宮城県 鳴子温泉 西多賀旅館

中山平温泉駅からは列車で鳴子温泉駅へ。時間はすでに昼飯時。駅を出て左折してしばらく進んだところにある「ふじや食堂」に入る。ここの店員さんは何んと皆さんおばあさん?。お客さんが入ってきても積極的に案内はしない。勝手に待っていやがれ状態。こちらから声を掛けないと座れないどころか注文さえも出来ない。すごい食堂だ。何人かのお客さんは頭にきたようで出て行ってしまった様子。ちなみにここで山菜とろろそばと温泉たまごを注文。味はなかなかだった。
腹ごしらえは済んだが夕飯の調達がまだ。ふじや食堂からさらに進んだところにある「カーベホリエ」というパン屋さんへ寄った。ここのパンはとにかく安い。ピザパンなどが105円。東京では考えられない。味も美味しい。ここでバクダンと呼ばれる門外不出のパンを買った。中味にはマシュマロのようなものだとか茶色のココアのようなものだとか、よくわからないものが入ってるのであるが、不思議と美味いのである。いったいバクダンの中身は何だろう?

陸羽東線の線路をくぐってすぐ左。階段を下り切ったところが宿泊先である東多賀の湯。しかしここのお湯の詳細は後に置いておいて、先にお向かいさんの西多賀旅館を書きたいと思います。東多賀の湯にチェックインしてすぐにお邪魔させてもらいました。
入浴料400円。中は想像していたよりもずっときれい。古い建物であると思うが清掃が行き届いている様子。この時点でここのお湯の良さが伝ってきた。まだ入浴していないのであるが。
浴室は玄関を入って廊下を奥へと進み、突き当りの右側が男性用。

脱衣所も簡素ではあるがきれいにされている。浴槽は2.5m×1.5mくらいの大きさのものが一つ。コンクリートのようなもので造られているようで風情は感じられない。しかし源泉口には竹筒のようなものが使われている。お湯の色は黄緑色。体感温度は42℃くらい。非常に濃厚な肌ざわり。お湯の臭いを嗅いでみると昨日高友旅館で嗅いだ強烈灯油臭の3割程度の灯油臭。普通はこれでも強烈なお湯だと思うが、高友黒湯のせいでかなり可愛く感じてしまう。そして若干であるが硫黄の香りがしたような。期待はしていなかったのであるがかなり高レベルのお湯である。気に入ってしまった。徐々に身体へ浸透していく。そんな感じのするお湯である。設備はシャワーはなく、使えるか使えないかわからないカランが二つ。
ここ西多賀旅館。宿泊については長期湯治客が優先らしく、その空きをみながら宿泊を受け付けるらしい。なので受け付けるのは二日位前。そのようなことからも想像はつくと思うが、お湯はかなりよく、濃厚でまとまったお湯といった感がある。
ぜひ一度宿泊してみたい。

この後はすぐ横にある「ウジエスーパー」で夕食、飲み物の買い物を済まし、東多賀の湯へと戻った。
09.1.11(立ち寄り)
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