福島県 赤湯温泉 好山荘
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相模屋旅館を後にして、そのまま帰宅すればよいのですがどうしても・・・・・もう一湯。
ご近所にある赤湯温泉好山荘に立ち寄り入浴をしてきました。

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新野地温泉から車を走らせること1分程度。好山荘の看板が目に入る。
そこを曲がり、ガタガタダート道へ入る。かなりの急坂でスピードを上げ過ぎると車底を擦りそう。

しばらく下ると赤い屋根の好山荘に到着する。
かなり年季の入った建物で湯治宿の雰囲気プンプン。


玄関に入るとタイムスリップしたかのような昭和の雰囲気。

立ち寄り入浴開始時間のAM10時前に到着してしまったのであるが、玄関にいらっしゃったおばさまが「宿泊客が全員帰ったから大丈夫よ」と言って下さったのでお言葉に甘えて。

ここには赤湯の内湯と白湯の外湯(露天風呂)がある。どちらも入浴可とのこと。
入浴料500円を払ってまずは内湯へ。


<赤湯>
まずは玄関左手奥にある赤い湯へ。
階段を数段、下った時点でここの湯は名湯の予感。



脱衣所は小さく、二人同時で着替えたら手が当たってしまうかも。
浴室も思いの外、小さくて水の出るカランが一基しかない。





お湯は湯口一ヶ所から並々と掛け流されている。色は赤湯の名前の如く黄土色。浴槽の至るところに析出物が付いている。
湯船での体感温度は45℃くらい。ぬる湯好きの自分にとっては地獄のよう(笑)。
結局、浸かることが出来ずカランから冷たい水を無理やり入れて何とか入湯。
浸かってしまうと何とも気持ちのいいお湯。しばらく経つとこの手のお湯の特徴であるキシキシ感を強く覚える。



お湯の臭いは鉄臭と甘い温泉臭がいい塩梅に混ざっている。飲泉するとやはり鉄味が一番目立ち、そのあとはエグミが目立ってきた。
長く浸かるとガツンと殺られそうなお湯。半身浴と全身浴を繰り返した。

ちなみにこの赤湯の外には赤湯を使った露天風呂があるが、内湯からの廃湯を使っているようだったのでパスした。
一応、足を浸けてみたが、かなりぬるかった。


泉質=単純温泉
泉温=66℃
湧出量=60L/分(自然湧出)
PH=6.3



<露天風呂>
外にあり脱衣所も湯船も男女別にある。
まず脱衣所が変わった形。大きなドラム缶の蓋をくり貫いたよう。



湯船にはお湯が静かに掛け流されていた。体感温度は37℃くらい。お湯の投入量はあまり多くはない。夏場にはちょうど良いが今はぬるい。
やや白く薄濁りしたお湯はほんのりとであるが硫黄臭と石油系の臭いがする。
またPHからもわかるように口に含むと若干の酸味を感じた。
濃厚な感覚はなかったが個人的には好みのお湯で何時間でも浸かっていられそう。





泉質=単純硫黄温泉
泉温=49.1℃
湧出量=17L/分(自然湧出)
PH=3.9

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以前から訪れてみたいと思っていた温泉にようやく来ることが出来ました。赤湯が思いの外、熱くて参りましたが温泉ファンから支持を受けている理由がわかりました。
いつの日かこの宿に宿泊して赤湯・白湯をゆっくりと堪能してみたいと思いました。

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16.11.6
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