安達太良山(二回目)

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日本百名山完登達成後の目標?というかやりたいこと。それは登った百名山の中で悪天候によって絶景を堪能出来なかった山に再度登ること。

まずは比較的アクセスのしやすい磐梯山と安達太良山にしました。近くにたくさんの名湯があるためそこへの入湯もセットで。

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前日の深夜11時過ぎに自宅を出発。渋滞のない道を順調に進む。
磐梯道の磐梯山SAで仮眠。やはり寒い。

夜が明けて磐梯山を見ると結構、白い。一応、軽アイゼンは持ってきているが・・・・・。
念のため磐梯河東ICを下りて磐梯山直下まで行ってみるが八合目あたりから上はかなり白い。

なのでや〜めた(笑)。以前のように無理をしてピークハントをする必要はなくあくまでも楽しめればそれでいい。

一般道を走らせて安達太良山の「あだたらエクスプレス」の山麓駅(乗り場)へと向かう。
空はピーカン。登山日和で且つドライブも楽しい。
しかし、ドライブの途中から見た安達太良山も白かった。でも道が整備されているので大丈夫でしょう。

AM7:30ころにはあだたらエクスプレス山麓駅でもある「奥岳登山口」の駐車場に到着した。
駐車場には意外と空きがあり余裕で駐車することが出来た。

コンビニで買ったおにぎりを食べて着替えてから、少し早めにAM8:30運転開始のあだたらエクスプレス山麓駅へと向かった。ちなみにこの駅のトイレはシャワートイレ付。びっくりだけどありがたい。

ちなみに我々はモンベルカードの割引適用で往復ひとり1,500円で済んだ。





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山麓駅(標高1,340m) 8:40→表登山口分岐 9:06→安達太良山山頂(乳首
 9:41〜54→鉄山手前の矢筈森付近 10:22〜29→安達太良山山頂乳首下 10:51→途中で昼飯タイム→薬師岳 11:57〜12:01→靴洗いの後、山麓駅到着 12:10

所要時間 3時間30分(のんびり歩き)

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あだたらエクスプレスと聞くと何か早い乗り物だと勘違いしそうになるが要は「ゴンドラ」。
約7〜8分で山頂駅に到着した。

エクスプレスから見た景色

8:40 安達太良山山頂駅出発。
最初の木道から積雪あり。係りの方が塩化カルシウムを撒いていた。ありがたい。

8:40 登山開始

木道はそれほど傾斜がないため転けることなく歩けた。

(8:43)

その木道を過ぎると木で整備された登りになる。
積雪や雪が解けてぐじゃぐじゃになった道を進むのであるが、整備が行き届いているため安全に進むことが出来る。

(8:50) 乳首が見えた


(8:56)

9:06 表登山口分岐通過。
ここで一旦、樹林帯を抜けて安達太良山の上部が目の前に広がる。

(9:06) 表登山口分岐通過

ここから再度、樹林帯に入るが傾斜が少しだけ急になったあたりで見通しの利く尾根へと出る。
風がやや強めであるが、空は真っ青。気持ちのいい山歩きとなる。

(9:06)


(9:13)


(9:23)


歩いてきた道を振り返る(9:25)

岩ゴロゴロの傾斜を登るのであるが足の置場は明瞭で歩きやすい。

(9:30) 上に乳首とそこに立つ人達が見える

荒々しい乳首が目の前に迫るとあと少し。

(9:35) 乳首まであと少し

稜線に出るとご近所の磐梯山や雪をどっぷりと被った飯豊連峰までもくっきりと見ることが出来る。

最後は山頂のある乳首を登るだけ。
ストックは岩影に隠して(置いて)乳首先端へ。
山頂までは近いし、鎖もあって登りやすく整備されてはいるがバカにすると大怪我間違いなし。
三点支持で慎重に登る(鳥海山滑落が頭の中を過ぎる)。

(9:37)あとは乳首を登るだけ


(9:39) 乳首中腹から下を見る

9:41 安達太良山山頂到着。
以前、登頂した時とはまるで違う360度の大絶景。
風が強くて寒いが大絶景を見たいという気持ちが勝っていた。

安達太良山山頂から鉄山方面を望む


山頂から和尚山方面を望む


山頂から磐梯山方面を望む 右奥の山は飯豊連峰


山頂よりこれから進む鉄山方面を望む


山頂から二本松市街方面を望む


山頂から飯豊連峰をアップで


山頂から磐梯山をアップで

9:54 安達太良山山頂出発。
下りは慎重に!

ここからは今回の山歩きで絶対に見たかった沼ノ平。
先日他界した田部井さんはこの景色を見て登山にハマってしまったらしい。

乳首から鉄山方面へ向けて気持ちのいい稜線歩き。
積雪がアクセントになってなかなかお目にかかることが出来ない光景が作られている。

(10:03) 山頂から鉄山方面に向かって


(10:06)


峰の辻への分岐を越えてさらに進むとまたまた絶景が待っていました。
左手眼下には雪化粧した沼ノ平。その奥には磐梯山山頂、秋元湖、そしてやっぱりデカイ雪を被った飯豊連峰がクッキリと見ることが出来る。
田部井さんは小さい頃、これを見て感激したんだなぁ。

ここからもう少しだけ鉄山方面に登り、この大絶景を楽しんだ。

(10:14) 沼ノ平と奥に見える磐梯山・秋元湖・飯豊連峰


(10:14)


(10:14)

やはりじっとしていると寒くなってくる。なので乳首に向けて戻ることにした。

雪山を歩いているような感覚にもなる。
気持ちのいい山歩き。

(10:22) 左奥の乳首方面に向かって戻る


(10:44) 荒々しい乳首


(10:48) 乳首がステキ(笑)

乳首横を過ぎてしばらく下ったところでご飯タイム。
やっぱりサーモスに淹れてきたお湯で作ったコーヒーは美味い。

ここからは雪が解けてどろどろになった道を下る。
景色が良いのがありがたい。

間もなくゴンドラの駅というところで薬師岳に寄ってみる。
ただの広場であるが、安達太良山の山容が大きく見える場所であった。

薬師岳から見た乳首と鉄山方面

12:10 安達太良エクスプレス山麓駅到着。

このまますぐに下っても予約してある新野地温泉相模屋旅館のチェックイン時間には早すぎる。
この駅の休憩室で余ったお湯で作ったコーヒーを再び飲む。
絶景を見ながらはやっぱり最高。

体が落ち着いたところで下りることにした。



駐車場に着いたら急に腹が減ってきたため、岳温泉にある「空の庭」に寄って昼食。
その後、相模屋旅館へ向かったのであった。

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日本百名山完登を終えてから初めての登山。
もう変なノルマが無くなったため、気持ちに余裕を持っての山歩きとなりました。我々にとってはこれが本当にしたかった登山なのかもしれないって思いました。
もう命がけなのは懲り懲りです(笑)。

これからは一番大好きな「温泉&登山」という究極の贅沢を味わっていきたいと思います。

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16.11.05

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