妙 高 山

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そろそろ自宅の飲料水が無くなってきました。いつものように富山県の穴谷の霊泉に行ったのですが、すぐそばを通るので未登頂の妙高山にも登ってきました。

骨折の治り具合は完全ではありませんが、添え木は外れて可動範囲を広げる運動を始めました。リハビリがてらゆっくりと登るのならば大丈夫!と自分に言い聞かせて登りました。

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燕温泉登山口 4:48→<燕登山道経由>→赤倉温泉源湯 5:30→胸突八丁入口 6:22→天狗堂 6:54~59→鎖場 7:55→妙高山(南峰)山頂 8:26~34→妙高山(北峰)山頂 8:40~9:11→<燕新道経由>→長助池分岐 10:11~16→大倉分岐 11:06~10→黄金清水 11:24~27→麻平分岐 12:54→(10分程度、河原の湯へ寄り道)→燕温泉登山口 13:34


合計時間 8時間46分(休憩、食事時間含む)

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この登山の前日にまたカメラが壊れた。一年半で三回も壊れるかよ!
仕方がないので望遠機能がほとんど使えないサブカメラを使用。
サブと言っても昨年までの約4年。大変お世話になったカメラ。もう古いのでガタはきている。でも壊れても絶対に捨てません(=^ェ^=)

花文さんに前日、作っていただいたおにぎりを朝ごはんに。食欲がなく同行者とは1つを半分ずつ食べる。でもこのおにぎりはご飯がぎっしりで大きいので。


4:48 燕温泉登山口出発。
ここには登山届BOXもあり大変便利。

出発時の燕温泉


燕温泉登山口出発 (4:48) 中央にある台のようなものが登山届提出BOXと机

するとすぐに道は二方向へ別れる。
黄金の湯経由の燕登山道と河原の湯経由の燕新道に。
我々は時計回りで燕登山道から進むことにした。



目の前の薬師堂、そしてしばらく進むと右手にはある黄金の湯の横を進む。
ここから、この上にある「赤倉温泉源湯」までは舗装路を進む。
今日は朝から晴れている。目の前には妙高山のピークが見えるし空は朝焼けでピンク色に染まっているし今日の山旅は最高かも。

正面の山は妙高山。コンクリート道を進む(4:55)


妙高山を見ながらコンクート道を進む(5:14)


先のブルーシートが赤倉温泉源湯(5:27)


それほど傾斜のキツくない道をゆっくり進むと妙高山が一段と近く見えてくるのと同時にブルーシートで覆われた建物が見えてくる。
近づくとそこが「赤倉温泉源湯」だった。5:30到着。
ここには水場もあった。



ここからしばらくは整備された道を登って滝の横まで来るといよいよ本格的な登山道に入る。

前の滝が近づくとそろそろ急登に差し掛かる(5:42)

取りつくといきなりの急登。
すぐに息が切れ始める。なのでかなりのゆっくりペース。
右肘を骨折してから体調がホンモノではないようで急登をしばらく進むと左腹筋がすぐに疲れてくる。
すると体には乳酸が溜まる。
う~ん。何とかしないと。

しばらく進むと河原のような場所に出て、そこからその川に沿って進む。
すると胸突八丁入口の標識。
急登ではあるが名前の程ではないないような。ちょっと拍子抜け(笑)。

赤い川沿いを進む(5:59)


(6:03)


(6:22)


胸突八丁途中から山頂方面を見る(6:30)


同行者が撮影した胸突八丁を登っている自分(6:40)


胸突八丁を過ぎ、さらに続く急な道を登っていくと時折、下界が見えてくる。
場所によっては雲海のようになっているところもあるので天気はそれなりに持つかも?

まだ木々の多い登山道をひたすら登り尾根に出たなぁと思って進むこと数分。
天狗堂に到着する(6:54)。
ここはなかなか広い。軽いキャッチボールなら出来そう。
ここでシャリバテ防止のため、菓子パンとバームクーヘンを、食べる。
ちなみにここまでの道は比較的、整備されており危険な箇所はない。

天狗堂到着(6:54)


6:59 天狗堂出発。
ここからしばらく進むとまた急登。
このあたりからは稜線に出てくるため日が差すと暑い。

徐々に高度を上げていくと体に異変が。
とうとう、バテてきたのであった。いつもなら楽勝なのに。
なのでペースを落としと15分に1回は小休止することにした。

下を見ると妙高高原を間近に見下ろすことが出来る。

山頂も近くなってきた(7:07)


光善寺池通過(7:07)


整備されて登りやすい道(7:10)


尾根に出てきた(7:39)


上部に鎖場が見えてきた(7:49)


少しもやっているけど下界が見える (7:50)


7:55 ようやく鎖場に到着する。
今回は横着しないでストックをしまう。
この鎖場はステップが切ってあるため登りやすい。
しかし傾斜はキツいため滑り落ちたら大ケガ間違いなし。
やはり慎重に進むべし。

鎖場に取りかかる(7:55)


鎖場を上から見てみる(7:59)


鎖場上部から下界を見る。ガスが上がってきたなぁ(7:59)


鎖場二つ目(7:59)


鎖場三つ目(8:01)


鎖場が終わりしばらく急登を進むと尾根に出る。
すると目の前には岩ゴツゴツの妙高山南峰が姿を表すのであった。

稜線に出ると南峰が見えてきた(8:13)


バテた体に鞭を打って(笑)、ゆっくりゆっくり進む。
岩は火山らしくグリップが良くて登りやすい。
手を使うような箇所は大きな岩を越える時くらい。

右手下には野反湖も見えている。

山頂直下の岩場。グリップはしっかり。登りやすい。(8:19)


(8:22)


8:26 妙高山南峰到着。こちらが妙高山最高峰。標高2,454m。
山頂には神様を祀った石碑のようなものとケルン、そして妙高大神と書かれた丸いプレートがある。

景色は絶景!と言いたいのであるがガスが多くて。ただ火打山や焼山は目の前に見えるため満足ではある。
反対側を見ると逆光で見づらいが野反湖や妙高高原などが見える。
それから雲からちょこんと顔を出した朝日連峰や飯豊連峰の上部らしきものも見える。

妙高山南峰到着(8:26)




写真撮影を終えて、広い山頂を持つ北峰に移動。
南峰から北峰を見たときには人の多さにビックリ。なかなかごった返している。おそらく黒沢池方面から来たのだろう。

北峰に向かって。右奥に見える人だかりが北峰。


面白い岩から対面を見る




日本岩を通過して妙高山北峰に到着する(8:40)。標高2,446m。
ここで大休憩。
岩陰にザックを下ろして火打山~焼山方面を眺める。この頃になると雲が上がってきて山頂付近は見えたり見えなかったり。
ポットに入れてきたお湯で溶かして飲むホットレモンが体に染み渡る。



北峰標識裏の岩から見た火打方面。ガスってきてしまった。


北峰標識裏の岩から標識付近を見る。たくさんの人。


北峰から見た南峰


9:11 妙高山北峰出発。下山開始。
燕新道を進むことにする。

最初から急坂。毎日のように降っている雨が影響してなのか岩に泥が付いていて滑る滑る。
慎重に進まないと怪我しそう。
湿った岩って本当に苦手。

それとこの時間になると下から上がってくる人がたくさん。狭い道のため道を譲らないといけなくってなかなか進むことが出来ない(泣)。


なかなか急な下り(9:23)


(9:31)


滑るよな~(9:31)


本当に滑るよ~(9:44)


10:11 長助池分岐到着。
ここで休憩。
渇いた喉を潤す。
ここで休憩をされていた大半の方々は黒沢方面に向かってしまった。
このまま燕新道を進むのは我々だけ。

長助池分岐


ここからの道は先程よりも傾斜は緩くなってはいるが、ところによって岩ゴロゴロの道もあり、歩きやすいわけではない。

10:33 長助池通過。
ここは小さなお花畑&湿原。
一瞬、心を和ませてくれる。



11:06 三ツ峰(大倉)分岐到着。
ここでも水分補給。

そしてそしてようやく
11:24 黄金清水到着。
ここでは顔を洗ったり手首を冷やしたり。
本当に気持ちがよかった。時間があればしばらくここに佇みたい。本気でそう思った。



さらに下ると最後の難関。渡渉が。
なんとなんと急流には木も架けられていない(どこかにあったのかもしれないがわからなかった)。
ここはジャンプして対岸に渡るしかない。

しかしありがたいことに先にそこを渡っていた単独行のお兄さんがアドバイスをくれた。
渡った方がいいと思える箇所と滑る岩の位置など。
それに従い、自分はクリア。

さてと・・・・。同行者は足が短い(笑)
自分が対岸から手足を最大限に伸ばしながら足場も確保。
そして同行者の手を掴み、一気に引いた。
そしてなんとか渡渉クリア。
お兄さん、ありがとう。

渡渉直後の振り返って川を見る(12:17)


ここでしばらく休憩した後、出発。
最初から難儀。大きな岩が重なるように転がっていて大変歩きづらい。
ゆっくりゆっくり進む。

この岩群が終わったと思ったら・・・。
上からいきなりの大粒雨。
大慌てで木陰に避難。
傘で凌いだがザックはかなり濡れてしまった。

このあたりから麻平分岐までは小さなアップダウンはあるものの歩きやすい道。

しかし麻平分岐を過ぎて、しばらく進むとロープが設置されている急坂というよりも崖?を下る。しかも2ヶ所もあり、疲れる。

そしてザレ道になると登山道も残り少し。

妙仙橋を渡ると普通の林道。
そこから数分で燕温泉登山口に到着する(13:34)。

妙仙橋通過

<河原の湯>
ちなみに「河原の湯」へ見学に行ってきました。
妙仙橋の手前を右に下りてから(燕温泉から向かうと橋を渡ってからすぐ左へ)川沿いを少しだけ進むと到着します。
混浴のため、同行者を待たせることになるのでお湯には浸かっていませんが、ぬるめで気持ちよさそうでした。今度はゆゆ着を用意して再訪したいです。





燕温泉登山口に到着(13:34)



いやぁ。今回もバテました。

登山後は宿泊先の花文さんに寄って入浴。宿泊客は登山後の入浴もサービス。熱めのお湯ですが投入量が豊富で新鮮。
さっぱりしてからは長い長い距離を走り、帰宅しました。


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前日に燕温泉の花文に宿泊。万全を期して挑みました。しかし、やっぱり後半になってバテてしまいました。
骨折の影響がかなりあると想像はしています。右肘を骨折しているせいか、左上半身がとっても疲れるんです。

夏休みには北アルプス縦走を計画。耐えうる身体になりたいです。

でも今こうして山に登ることが出来ているということが本当に嬉しいです。リハビリを真面目にやって早く肘の可動範囲を広げたいです。そうすればバテることなく登山が出来るかと思います。


次回は体調が良いときに登りたいです。しかも燕登山道をピストンで(笑)。
ピークハントを第一に目指すのならば燕新道を通らずに燕登山道往復がよいかと思います。


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16.7.31

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