しているとのことで絶対に立ち寄りたかった温泉でした。
それとリンクを貼らせていただいているK−Iさんのブログ温泉逍遥でもお気に入りの温泉宿ということで取り上げられており、ぜひ入湯してみたかったのでした。

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紫尾温泉は自分の中では知名度の高い温泉であるが、実際に訪れてみるとかなり大人しい(笑)。
でもこのくらい静かな方が落ち着く。

しび荘は紫尾温泉にある四つの温泉宿のひとつ。


玄関を入って受付に行っても誰もいない。しばらく待っていると地元の方だろうか?
出るときにお金を払えば大丈夫だよ。
と言って下さったのでそうさせていただく。
(帰る時もお宿の方が不在でした。仕方がないのでメモと料金をフロントに置いて帰りました(笑))

受付から風情のある通路を通り湯小屋へ。


一番奥が貸切露天風呂。真ん中が男性用。一番手前が女性用の浴室。

脱衣所はなかなか大きく、お風呂セットがいくつか置かれていたので、地元の方々に愛されているのがよくわかる。


浴槽はライオンの湯口を持つ楕円形のものがひとつ。そして細長い浴槽がひとつ。
カランやシャワー、シャンプー類もある。

まずは細長い紫尾荘の自家源泉へ。
体感温度は38℃くらいだろうか。鮮やかなみどり色をしたお湯が泉質の良さを象徴しているよう。お湯の匂いは上品な硫黄臭。飲泉すると鼻からほんのりと硫黄臭が抜ける。
肌触りはヌルヌル。お湯から上げるとスベスベ美肌の湯。
これは素晴らしいです。
自分好みの湯のため長湯決定!(笑)
久しぶりにガッツポーズしたくなるようなお湯に出会いました!

自家源泉下の湯の浴槽

一応、と言っては失礼であるが大きい方の浴槽にも入る。このお湯の源泉は紫尾神社下から湧くお湯を引いており、正真正銘の神の湯。体感温度は高めで43℃くらいはありそう。
質感はしび荘自家源泉と似たり寄ったり。

上の湯(神の湯)が掛け流されている浴槽

でも自家源泉の温度がちょうどよく、すぐに元に戻った。

これらのお湯は昨年末に訪れた咲花温泉の質感に似ているようにも思えた。色も単純硫黄泉特有の鮮やかなみどり色だし。

ゆっくり湯浴みしている間、出水から来られたおじさまとお話しさせていただいたが、自分の大好きな「湯川内温泉かじか荘」よりもしび荘の自家源泉の方が好きとのこと。ちょっと悔しい半面、納得する部分もあった。
でもやっぱり自分はかじか荘が好きです(笑)。

また、このしび荘には露天風呂があるが、終始貸し切り状態だったようで入ることが出来なかった。


源泉名=紫尾1号(上の湯)
泉質=アルカリ性単純硫黄泉 泉温=50.3℃ PH=9.4 

源泉名=紫尾温泉(下の湯)
泉質=単純硫黄泉 泉温=44℃ PH=9.2 

<女性浴室(同行者撮影)>

右が自家源泉。左が神の湯

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紫尾温泉自体、山に囲まれた大人しい温泉地のようでゆっくり出来るのがとても好きです。
きっと朝は鳥の声で起こされるのでしょうね。
お湯も上品で極上。美肌の湯を実感することも出来ました。
想像していた通り、そしてK−Iさんや出水のおじさまが仰る通り、素晴らしいです。

このしび荘さんに今度訪れる際にはぜひとも宿泊したいと思います。立ち寄りだけでもこれだけお湯の良さが実感出来たのですから宿泊したら・・・・そりゃ大変です(笑)。

やっぱり鹿児島の温泉は奥が深い(*^-^)。

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15.5.6(立ち寄り入浴)
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