群馬県 松の湯温泉 松渓館
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週末はなかなか予約を取るのが難しいお宿。
たまたま覗いてみた楽天トラベルで空きを見つけて、即予約。
念願叶って宿泊する運びとなりました。

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このお宿の最寄り駅は吾妻線の岩島駅であるが、ここは無人駅でタクシーが止まっていないため、ひとつ先の川原湯温泉駅で下車。

しかし・・・・・。
川原湯温泉駅にもタクシーは一台も止まっていない。駅員さんに聞くともう一つ先の長野原草津口駅でないとタクシーは待っていないらしい。しかし幸いにも川原湯温泉駅員さんにタクシー会社の電話番号を教えていただいたため、事なきことを得たのだった。


ちなみに川原湯温泉駅から松渓館までは2,980円だった。
痛い出費。もう少し安いと思っていたのに。でも優しい運転手だったので良かった。

何だかんだで松渓館に着いたのは15時近くになっていたのだった。


この松渓館は家族経営のようで、この日はお孫さんを持つ感じのいい女将さんが対応して下さった。

離れて暮らす息子さん夫婦と我々は同じ市民。時々、埼玉まで来るらしい。

お部屋は入って左手にある大きな部屋。二間を我々だけで使用。
すぐ横を流れる川のせせらぎがとっても心地よい。
トイレはすぐ横にあり、トイレ付き部屋と同じようなもの。
しかもシャワートイレ付き。




ちなみに今日は(も?)貸切り。お風呂も自由な時間に好きなだけ入れる。
なお、お風呂は14時~22時、
翌日は7時~10時まで入ることが出来る。


<食事>
玄関横の部屋でいただく。家庭料理の豪華版といった料理。特別なものはないが、どれも美味しい。「実家で食べるごちそう」という表現がぴったりかもしれない。
宿泊費を考えると儲かるの?って思わず聞きたくなってしまう。
ちなみに天ぷらに付ける塩は「宮古島の雪塩」と思われる。


              夕  食                              朝  食

<温泉>
湯小屋は玄関から階段を数段、下ったところにある。

扉を開けると踊り場のような待合いスペースのようなところがあり、さらに奥の扉を開けると脱衣所。
この脱衣所の扉を開けた瞬間から上品な硫黄臭が漂っている。


そして浴室への扉を開けると・・・・。
足元にはただならぬ掛け流されているお湯の量。排水口が詰まりそうだし(笑)、浴槽から流れ出るお湯が滝のよう。




ここの浴槽は二つに分かれていて手前の小さな浴槽が加温源泉風呂。温度は自分で調整。蛇口を捻ると高温の加温源泉が出てくる仕組み。

そして奥のL字形した浴槽が源泉100%掛け流し。浴槽奥の底にある穴からドバドバと、しかし静かにお湯が投入されている。
計ってはいないが毎分40リットルくらいのお湯が投入されていると思われる。
しかもしばらく浸かっていると体は泡だらけ。


素晴らしい名湯。極上湯以外の何者でもない。
体感温度は32℃くらいのぬるいお湯を手で掬って匂いを嗅ぐとほんのりと上品な硫黄臭と甘い石膏臭がしてくる。
ついでに源泉と書いてある蛇口を捻ってそれを口に含むと嫌みではないほのかな硫黄臭と温泉特有のエグミを感じるがグヒグビいけるくらいで不味くはない。






とにかく何時間でも入っていられる。自分達はこの宿に滞在している間に4時間くらいは浸かっていただろう。身体の芯から全てが解れていくような。そんな極上湯である。

また加熱源泉浴槽は「(加熱)源泉」の蛇口を捻ると加熱し熱くなった源泉が出てくるので、これで温度調整。

お湯から上がった後は思いの外、ぐったりくる。長く浸かっていれば当たり前かな。





帰路は無人駅の岩島駅まで徒歩で向かう。約40分くらい。天気が良いのならばのんびり散歩で駅に向かうのも悪くない。


源泉名=松の湯
泉質=カルシウム-硫酸塩温泉  PH=7.3
湧出量=99L/分(自然湧出)  泉温=32.5℃


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予約が取れるのならば三ヶ月に一度くらいはお邪魔したい。宿泊代は激安だしお風呂も独占状態だし。

「星三つです!」と思わず言ってしまいたくなるお宿です。

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17.6.3~4(宿泊)
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