栃木県 那須湯本温泉 旅館山快
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平成30年。年明け最初の温泉は那須湯本温泉旅館山快さんです。
温泉マニアの間では鹿の湯源泉に浸かることが出来るとあって、有名な温泉宿なのですがタイミングが合わず、今回初めての訪問となりました。

ちょうどクリスマスのあたりで、ヒョイとじゃらんネットを覗いてみたところ、山快さんに空室を発見。すぐに予約をしたのでした。

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那須温泉へのアクセスはJRバスが便利。王子~那須温泉まで直通。特にこの季節は雪が心配。案の定、標高が上がるにしたがって積雪量が多くなり、那須温泉に着いたころには白銀の世界になっていたのだった。

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那須温泉バスターミナル周辺は銀世界。積る雪を踏み固めながら、まずは温泉神社を参拝。意外と沢山の人達が訪れていた。 

那須温泉バスターミナルから歩くこと約5分。旅館山快に到着する。


 

ご主人から館内の説明を受けながら我々の部屋へと向かう。部屋は三階のメインストリートに面した部屋。シャワートイレ付のきれいな部屋。
部屋食との説明を受ける。なので布団は敷かれていない。


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<家族風呂>

一階の階段横にある。
予約制ではなく空いていればいつでも入浴可能(40分程度であがってもらえると・・・・という注意書きはある)。脱衣所は二人用だと思われる広さ。もちろんお湯は源泉100%掛け流し。






湯槽は少し変わっていて手前が寝湯をする為に?なのだろうか、スロープの様に右が高く左が低い。そして奥に行くと深くなりお尻を底に着けると肩までお湯が浸かるくらい。

お湯は白濁硫黄泉。鹿の湯と行人の湯の混合泉。舐めると酸っぱい酸性の強いお湯。
何となくであるがお湯にトロ味があるような気がした。

体感温度は42℃くらいだろうか。この時期には適温。さすが湯守さん。温度と泉質を考えると長湯は禁物ではあるが、身体に染み渡るような名湯。

お風呂から上がると酸性の強いお湯にもかかわらず肌がスベスベ(同行者は少しかゆくなったと言っていた。肌が弱い人はシャワーで軽く洗い流した方がいいかも)

 

<共同風呂>

浴室は二つあり、午前10時と午後10時で男女が入れ替わる。

・千慈の湯(AM10時~PM10時は男湯)

湯船は4つ。ここも源泉100%掛け流しで源泉は家族風呂同様の鹿の湯と行人の湯の混合泉。
突き当たり奥に一番大きな浴槽。左手にかぶり湯と打湯。打湯はこの季節はやっておらず、小さな浴槽となっている。

そして手前に寝湯。実はこの寝湯が気持ちよく、まったりさせてもらった。体感温度は41℃くらいで寝てしまいそうだった。


 
             
脱衣所                             寝 湯

 
              かぶり湯                           打 湯



・若鹿の湯(AM10時~PM10時は女湯)

浴槽は三つ。湯船が浅い腰湯とこの季節は打たれていない(笑)打湯。そして大きな浴槽。
もちろん全て源泉100%掛け流しで鹿の湯と行人の湯の混合泉。
この若鹿の湯の中で一番気に入ったのが打湯浴槽。
体感温度が41℃くらいだろうか。寒いこの季節にはある程度、長湯が可能。

壁は硫黄泉のせいなのかボロボロ。しかし、このボロボロな光景が温泉に来たなぁと実感できるものでもある。個人的には大好き。









 

<食事>
食事は部屋食。布団の上げ下げも食事の度に宿のかたにやっていただく。

ビックリするようなものはないが、どれも美味しい。
でも朝ご飯の釜飯にはビックリしたなぁ。美味かった~。
 
             夕 食                               朝 食

結局、減量したいのにもかかわらず、残さずに食べてしまった。

また食後にはセルフサービスであるがコーヒーのサービスもある。



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翌朝、チェックアウトするとご主人から「バスターミナルまで車でお送りしますよ」とのお声掛けをいただいた。
そのお言葉に甘えてバスターミナルまで送っていただく。

バスは定刻通りに到着。正月明けにもかかわらず、時間が早かったせいか渋滞に巻き込まれることなく王子まで行くことが出来た。

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温泉マニアでは人気の高い旅館山快さん。
お宿の方々はお客との距離をいい感じに保っていただており、気を使わせない。そして温泉はもちろん素晴らし、部屋もきれいにされている。トイレはウォシュレット付きで大変きれい。

唯一、好みでないのは部屋食のため、食事毎に布団の上げ下げがあること。やっぱり強い泉質の温泉に入ったら、いち早く布団の中に潜り込みたい。

王子~那須温泉の直通バスがあることだし、白濁硫黄泉に浸かりたいと思ったら、リピートしたいと思います。

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源泉名=鹿の湯・行人の湯混合泉
泉質=単純酸性 硫黄温泉(硫化水素型)  PH=2.6
泉温=57.2℃ 自然湧出


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18.1.3~4(宿泊)
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