十 勝 岳

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三日間お世話になったオソウシ温泉鹿乃湯荘さんをAM5時前に出発。とっても良い宿で、また訪れたいと思います。番犬の「ケンちゃん」は秋田犬でおっとりしてとっても可愛いのですが、実は熊をも追い払う勇敢な6歳雄犬です。
※オソウシ温泉については別途、レポートしたいと思います。

望岳台にはAM7時過ぎに到着。駐車場は満車に近かったが、登山口に一番近いスペースが空いていて、そこの置く事が出来た。
トイレは昔から建てられていると思われる簡易水洗のようなトイレが駐車場端にある。

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望岳台登山届BOX 7:20→十勝岳避難小屋 8:15→十勝岳山頂 10:08
登り行動時間(休憩時間含む) 2時間42分

十勝岳山頂 10:32→十勝岳避難小屋 11:56→望岳台登山届BOX 12:37(途中、途中でガスが切れそうな時は止まりながら進んだのであまり参考にならないと思います)
下り行動時間(休憩時間含む) 2時間05分


※目印が少ないのとガスっていたので途中のタイムがあやふやでした。


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7時20分。望岳台出発。
避難小屋付近から上は雲に覆われている。しかし、徐々に雲が上がっているようで時間を追うごとに天気が好転。
道は岩がゴロゴロしているが遊歩道のように整備されていて安全に歩くことが出来る。

(7:20)


(7:39)

しばらく進むと傾斜は段々ときつくなり息がハアハア、汗もかいてくる。

(8:01)


下を見ると雄大な風景が広がる(8:04)


十勝岳は今日も元気いっぱい(8:07)・・・・・・でも本当に元気になるのは夜がありがたいなぁ

8時15分。十勝岳避難小屋到着。ここには水場やトイレもない。ただ御嶽のようなことが起こった場合は貴重な存在になるかとは思う。
中を覗くが土足で入るなんにもない小屋ではあるが、雨風は十分にしのぐことが出来る。

十勝岳避難小屋到着(8:15)


十勝岳避難小屋内部


十勝岳避難小屋から下を見る

ここからは本格的な火山地帯を登っていく。
一旦、左へ折れて高台のようになった稜線を進む。
遥か上には噴煙を上げる十勝岳の山頂を見ることが出来る。

(8:27)

つづら折りの歩きやすい道を登ると傾斜は徐々に急に。また下を見ると白い粘土のようなものが重なっており、足裏がペタペタする。

(8:41)


(8:59)


(9:05)

急登も終わり、稜線に出ると周りはガスってきてしまい真っ白。
砂地のような箇所を進むのであるが、「ここは火星?」って思ってしまう(行ったことはないが(笑))。

さすがに稜線に出ると風が増し体感温度がぐっと低くなる。
なのでシェルを着用。
視界は100mあるかないか。

(9:26)


(9:30)

しかし、幅は広くて傾斜も緩やかで歩きやすい。しばらくそんな道を進んでいくと岩ゴロゴロの急登に差し掛かる。
時折、強風がガスをかっさらってくれると荒々しい山肌が一瞬であるが顔を出してくれる。

このコース一番の難所がひょっとするとこの登りかも。

白い粘土質の道(9:39)


急登を進んでいると上から団体さんが(9:41)


急登から下を見る(9:41)

この登りも終わり、山頂への最後の登りへと差し掛かる。
かなり風は強く風速15mくらいはあるだろうか。
視界がかなり悪いため白いロープに沿って進む。

(10:05)

10時08分。十勝岳山頂到着。
意外や意外。山頂には沢山の人が強風を避けるように休んでいる。
予想通り、視界は悪く真っ白。出来ることなら、美瑛岳や富良野岳なんぞも見たかった。
ここで昼食タイム。オソウシ温泉鹿乃湯で作っていただいたおにぎりを食べながら、熱いカフェオレを飲む。
美味い!
すると足元に小さな動物が。野ネズミだ!
体長は2cmくらいかな。なかなか可愛い。



しばらく天気回復を待ったが、難しいようなので下山することにする。

10時32分。下山開始。
下山は早い。大きな岩を跨いだり、大きな段差を下りたりする箇所はないため、ゆっくり進もうと思ってもスピードアップしてしまう。
時折、一瞬であるが十勝岳の荒々しい姿が顔を出してくれるタイミングを狙ってカメラを構えるが構えるとすぐにガスってしまう。


(10:39)


(10:45)


(10:50)


(11:09)


下は絶景(11:18)


下りてきた道を振り返る(11:28)


十勝岳山頂方面を振り返る(11:46)

11時56分。十勝岳避難小屋到着。
悔しいがこの付近まで下りてきたら、またまた山頂付近が顔を出してくれたのであった。
もう少し待っていればとも思ったが、あの風と寒さじゃ一時間も山頂にいる気はさすがに起きない。

ここからは緩やかな道をのんびりと下る。
下界に広がる上〜中富良野の街が美しい。

(11:58)


十勝岳を振り返る(12:30)


雲がかかった美瑛富士、美瑛岳

12時37分。望岳台到着。
下山届に記入していると何名かの方々から「山頂まで行かれたのですか?どのくらいかかるんですか?スゴいですね。」などの質問を浴びる(笑)。

正直、どれくらいかかる?という質問に答えるのが一番困る。人それぞれだからなぁ。

望岳台駐車場と十勝岳

望岳台からは十勝岳温泉凌雲荘に向かったが、激混みの様子。
温泉マニアとしては後ろ髪を引かれる思いであるが、ここを諦めて甘〜いメロンを食べに山を下りた。


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う〜ん。心残りです(笑)。天気は晴れ予報だったのに・・・・・。確かに晴れていましたが山頂付近は暴風で真っ白。
この十勝岳は高校時代に富良野線から見た雄姿が忘れらせず、ぜひ登ってみたい山のひとつでした。
入山規制にならないことを願いつつ、ぜひとも再訪したいと思います。

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15.9.22
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