群馬県 湯宿温泉 湯本館

この湯宿温泉の印象は。温泉情緒というものは感じない。普通の民家と温泉宿が混在しており、温泉街といった感もない。が逆に考えると普段の生活と温泉が当たり前のように混在しているのかもしれない。何だか不思議な感覚を覚えた。

この湯宿温泉で一番有名である湯本館に向かう。ちなみにこの湯宿温泉には共同浴場が4つある。が夕方4時〜でないと湯宿温泉の宿の宿泊者以外は入れない。

湯本館は温泉街?の一番奥の突き当たりにある。建物は鉄筋で風情はない。早速入浴料1,200円(二人分)を払い中へ。入って突き当たりを左へ進んだところに浴場がある。ここでびっくりしたのが何と浴場に行く途中にここの源泉を見ることができるのである。自然湧出でブクブクと湧き出ているのがわかる。

ここ湯本館には浴場が三つ。メインの混浴風呂と女性風呂。そして貸切風呂。ここで同行者は女性風呂へ向かい、自分は混浴風呂へと向かう。脱衣所は大きく一度に15人くらいは着替えられるほどの大きさ。

そして待ちに待った湯船に浸かる。う〜ん。結構熱い〜。44℃〜45℃くらいはあるだろう。入る前に掛け湯を入念にしたが、それでも肩まで浸かることが出来ない。もう一度掛け湯を入念にし直して?再度挑戦。すると何とか肩まで身体を沈めることが出来た。お湯は無色透明。匂いは若干の石膏臭。飲泉で感じたタマゴ臭は感じられない。飲むと感じるのに嗅ぐと感じない。何だか不思議。結局、温度が高くて長湯は出来ず、ちょこっと全身を浸かっては半身浴や足湯を繰り返す。また自然湧出であるがゆえに温度安定しないのだろうか。徐々に熱くなってきている。

しばらく湯浴みをしてると60歳過ぎのおじさんが入ってきた。定年まで運転手をされていたとのことだった。ついつい話しに夢中になってしまい逆上せそうになった。なので浴槽に横に座りずっと掛け湯をしてこの湯を堪能した。今までの旅行話を沢山聞けて楽しい時間であった。

結局1時間もの間、浴室に篭っていたのだった。上がった後はサッパリ感があった。クセのないお湯で温度が低ければ何時間でも浸かっていられるお湯である。でもでも熱いお湯だから自分にはちょっと苦手。熱いお湯は長湯が出来ないから、どうしても敬遠してしまいがちになってしまう今日この頃。

湯本館の女性風呂と家族風呂の画像を載せます。

08.3.1(立ち寄り)
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