栃木県 弁天温泉 弁天温泉旅館


AM8時。自宅出発。東北道も順調。西那須野塩原ICを下り、那須岳中腹にある弁天温泉入口に到着。弁天温泉の入口はちようどカーブのところにあり非常に見落としやすい。

入口から下り、しばらく進むと赤い橋とその向こうに鄙びた建物が見える。そこが弁天温泉旅館。AM10時35分到着。川のせせらぎが響き、周りは緑々しい木々に囲まれ、建物も山荘のような造りであり秘湯感がある。

受付で入浴料2,000円(二人分)を払い中へ。ひとり1,000円とは結構高いなあ。強気だなあ(笑)。万座温泉ホテルが確か1,000円だったような。でもあそこには納得するくらいのお湯と風呂の数がある。果たしてここはどうか。ちなみに受付の方に「混んでくるので1時間以内で」と言われた。

玄関を上がり左手奥に温泉がある。まずは脱衣所を出てすぐの内湯へ。階段を数段下ったところにある。結構大きい。30人くらいは入れそうだ。鉄臭+微量のモール臭のような匂いが感じられた。お湯の色は若干ではあるが白く濁っている。早速、掛け湯をするが熱い。腰まで浸かるがかなりの気合を入れないと肩まで浸かれない。露天もあることだし無理せずに諦める。

そして露天風呂へ。ここの露天風呂は全て混浴。まずは一番有名な右奥にある露天風呂へ。ここも結構大きい。20人ぐらいは入れそう。湯船の真ん中には風情のある傘が立っている。早速、湯船に入る。温度はちょうどいい。お湯の色はやはり若干白濁。木々から差し込む木漏れ日が白濁した湯面に映って非常に綺麗である。一瞬ライティングしているのかと思ったくらいだ。オレンジ色に変色している源泉口に手を浸けて(源泉が熱くて手に溜めることなどできない)お湯を舐めてみる。う〜ん。鉄味!この露天風呂。周りは木々に囲まれ、自然に湧き出る滝のようなものも視界に入り、まさに野湯感覚である。非常に気持ちのいい温泉。マイナスイオンもかなり出ている気がする。お湯の温度が温くはないため10分くらいで上がる。

続いて正面にある露天風呂へ。ここは一番奥の露天風呂より温度は低いが泉質等は変わらず。自分には長湯できそうな温度。湯船の真ん中に石製の蛙が君臨?している。ここも野湯感覚。

そして左に三つ並んで造られているプライベート風呂?へ。一番左奥には二つ瓶にお湯が溜められている。一瞬浸かるが非常に熱いためすぐに出る。

続いて左奥から二番目の樽のような湯船へ。温度はちょうどいいが長湯を出来る温度ではない。なのですぐ上がる。

そして奥から三つ目の金属製の湯船へ。湯船の縁が酸化して赤く変色している。ここは非常に温い。長湯にはもって来いだ。お湯に投入量は少ないが今日はまだだれも入っていない様子。お湯は新鮮っぽい。結局ここで30分以上。ゆったりまったりする。先ほど入った露天風呂二つより開放感はないが、非常に気持ちがいい。やっぱり自然の中で、しかも自然湧出のお湯でゆったりまったりすることほど地球のパワーをもらえることはない気がする。心身がさっぱりする感覚だ。

ここ弁天温泉。お湯は上品な鉄臭が強く、浴槽の造り自体も野湯感覚になれるため非常にいい温泉だと思う。しかし温湯好きの自分としては少し熱い。冬に来ればまた違う感想を持つかもしれないが。今度は寒〜い時期に訪れてまったりしてみたい。

※同行者からもらった女性用内湯の画像もアップいたします。
07.7.28(立ち寄り)
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