長野県 地獄谷温泉 後楽館
本日の宿泊先である渋温泉に到着しましたが、まだ時間はお昼前。せっかくなのでお猿さんを見に行こうかと思い、地獄谷温泉へと向かいました。

渋温泉を抜け、すれ違い不可能な箇所が多々ある細い林道を3km弱進むと地獄谷野猿公苑の駐車場に着きます。駐車料金は500円。簡易トイレもありました。

ここからは徒歩でお猿さんの元へと向かいます。標高差にして20mくらいだと思いますが登りがあります。登りって言ったって幼稚園生でも登れる程度です。それ以外は普通の散歩道。駐車場から10分かからないくらいで地獄谷温泉後楽館に到着です。

でもせっかくなので温泉に入る前に野猿公苑に行き、お猿さんを見てきました。入苑料は1人/500円と少し高い気もしますが、猿が温泉に浸かる姿は見ものです。お猿さん達は思いのほか、人間慣れしていてカメラを向けても動じること全くなく、気持ち良さそうに湯浴みしています。ただし、目を合わせるとまずいらしいので、目が合いそうになったら視線をそらした方がよいと思います。



さあ、後楽館へ戻って我々が湯浴みする番です。同行者はここの混浴風呂には入る勇気がないらしくパス。後楽館名物のちまきを食べて待っているとのことでした。5個で700円。塩の効いたきな粉を付けて食べます。なかなか美味しいです。一個の大きさがそれほど大きくないのでペロッと食べれてしまいます。





入浴料1人/500円を払い中へ。きれいに造られた木造の階段を下りると手前が女性用、奥が男性用の脱衣所になっています。

           後楽館全景                             後楽館玄関前


           湯小屋への階段                             脱衣所前

まずは
内湯
木造でとっても風情があります。浴槽も泉質のせいか黒光りしています。お湯は無色透明ですが、白い湯花が少しだけ舞っています。源泉温度が高いせいか、加水されているようです。体感温度は43℃。しかし、しっかりと掛け流されています。お湯の匂いは甘〜い石膏臭が目立ちます。それほど特徴のあるお湯ではないですが、美肌効果のありそうなお湯です。
個人的には結構、気に入ったお湯です。ゆったりと何も考えずに入るのもいいなあって思いました。

また浴槽の横にはガラス張りの覗き窓のようなものがあり、ここから対岸にある噴泉を見ることが出来ます。

内湯全景


続いて
混浴露天風呂です。
私が入る前にはお猿さんが4匹、ひょうたん型の湯船の横でたむろっていましたが、裸で出てきた私を見るなり、「どうぞ〜」と言わんばかりにどいてくれました。何と気が利くお猿さんなんでしょう。

お湯は掛け流し100%のようですが投入量がそれほど多くはなく体感温度は40℃くらい。露天風呂にしては温めです。また白い湯花が大量に舞っていました。他の方のHPを見させていただくと猿が入った浴槽なので衛生面でどうかといったご意見もありますが、野湯と思えば個人的にはそれほど気になりません。
この露天風呂。思いのほか気持ちがよく長居したくなりました。しかし、上を見上げると野猿公苑に来ているお客さんがこちらを見ています。おそらく丸見えのはずです。なのでなんだか落ち着かないです。同行者も待っていることなので内湯で再度温まってから上がりました。

個人的にここのお湯は好きです。泉質もさることながら目の前には高々と白い蒸気を上げる噴泉も見えるし、渓流が流れているしで野湯に浸かっている感覚にもなれます。いつの日か宿泊して満天の星を観ながらこの温泉をゆっくりと堪能したいです。


         高台から見た露天風呂                         露天風呂


         露天風呂から見た噴泉                     露天風呂から湯小屋方向を見る


露天風呂全景(手前と奥にお猿さんがいます)





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12.4.7(立ち寄り入浴)