長野県 乗鞍高原温泉 高原の宿みはらし
毎回の恒例となりましたが、「穴谷の霊泉」の帰りには温泉宿でゆっくり。せっかく遠くへ来たのにすぐ帰るのはとってももったいないです。

途中、新穂高温泉へ行き、穂高連峰を観てきました。雪を被った岩壁はこちらに迫ってくるような大迫力。数年以内には登るつもりです(笑)。

PM2:30到着。この宿の立派なオス犬がお出迎え?。何故だか全く吠えない(笑)。我々にしっぽを振って「構ってくれよ〜」状態。しかし今は無視(笑)。


とりあえずはチェックインを済ませるため玄関を開ける。なぜか鍵がかかっていたが感じの良い息子さん?が開けて下さった。
部屋へ案内は女将さん。この宿の第一印象はとってもアットホームな印象。新潟の古い民家を移築したらしい建物。黒光りしていてしかも掃除がきっちりとされている。この時点でかなりの好印象。

(ここにはセルフの無料コーヒーサービスがあり、食後に利用した)


案内された部屋は二階のけやきの間。入口は非常に狭く頭をぶつけてしまいそう。しかし、ネット予約の時に何となくこの部屋に魅かれて予約してしまった・・・・。何とこの直感が大正解。畳14畳の広い部屋。真ん中にはこたつが。上を見るとそこには天窓があり電気を付けなくても昼間は明るい(エコですね〜)。そして窓を開けると・・・・乗鞍岳が目の前に広がるのである。とってもとっても気持ちの良い部屋。屋根裏のようなところにあるため天井の形はやや歪であるが、それもまた面白い。




トイレは共同。和式と洋式が各々あるがシャワートイレ付きではない。これだけが残念かな。




<りすの湯(貸切露天風呂)>
ここ、みはらしの名物風呂。この日は我々ともうひとりの方だけの宿泊だったらしく、二回利用させてもらった。

湯小屋?を出て石を敷いた小路を下りると「りすの湯」がある。右手には脱衣所。左手には渓流の上に2m四方の湯船がある。

この渓流の音が非常に心地よい。湯の温度を下げないよう湯船には蓋が被されており、入る時にはそれを退けて入るのである(結構、力がいるし少し面倒だな〜)。


体感温度は42℃〜43℃くらい。約46℃の源泉(湯川源泉)からの引湯。温度が下がるためやはり加温をしている。でも少し熱め。夜、入った時には44℃くらいはあっただろう。とてもまったり・・・・なんて出来る温度ではなかった。ってなことで全身浴〜足湯の繰り返しをしていた。
それでも自分の大好きな硫黄くさ〜い湯川源泉が身体全体に染みわたるようで自然と顔がニンマリしてしまっていた。


温度が40℃〜41℃くらいだったら最高だったかもしれない。














<ひば風呂(内湯)>
実は工事中でチェックインの直後は入れなかった。最初に入ったのは夜の9時過ぎ。もっと早く入れればなぁ。
この内湯。とってもとってもお気に入りです!!


この宿は「りすの湯」が売りのようだが自分はむしろ、この内湯の方が気に入ってしまった。ひば風呂と呼ばれている内湯。ドアを開けると木造の浴槽が現れる。とっても風情ある造り。

りすの湯同様、浴槽を被せている蓋を外して入る。
ここも温度が下がらないように加温している。体感温度は41℃くらい。りすの湯よりも若干ぬるく感じる。しかしその分、まったりすることが出来るのはなにより。

最初、湯に浸かった直後にはわからなかったが、手で湯船をかき回すと白い細かな湯花が舞い上がり湯の色が真っ白に。
透明度が10cmくらいになるほど。これは凄い!!濃厚〜!!おまけに肌触りもトロっとしている。

この湯も身体全体に濃厚な湯川源泉が染みわたる。至福の時です!!














<かえでの湯(貸切露天風呂)>
工事中のようで使用不可になっていた。しかし見通しはあまり良くなく、りすの湯の方が数倍も気持ちがいいだろう。




<食事(夕食)>
PM6時からとなっている。一階にある大広間に通される。ここも昔の古民家を改築した雰囲気。また床暖房がされていた。

アツアツの岩魚から始まり、馬刺しや地元産の牛ステーキなど。どれも美味しい。

最後にはここみはらしで打ったおそばが出された。コシが強くてとっても美味しい。おかわりしたいくらいだった。












<食事(朝食)>
AM7:30からとなっている。夕食と同じ大広間で。メニューはどこにでもありそうな旅館の朝食といったもの。
特別なものはないが、味付けは美味しいく、普段は朝食を食べない自分が、ご飯をお茶碗二杯も食べた。










自分の大好きな乗鞍の湯川源泉。とにかく硫黄の匂いが強烈です。しかし鼻に突くものでは決してなく、むしろ上品さを感じます。

ここ高原の宿みはらしの感想をいうと「穴谷の霊泉の帰りの定宿にしたい」。そう思いました。値段、お湯、景色。どれをとっても納得するものです。

必ず、再訪すると思います。


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10.4.10〜4.11(宿泊)