天  城  山
………………………………………………………………………………………………………

今年の登山一発目は・・・・・。
この季節。雪の無い百名山と言うと非常に限られてしまいます。そこでまだ行ったことのない山。天城にしました。
以前から何度かトライしようしていた山でしたが直前の体調不良やらでなかなか行くことが出来ませんでした。

この山はハイキング程度の山なので今年一発目には持って来いの山。体を確かめるようにゆっくり登ることを心掛けながらの登山となりました。

AM4:30頃、自宅出発。風が強くてほんの少しだけ心配。今回歩くシャクナゲコースは樹林帯の中を歩くため、相当な風が吹かない限りは大丈夫かと思うけれど。
ナビが示す通りに進む。小田原厚木道路→箱根新道→伊豆スカイラインと進み、AM7:30前には天城高原ゴルフコースに到着。

          ハイカー専用駐車場                       ハイカー専用駐車場 

ありがたいことに、ここ天城高原ゴルフコースの少し手前にはハイカー専用の駐車場があり、かつ水洗のきれいなトイレも完備。また靴の洗い場までも。しかも使用料なんてものは取らないようである。まさに至れり尽くせりの登山口である。

            きれいなトイレ

………………………………………………………………………………………………………

天城高原ゴルフコース登山口 AM7:38→四辻 AM7:55→万二郎岳山頂 AM8:35〜45→石楠立 AM9:16→万三郎岳山頂 AM9:44〜10:08→涸沢分岐点 AM10:38→四辻 AM11:37→天城高原ゴルフコース登山口 AM11:52

合計時間 4時間14分(休憩時間含む)


………………………………………………………………………………………………………

風は強いが上を見上げると青空。

AM7:38 登山口出発。
道は前日の雨や雪解けなどの影響でぬかるんでいる箇所があるものの大変安全に整備されており、感激。ことあるごとに標識あり、ロープありで初心者でも安心して歩けると思う。


登山口出発(AM7:38)


歩きやすい道(AM7:42)


AM7:55 四辻着。
ここから真っ直ぐ進むと万次郎岳。右へ進むと涸沢分岐点経由で万三郎岳へ。我々は王道の万次郎岳へと進む。
するといきなり渡渉。水深は浅いが大雨が降った直後は注意が必要かも。そんな渡渉を計三回くらい繰り返す。


四辻到着 AM7:55(左の道を進むと万二郎岳 右へ進むと涸沢分岐点)


いきなりの渡渉? この後、数回このような川を渡るが、難しくはない。


そこからはあまり急ではない登りをダラダラと進む。左手には天城高原GCが見える。
少しだけ傾斜が急になり息もハアハアしてきた頃に木製階段が現れる。この階段を登り切り、しばらく進むと万次郎岳山頂に到着する(AM8:38)。


整備された道を登る(AM8:19)


ハシゴが出現すると万二郎岳山頂までもう少し(AM8:33)


周りは木々に囲まれピークという感覚はなく峠超えの感覚に近い。
ここで軽食タイム。同行者はおにぎりを。自分は飲み物のみを口にする。


万二郎岳山頂手前(山頂らしくない〜)


万二郎岳山頂到着(AM8:38)


ここからは天城山塊の尾根伝いを進むことになる。このコースで最も景色の良かった場所は万次郎岳山頂からほんの少しだけ下った岩場横。ここからはこれから進む尾根伝い(万三郎岳方面)や相模湾、そして運が良ければ富士山も見ることが出来る。

万二郎岳から少し下ったところから見た東伊豆方面(AM8:48)


万二郎岳から少し下ったところから見た,、これから進む縦走路(AM8:49)


下って登り、また下って登る。ただハイキングレベルなのできついとは思わない。
春に生まれた新緑の木々に囲まれながら、いつになく体をいたわりながらのんびり進む。


ヒメシャラ群を歩く(AM8:51)


ちょっとしたハシゴも(AM8:58)


馬の背付近から見た天城高原GC(AM8:59)


馬の背付近からの登り(AM9:00)


途中、アセビのトンネルを通過するが花満開時にはものスゴイことになりそうだと想像出来る道である。一度、そんな時に通ってみたい。

アセビのトンネル通過中(AM9:05) 時期が少し早かったなぁ〜


この後はこのコース最大の難所?ハシゴが数ヵ所ある急斜面を下る。初心者には少々難儀かもしれない。

ブナ林を通過中(AM9:26)


正面に見えるのは万三郎岳(AM9:34)

ここからはちょっと変わった雰囲気のブナ林を抜けて気持ちのいい尾根を進み、最後の登りをひょいと登ると万三郎岳山頂へ着く(AM8:35)。
見通しはあまりよくなくここも峠のような場所。
木々の間からは沼津方面〜富士山。そして逆に目をやると相模湾を見ることが出来る。
早速、ここで食事タイム。お湯を沸かしてコーヒー。それからおにぎりにお菓子。青空の元であるが風はそこそこ強く、肌寒くなる。


天城最高峰の万三郎岳山頂到着(AM9:44)


万三郎岳山頂と一等三角点


万三郎岳山頂から何とか見えた雲を被った富士山


AM10:08 万三郎岳山頂出発。
まずは涸沢分岐点までずっと下り。かなりの急斜面。しかし木製階段のおかげで難なく下りることが出来る。眼下には沼津、富士方面。左手端には富士山を見ながらの下山。なかなか気持ちがいい。

万三郎岳山頂出発直後の尾根から見た街並(AM10:11)


なかなかの急斜面を下る(AM10:17)

AM10:38。涸沢分岐点通過。ここからは湿った岩を踏みながらの下り。慎重に進む。
この下りもそう長くはなく10分くらい進むと水平な道へと変わる。しかしところにより苔が付着して湿った岩を踏みながらの道。やはり慎重に進む。

登山道らしい道(AM10:48)


登山道らしい道(AM10:51)

途中、雪を踏む箇所もあり、まだ春が訪れたばかりだなぁと思わせてくれる。

AM11:37 四辻着。
もうゴールも間近。

AM11:52 天城高原GC登山口到着。



きれいなトイレ横に設置されている水道でドロドロになった靴を洗い、ここを後にしたのだった。

ここからは一般道で伊東市内に向かい、食事&温泉。
そして渋滞しない時間に自宅へと急いだのであった。真鶴道路も小田原厚木道路も渋滞なし。快適だった。


………………………………………………………………………………………………………

今年最初の登山としてはちょうどよい山だったと思います。尾根や山頂からの展望はあまり期待出来ませんが、道迷いしないよう、また怪我をしないように大変丁寧に整備されていると思います。
そのおかげで楽しくて気持ちのいいハイキングをすることが出来ました。
南アルプスといいこの天城山といい静岡県の山って上手く整備されていてしかも使用料のようなものを取らない(富士山だけは例外)ところが多いような気がします。大変ありがたいことです。

ちょっと長めのハイキング。そんな言葉が似合いそうな山だと思いました。


………………………………………………………………………………………………………


                     TOP    登山リスト 



14.4.5
………………………………………………………………………………………………………