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9月の三連休、第二週目。先週の幌尻岳は風雨で大変な思いをしましたが、今週の天気予報は晴れ。
果たしてどうなることやら・・・・・。
昨年、私用で先送りになっていた空木岳に登ってきました。
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自宅を22:00頃、出発。首都高は渋滞していたが中央道は大丈夫。無事に駒ヶ根ICを下り、市街地方面に少し進んだところにあるセブンイレブンで食料調達。
そしてなかなかのガタガタ悪路を走り、池山林道終点まで進んだのであった。駐車場にはかなりの車が止まっていたが、我々はたまたま一台分、きれいに空いているスペースがあり、そこに置く事が出来た。この時、すでに2:30。すぐ仮眠に入った。
ちなみに池山林道終点までの道は駒峰ヒュッテのHPを参考にしました。とってもわかりやすいです。

池山林道終点駐車場 駐車場横のトイレ
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9/21(一日目)
池山林道終点空木岳登山口 5:58→新池山避難小屋手前の水場 7:03→マセナギ 7:46→ヤセ尾根注意の看板 8:13→迷尾根 8:47→空木平との分岐 10:01→駒峰ヒュッテ 11:20〜11:40→空木岳山頂 11:50〜12:14→駒峰ヒュッテ 12:20
合計時間 6時間22分(休憩時間や写真撮影時間等も含む)
9/22(二日目)
駒峰ヒュッテ 6:14→空木平との分岐 6:58→迷尾根 7:49→マセナギ 8:42→新池山避難小屋手前の水場 9:09→池山林道終点空木岳登山口 9:52
合計時間 3時間38分(休憩時間や写真撮影時間等も含む)
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9/21(一日目)
5:58 池山林道終点空木岳登山口出発(標高1,365m)。
天気は快晴。先週の北海道とは全く違う。登山口からはゆるやかなハイキングコースのような道。実際、このあたりはハイキングコースとなっている。下も土で段差もちょうどよくしっかり整備されている。

5:58 池山林道終点空木岳登山口出発

6:17 歩きやすい道
7:03 新池山避難小屋手前の水場到着。
水量はかなりある。噴出する温泉のように水量に強弱があって面白い。ちなみに水はかなり美味い。また、ここを逃すと山頂まで水場はない。
さらに進む。一旦、下ってからいきなり急登。道は登りやすいがつづら折りの道。息がハアハアしてくる。

新池山避難小屋手前の水場
7:07 尻無通過。
ここからはあまり急ではない道を登っていくとマセナギに7:46到着。
ここまでは同行者も快調なペース。時折、下界には駒ヶ根の街が見える。

マセナギ通過(7:46)
そしてそして。この池山尾根コースの核心部。大地獄、小地獄に差し掛かる。
最初は階段の連続。その後は鎖場。ある程度、山経験のある方には全く問題ない。このコースは整備が本当によく行き届いている。ありがたい限りです!
また、所々で千畳敷カールが見え隠れするのが嬉しい。

見え隠れする千畳敷カール(8:20)

こんなハシゴが沢山出てくるが整備されているのがありがたい(8:20)

このコース最大の難所を通過中の自分(8:38) 見た目よりずっと登りやすいし、高度感もそれほどでもない
8:47 迷尾根到着。
ここで核心部も終り。名前では迷尾根であるが立入禁止のロープが張ってあるため迷うことはない。
ここからはゆるやかな道ありの時折、急登ありの道。まだ樹林帯の中を進むため展望はあまり望めないが稜線に近づいているのが何となくわかる。

空木平分岐に向かって比較的登りやすい道(9:27)
10:01空木平分岐通過。
ハイマツ群に変化してきてそろそろ森林限界であることを教えてくれる。実はここではまだ展望はないのであるが2〜3分登ると三角点がある。そこに来ると一気に開ける。
素晴らしいぞ〜!!
360度の大展望。上には駒石。そして駒峰ヒュッテ。さらにその上には空木岳山頂。後ろを振り返ると八ヶ岳〜南アルプス甲斐駒ヶ岳〜聖岳方面。右手には中央アルプスの稜線〜木曽駒と千畳敷カール。気分は一気にハイテンション。かなりバテバテだった同行者もこの絶景に元気をもらった様子。
足を前に出そうにも絶景過ぎてなかなか前に進まない(進めない)。

森林限界から見た駒石と空木岳山頂(10:15)

森林限界から見た駒石と空木岳山頂(10:22)

駒石と千畳敷カール(10:44)
大きな岩を縫うように白く光る砂地の道を進む。息はハアハアするが気持ちいいねぇ〜。
少しずつ近づく駒峰ヒュッテを目標にゆっくり登る。絶景のため、なかなか前に進めないのもあるが、それがかえっていい休憩にもなる。

空木岳山頂へ向かう急登(10:48)

山頂へ向かう急登から右手に見える檜尾岳、木曽駒、千畳敷カール(10:50)

駒峰ヒュッテ、山頂までも少し(11:16)
11:20 駒峰ヒュッテ到着。
このヒュッテには一度泊まってみたかった。テラスから見る景色はきっと絶景のはず。そう思っていたから。
早速、宿泊受付をしようと中に入るが管理人さんがいない。また泊まるとなると水を購入したいが水が置かれていない。そうなると宿泊しない方がよいかなぁ。って思い、とりあえずリュックサックをデポし山頂へ向かう。ここから山頂までがなかなか急登。ハアハアする。
でも登りやすい。

駒峰ヒュッテ(左奥の山は宝剣岳〜木曽駒、千畳敷カール)
そして11:50 空木岳山頂(標高2,864m)到着。
いや〜ぁ。スゴいね。この景色。南アルプス〜南駒ヶ岳〜御嶽山〜乗鞍岳〜遠く槍穂〜木曽駒+宝剣〜八ヶ岳。名山のデパートです。これにプラスしてピーカン。
ナニコレ?って言いたくなるくらいの素晴らしい絶景!!

空木岳山頂付近から見た南駒ヶ岳方面

空木岳山頂から見た中央アルプス縦走路と宝剣岳、木曽駒

空木岳山頂から見た御嶽、乗鞍〜中央アルプス縦走路と宝剣岳、木曽駒

空木岳山頂から見た駒峰ヒュッテと今日、登って来た登山道
しばらく佇み、駒峰ヒュッテへ戻る。すると同行者が「管理人さんがいるよ」と言っているので宿泊することにする。寝袋持参のため一人/3,500円。ビールは売り切れ。水、オレンジジュース、ポカリはあり。食事はないがアルファ米やカップラーメンは売っている。
早速、受付を済ませて二階一番奥をキープ。

駒峰ヒュッテ一階 駒峰ヒュッテ二階

我々の寝床
ちなみにこの駒峰ヒュッテは地元山岳会が運営している。また管理人さんも優しそうな感じのいい方。今日はそれほど混まないとおっしゃっていた・・・・しかし、実際は自炊場所や土間までも使わなければいけないほどの大混雑だった(笑)。管理人さんもひとりで大変そうだった。
この駒峰ヒュッテ名物(自慢)のテラスで持参したおにぎりとお湯を沸かしてカップラーメンを作って昼飯とした。やっぱりこんな絶景で食べる食事は何でも美味く感じる。

駒峰ヒュッテテラスと空木岳山頂
ちなみにこのあと、空木岳山頂には二回登ることになる。一回は自分の体力を試そうとひとりで。ちなみにヒュッテ〜山頂まで5分かかった。
あと一回は日の入り。実はこの日の入りが素晴らしくきれいだった。
ちょうど空が少しだけ暗くなってきた頃、ゆっくり山頂へ。
先客さんは若い方々が10名くらい。
奥に見える御嶽山が薄雲から頭を出している状態なのが妙に美しい。

夕暮れ時、空木岳山頂から見た南駒ヶ岳

南アルプスに伸びる影空木

夕暮れ時、空木岳山頂付近から見た御嶽山

太陽さん また明日
日が落ちるとともに空はオレンジ色に変わり、やがて日が落ちた。
こんなに長い時間、しかもゆったりとした気持ちで太陽を眺めることが出来たのも久しぶり。
身も心も満タンになったような感覚である。
ヒュッテに戻り、もう寝る準備。しばらく外でぶらぶらしようかと考えたが、かなり冷え込んでおり、シェルを着ないと耐えられない。風も強いし。
この日は無事に登頂出来た安堵感と昨日の睡眠不足で意外とよく眠ることが出来た。
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9/22(二日目)
朝は4時半くらいに起床。ここから木曽駒に向かって縦走する方はすでに出発の準備をされていた。我々は御来光を見るためにヒュッテ横の展望場所に陣取った。
オレンジ色に染まる大きな空。そしてそれらが段々とレモン色に変わっていく。
すると仙丈ヶ岳の肩付近から温かい太陽さんが現れてきた。
やっぱりスゴいね〜。太陽さんって。一気にパワー放出って感じがする。いつの間にか周りにいる宿泊していたみなさんの顔も笑顔になっているし。本当にスゴいです。
自分は思わず、何度も深呼吸してしまった。なんだか気持ちよくって。

ご来光前の雲と八ケ岳

仙丈ケ岳付近から現れた太陽さん(5:39)

仙丈ケ岳付近から現れた太陽さん(5:40)
それから後ろを振り返ると御嶽山が桃色に染まっていた。

桃色に染まる御嶽山と雲海

朝日に染まる空木岳

朝日に染まる檜尾岳、宝剣岳、木曽駒など

駒峰ヒュッテから見る南アルプス
御来光のあとは朝飯。持参した無印良品のバームクーヘンを食べて、6:14に駒峰ヒュッテを後にする。
これほどお名残惜しい山小屋も久しぶり。
立地条件は素晴らしいし中もとってもきれい。トイレはちょっと臭うけど簡易水洗。
また、来たいなぁ。
下りは南アルプスと八ヶ岳を見ながらの道。それでも途中、何度も後ろを振り返りながら美しい空木岳の山容を目に焼き付けた。

下山も絶景!
ゆっくり歩いたつもりではあったがあっという間に空木平分岐を通過。6:58。
ここからはもう樹林帯。
あとは安全に下るのみ。大地獄、小地獄も無難に越えて森林浴を楽しみながら下山。

鎖場
9:52 空木岳登山口到着。
実はこの後、車で菅の台バスセンターまで向かい、急いで木曽駒へと向かったのであった(笑)。
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この空木岳。あまり期待していなかったと言ったら大変失礼になると思いますが・・・・・期待していなかったんです(笑)。
しかし、何でしょう。この素晴らしい展望とスケールの大きさ。そして駒石をはじめとする白く輝く奇岩群。 今まで登った山々の中で5本の指に入るくらい、素晴らしい山旅となりました。
また、何の事故もなく無事に登ることが出来て、そして下山も出来ました。本当にありがたい限りです。
確かに天気も味方になってはくれましたが、それにしても自分にとってはお気に入りの名峰となりました。
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