新潟県 湯沢温泉 雪国の宿高半


PM0:30。今日、日帰り入浴をする雪国の宿高半に到着。入浴開始時間まで30分もあるため、しばらく車で待機。すると中学校時代からの親友から電話がかかってきた。この時間、彼の母校と自分の母校が春の大会(野球)で対戦しており観戦に来ているとのことだった。二人とも野球部出身。彼の母校は一時期、甲子園常連校であった。自分の高校は良くてもベスト4くらいまでにしか勝ちあがれない大したことのない高校だった。非常に興味があったが、結果は10−3で自分の母校がコールド勝ちしたようだった。

PM1:00。入浴料(1人/1,000円)を払い中へ。受付の方のお話では男性用風呂のお湯がいっぱいに張られていないとのことだった。まあ、入っているうちに溜まるでしょう。ここは大型旅館と言った雰囲気。二階に上がるのにはエスカレーターを使う。果たしてお湯はどうなのか。

川端康成の資料室のすぐそばに浴室がある。脱衣所はかなり大きい。入口の下駄箱にスリッパを置くのであるが抗菌対応。やぱりさすがは大型旅館。そして浴室へ入る。向かって右側には大きな浴槽(湯がいっぱいになっていない)と右側には比較的小さな浴槽。とにかくここの浴室がデカイ。ピッチング練習用スペースが2レーンは取れる(笑)。

早速向かって左側の小さな浴槽に入る。う〜ん。やわらか〜い。トロ味を感じるお湯である。温度は40℃くらいだろう。ちょうどいい温度。無色透明で甘い石膏の香りがプ〜ンとする。お湯を舐めてみると石膏の香りが鼻から抜けるがタマゴ臭は感じなかった。またここからの景色もいい。大きなガラス壁?からは湯沢の町並みと山々が一望なのである。ガーラ湯沢駅も目の前に見える。非常に気持ちのいいお湯。クセはないが飽きないお湯。瞑想(っていうか睡眠)したり足湯したり頭からお湯をかぶったり、肩まで浸かったりで約1時間。心臓がバクバクしない程度にお湯を堪能した。
      

もうひとつの大きな浴槽にも少し浸かったが、掛け流し状態になるまで、もう少し時間がかかりそうだった。お湯は小さい浴槽と同じ。

風呂から上がって飲泉用の冷えた温泉を飲んだが、これはタマゴ臭をほんのり感じることが出来た。
  

すると女性風呂から義母と同行者が出てきたのであった。ふたりとも非常に満足そうであった。女性風呂には露天風呂があり、ここでずっと湯浴みしていたらしい。
  

最後に川端康成の資料室を見学。雪国を執筆した部屋(かすみの間)がそのまま保存されており自由に見学できる。サクっと見学しました。駒子の写真があったが、彼女の顔はモデルさんみたいな顔立ちをしていると思った。あの当時はきっと目立った存在だったのだろう。
  

PM2:30高半出発。この高半、大型ホテルといった感が強く、また浴室も風情はなく、秘湯を楽しむって感覚を味わうことは出来ない。ただ良質の温泉と宴会をセットを楽しむにはもっとも適している宿だろう。
個人的には日帰り入浴で充分だなぁって思いました。
08.4.19(立ち寄り)
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