山形県 姥湯温泉 桝形屋旅館

姥湯温泉に向けて車を走らせていた(もらった)。しかし「奥羽本線峠駅」付近を走っている時、一緒に行っていた一番の年寄り?が急に「峠駅ってどんなところ?」って発言したため急遽、この珍しい駅へ行ってしまった。自分が「スイッチバックのある駅です」と答えてしまったのがいけなかったのかなぁ?(笑)。いやいや、行ってよかったです!実際、現地に着くと民家があり、その民家の下に駅がある。シェルターのような建物で非常に古そう。下へ下り中に入ってみる。するとスイッチバックの跡らしき建物があり、レトロというか旧国鉄時代とでも表現しようか非常に難しいが独特の雰囲気があるのがわかる。その奥には上り下り用のトンネル口が二つと現在使用されている駅。映画やドラマのロケで使われそうな雰囲気だ。正直、文化財ものである(笑)。自分も鉄道マニアであるため一度、この峠駅には行ってみたかったのは事実。いやぁ〜まさか今日、実現するなんて…。ちょうど米沢発7:03のつばさ号東京行きが通過する時間であったためこの通過を見届けてここを後にした。
      

ここからは一気に姥湯へ。現地に近づくにつれて道は険しくなる。すれ違いも出来ない程の道幅にもなり、急勾配。おまけにガードレールが設置されていない場所が多数あり、正直怖い。また名物のスイッチバック箇所を楽しみにしていたが全くそんなことをする必要がなく進むことが出来た。運転があまり好きでない方にはこの道は非常にタフであり、運転しない方がいい気がする。谷底へ〜なんてことにもなりかねない。AM8時。姥湯温泉到着。駐車場からやや手前(舗装道路からダート道になる境目あたり)から見る姥湯全景がとにかく素晴らしい。絶景である。中国の水墨画のような景色である。泉質の酸性によってなのか岩肌がはげていて不気味な印象さえ受ける。温泉に入るためだけでなく、この景色を見に来るだけでも価値がある。

まだ入浴時間まで1時間半もある。そのため桝形屋の前に行って様子をうかがったり景色を楽しんだり、時には車の中で休んでみたり。そしてAM9:30。入浴受付開始。ちなみにこの桝形屋までは駐車場から5分くらい徒歩で行かなければならない。急な坂道もあり老人には少し辛いだろうがゆっくり歩けば問題ないと思う。受付で500円払うと写真撮影をしたくて一目散に名物の混浴露天風呂へ。脱衣所は男女別になっているが比較的簡素な造り。そして写真撮影。宿泊の方が一名、入っていたが一番の年寄り?がその方に「写真撮ってもいいですか?」と声をかけてくれたおかげで数枚であるが、カメラに納めることができた。

この姥湯温泉桝形屋旅館。環境は最高であると思うが、人気があるがゆえに日帰りは激混みになる可能性大。平日に行くか、それとも宿泊するかのどちらかが良いと思う。ちなみに日帰り入浴は露天風呂のみで内湯は宿泊者専用らしいです。
07.5.1(立ち寄り)
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