鹿児島県 指宿温泉 村之湯温泉
実はこの日、開聞岳の登ろうかと思っていましたが、昨日の高千穂峰登山で気力・体力を使い果たしてしまい、またの機会?にすることにしました。なので温泉三昧です。宿泊先のサンデイズイン鹿児島ではバイキング朝食。温泉に入ればお腹が空く。なのでお腹いっぱい食べました。

左手に桜島を見ながら南下。頴娃街道に入るとほとんどが海沿いの道になるため気持ちがいい。
指宿市内に入り、商工会議所の交差点を左に入る。そこからしばらく民家の間を進んで行くと村之湯温泉がある。非常にわかりにくいが、大きな看板があったので何とか到達することが出来た。

AM9:00を少し回ったころに到着。この温泉の横にある民家で入浴料1人/250円を払う。感じのいい優しそうなおばあさんが対応して下さった。



<浴室(男性用)>
手前が男性用。奥が女性用の浴室となっている。扉を開けると・・・。何と風情のある浴室何だろう。雰囲気あるなぁ。縦に並ぶように浴槽が二つ。壁にはB級?演歌歌手のポスターが貼ってある。また浴槽には地元の方々と思われる先客さんが4名ほどいらっしゃった。
右手には脱衣棚があり、服はそこに置く。
早速、湯船に浸かる。訪問前の予備知識だと手前の浴槽が熱く、奥の浴槽が適温とのことであったが、この日は違ったようだった。


まずは奥の浴槽へ浸かる。底にはスノコのような木が敷かれている。何を隠そう、この下からお湯が足下湧出しているらしい(真相はよくわかりませんが)。ただ浴槽の外からお湯を投入している様子はなく、また湯船のお湯が減らないことから掛け流しの様子がうかがえる。いずれにせよ浴槽の中からお湯を投入されているのには間違いないと思う。
お湯の色は若干濁っている。温度は42℃〜43℃くらいだろうか。ほどよい鉄臭が鼻をかすめる。少しだけお湯を舐めてみるがやはり鉄味+塩気を感じた。
非常にあたりのやわらかいお湯であり、温度がもう少し低ければ、ずっと浸かっていたくなるようなお湯である。

次に手前の浴槽に浸かる。ここの温度も42℃くらい。しかし何となくであるが奥の浴槽の方が新鮮湯っぽい気がしたため、ほどんどの時間を奥の浴槽で過ごした。





<女性用浴室>
同行者に撮ってもらった女性用浴室です。最初の5分以降は上がるまで貸し切り状態だったようです。うらやましい〜。

男性用とは左右対称なだけで造りは全くかわらないようです。












お風呂から上がると泉質の塩分のせいか汗がひかない。しばらく外気にあたりながら、上がってくる同行者を待っていると受付兼民家にいらっしゃるご主人さん(おじいさん)から手招きをされたため近づいた。するとなにやら鹿児島県体のバッチ(だと思う)をいただいたのであった。
どこから来たのの質問に「埼玉からです」と答えたら、またまたびっくりされていた。しかしこのおじいさんの娘さん?が埼玉に住んでいらっしゃるとのことであった。
また、このおじいさん。この村之湯が大好きなようで、このお湯の良さを強調するような自慢話を満面の笑みを浮かべて嬉しそうにされていたのが印象的だった。


我々が帰る時も腰を上げて見えなくなるまで手を振って下さった。こういうのって胸がキュンときますよね。
お湯だけでなく、おじいさんやここの雰囲気を含めて非常に気に入ってしまいました。
今度、開聞岳に登った際にはぜひぜひ立ち寄りたいと思います。





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09.5.3(立ち寄り)