行きは「かいじ107号」新宿12:30発。当然、トク35で購入。普段はあまり特急を使用しない我々にとっては何だかリッチな気分。しかし特急のわりには三鷹・立川・八王子・大月・塩山・山梨市・石和温泉と停車駅が多い。
14:08甲府着。早速、駅ビルのエクランで明日の朝食を購入。ここからは徒歩で湯村温泉へと向かう。甲府へは何度も来てはいるが、じっくりと歩くのは初めて。真っ青な空のもと、正面に雪を纏った甲斐駒を望みながら、西へ向かうのはとっても気分がいい。
約40分で湯村温泉の湯村ホテル着。ここが二日間お世話になる宿。
湯村温泉は塩素バリバリの循環式浴槽をお持ちになっている宿が多い中、この宿は加温・加水なしの源泉100%掛け流しをしている。しかも素泊まりOK。
今回は別館にあり和風ツインルームを予約。インターネット割引を使用して1泊素泊まり/6,292円(入湯税込み)。
<志磨の湯>
本館エレベーターの二階で降りたら目の前。当然、男女別になっている。脱衣所はきれいにされており、ロッカーは鍵付きまで用意。これは日帰り客への気配りからだろう。
湯船は内湯と露天が各ひとつずつ。どちらも加水・加温なしの源泉100%掛け流し。カラン・シャワーやシャンプー等はホテルだけあって充実している。
まずは内湯。おそらく10人も浸かったらいっぱいになるようなあまり大きくはない湯船。これも湧出量を考えてのことだろう。
無色透明のお湯は少し熱め。体感温度は43℃くらい。長くは浸かっていられないが、気持ちのいいお湯。しばらく浸かっていると体には泡が付着する。
早速、飲泉をすると甘〜い石膏臭が鼻からふんわりと抜ける。この匂いがたまらなく好き。飲んだ感じや浸かった感じが四万温泉積善館のそれと非常によく似ている。
また湯船に浸かってある間はべっとり感があるものの上がった後はすべすべ・しっとり感がある。
とにかく素晴らしいお湯である。
露天風呂も非常に小さく、3人も浸かればいっぱいになる。かなり狭い。
しかも奥には電気風呂なるものが備え付けられており、そこに近づくとビリビリと痺れるような仕掛けになっているのである。
最初は馬鹿にしていたのであるが、この電気風呂は意外と効く。腰痛持ちの自分は何度か体験してみた。
最初はかなり痛みを伴うが二〜三分もやっていると腰が軽くなってきていることに気づく。結局、やみつきになり、朝晩の入浴の際には必ず体験してしまったのであった。
露天風呂の手前は腰湯と書かれているが、実際は普通の露天風呂。体感温度は41℃くらい。外気が冷たいせいか、何時間でも浸かっていられるお湯。
結局、自分はこの露天風呂が気に入って、今回の滞在中にもっともお世話になったのがここ。
ただし、湯使いの良さは圧倒的に内湯である。
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恐るべし湯村ホテル。こんなに良質なお湯を保有しているなんて・・・・・びっくりである。
<宿泊者専用風呂>
ここは別館一階にある。当然、男女別である。脱衣所もこげ茶を基調にした作り。とってもきれいにされている。
湯船は小さく、二人も入ればいっぱいになる。肝心のお湯も湯船の中から投入されており、湯使いは素晴らしいのであるが、自分は一回しか浸からなかった。
源泉は本館「志摩の湯」と同じとのことであるが、ここのお湯は何故だか塩素臭のような薬品臭がしたのであった。しかも肌触りについても志磨の湯とは違ってツルスベ感とはほど遠いものであった。自分の勘違いであれば湯村ホテルさんには大変申し訳ないのであるが、そう感じてしまったのである。
でも志磨の湯が素晴らしいので、それだけで自分は大変満足である。
<宿泊した部屋>
別館にある和風ツインルーム。トイレはシャワートイレ。バスも付いている。アメニティーも充実。部屋の隅々まできれいにされており、とっても快適。女性でも安心して泊まれると思う。
帰路はスーパーあずさ14号を利用。同じくトク35を利用。やっぱりこの列車は早い。振り子電車特有のカーブを減速せずに突っ込んでゆく。久しぶりに楽しい乗り物に乗りました。
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