熊本県 地獄温泉 清風荘
ここを訪問するのは、かれこれ三回目。熊本に来たのなら、決してここを素通りには出来ない。そのくらい好きな温泉。
到着したのはPM4:30過ぎ。予想通り、車の数は多くて宿からかなり離れた場所への駐車となった。



今回の部屋はつなぎの間。本館二階にある。受付横の階段を上がったところにある。隣とはふすま一枚で仕切られている。テレビもあるし、アメニティーも一通りあるし、不便はないが、隣の声が丸聞こえのため当然ながらヒソヒソ話になってしまう。
ちなみに我々の部屋は一階の洗面所から近くに位置するため、そこでドライヤーを当てている音やそこで談笑している声が諸に聞こえてしまう。なのでなかなか寝付けなかったのであった。


今回は三回目とあってここの代名詞となっている「すずめの湯」と「元湯」のみにしか浸からなかった。でもこの二つに浸かれば十分満足。



<すずめの湯>
ここは混浴であるが、今や女性時間が存在する。午後8時30分〜午後9時30分まで。そのおかげで同行者も楽しむことが出来た。

言わずもがな。この湯は足元湧出。下から湧いてくるお湯の音がすずめの鳴き声に似ていることからこの名が付いたらしい。その名の通り、キューポコ・キューポコという音が確かにする。これがすずめの鳴き声に似ているかは別にして・・・・。


脱衣所は男女別。この脱衣所内には超名湯の内湯がある。自分はこの湯が大大大好き!!。外のすずめの湯よりもむしろこちらの方が好きかも・・・・。体感温度は41℃〜42℃くらい。白濁の硫黄泉。濃厚で硫黄の香りよりも若干の石油臭が勝っている。このまったりとした質感がたまらなく気持ちいい。また浸かり過ぎるとぐったりさせられるのもこのお湯にパワーがある証拠。
脱衣所が混んでいるため、ゆっくりと入っていられる状況は少なかったが、それでも数回。浸からせてもらった。自分の温泉ベスト10では間違いなく、この内湯は入る。





肝心のすずめの湯も名湯です!!脱衣所を出て左側があつめの湯。右側がぬるめの湯。あつめの湯は熱いので今回も敬遠。右側のぬるめの湯にお世話になる。お湯は新鮮そのもの。足元から湧き出たそのままのお湯をいただくことが出来る。なんて幸せなんだろう。

湯船は六つに区切られており、湧出量が一番多いと思われる脱衣所から向かって左奥の浴槽が一番熱く、体感温度は42℃〜43℃くらい。自分はぬるめの右端の湯船に浸かっていた。
特に深夜に入るこの湯は、これまた風情がある。し〜んとした湯船に聞こえるのはキューポコ・キューポコと湧出するお湯の音だけ。目を瞑って静かに浸かっていると、まさに瞑想状態になる。

石油臭は内湯よりやや強く、長く浸かっているとやはりぐったりしてしまう。でもそれって好転反応のはずだから寝れば治る。起きたら身体はスッキリ・アッサリ・サッパリ。

翌朝、早起きして鳥の声を聴きながらの湯浴みを試みたが、さすがにGW。たくさんの人が既に浸かっていた。











<元湯>
シャワーがあるのはここのみ。自分は頭を洗うときのみ利用。ここのお湯だけでも十分に満足出来る名湯。単純酸性泉のため酸っぱい。体感温度は42℃くらい。すずめの湯のインパクトが強過ぎて、忘れがちであるが、このお湯もとっても高レベル。半身浴をしている時、元々持病のある腰に染み渡るような感覚があったことは紛れもない効果。実際に翌日は腰が軽かった。



<家族風呂>
本館二階に2部屋ある。入浴はしなかったので画像のみ。下が畳敷きなのにはビックリ(防水済)。
源泉は元湯と同じらしい。


<露天岩風呂・新湯>
今回は入浴しなかった。何度か覗いたが、ずっと混んでいたので敬遠した。


<食事>
夕食・朝食とも離れの曲水庵でいただく。時間は受付時に聞かれるので、その時に希望を言う仕組み。
夕食はPM6:30からにしてもらう。今回も前回同様、地獄鍋コース。この地獄鍋は猪肉と野菜をスープの中に入れ、最後に自分の好みで味噌を加えて食べる。また鉄板で焼く焼肉も食べごたえがある。鹿・鴨の肉がボリュームたっぷりで腹いっぱいになってしまう。味もなかなかのもの。最後のご飯とみそ汁を平らげるのに苦労した。でもこれって幸せな証拠。腹いっぱい食べれるのだから。
デザートは別腹というけれど、苦しかった〜。











朝食はAM7:30からにしてもらう。
バイキング形式で生魚やパン。また丸い鉄板で焼く目玉焼きなど・・・。充実しておりとっても満足。








AM9:30 地獄温泉清風荘を後にする。やっぱり、この宿は好き。混んでようが、うるさくて寝付けなかろうが。
何だかんだ言いつつも、きっとまた再訪するんだろうなぁ。






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11.5.3〜4(宿泊)