宮城県 鳴子温泉 東多賀の湯
鳴子温泉の二泊目は東多賀の湯です。日帰りの場合、ひっきりなしにお客さんが来て、ゆっくり出来ないとの情報がありましたので素泊まりで宿泊いたしました。二名一室で9,850円。部屋は二階の206号室。非常にきれいです。部屋だけでなく共同のキッチンやトイレまでも。特にトイレはウォシュレット付き。宿の方も感じがよく親切で非常にいい旅館です。





浴室は一階の一番奥にあります。宿泊の棟とは別棟になっているような造りですが、宿泊棟からはそのまま行けます。浴室は男女別。宿の方の気の使い方がすごいのは浴室の前に畳敷きの休憩スペースが設けられていることです。6畳くらいはあるでしょうか。ここでは集団で来られた方々が湯浴み後の談笑に、また老夫婦が湯あがりにここで横になってしばらく休憩していたりと有意義に使用されていました。しかもきれいです。日帰り客が多いのも納得です。




浴室に入ると正面が浴槽。右手に脱衣所があります。浴槽は2m×1.8mくらいの大きさであまり大きくはありません。全て木造で非常に風情があります。この雰囲気ですでにやられます(笑)。またカランというものはなく、浴室を入って右側に源泉を掛け流しているところがあり、そのお湯を使って身体や頭を洗います。少々お湯が熱めではありますが、新鮮なお湯には違いありません。シャンプーやボディーソープも置いてありました。
肝心のお湯はというと・・・・。素晴らしいお湯です!!!極上湯です。
お湯は白濁。透明度は時間によって違いましたが20cm〜50cm程度。硫黄臭も強烈ではありませんが、しっかりと感じられます。何といってもここのすごいところはお湯の投入量の多い事。ここのお湯は間欠泉のようなもののようで湧出が一定ではないらしいです。ですが自分が訪問した時は随時ジャバジャバと掛け流し。大体ですが計ってみました。1分間で約20L。一見多くないように思えるかもしれませんが、この大きくない浴槽にこの量。しかも加水・加温を一切していない「まんまのお湯」です。温度も一定ではありませんが42℃〜44℃くらいの間を行ったり来たりしていました。心身に染みわたる、また心身の汚れを浄化してくれるような温泉です。PHも5.9と弱酸性。肌への刺激もほとんどありません。むしろ優しい感覚です。
特に日帰り客の受付終了後のPM8時を過ぎると、この温泉を独占できます。夜遅くまで、また朝は早起きして何度この温泉に浸かったことでしょう。正確には数えていませんがテンカウントくらいは入ったと思います。とにかく何度入っても飽きませんし、禁断症状がすぐに襲ってきます。




ここ東多賀の湯。皮膚病にはかなりの効果があると言われているらしく人気があるそうです。自分もここへ来る数日前に原因不明のじんましんに悩まされましたが、すっかりきれいになってしまいました。
まだ数多く入湯していないためはっきりとは言えませんが、ひょっとすると鳴子温泉郷で最も好きな温泉はここ東多賀の湯かもしれません。
宿泊代も安いしきれいだし、何たってお湯が極上。何度でも来たいです。


AM10時前にチェックアウト。ここからは長い長い各駅停車での帰り。途中、仙台で牛タンを食べましたが、天候の悪化もなく順調に帰宅出来ました。






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09.1.11〜12(宿泊)