上山田温泉に来て二日目。じっとしていても、もったいないので善光寺に行きましたが、長野の底冷えする寒さにやられました。
宿泊先の有田屋旅館さんへ戻る前にひとっ風呂浴びてきました。
住宅街にひっそりと建つ国民温泉は入口から風情がある。昔ながらの田舎の共同浴場といった雰囲気。
男性用脱衣室の扉を開けると下駄箱と番台がある。超レトロ〜。早速、番台のお姉さんに300円を払い中へと入る。
正面より 男性用入口
昔、お世話になった地元の銭湯によく似ている。服を脱いで「さあ、お風呂へ」と思い、ふと見上げると「浴槽・カラン・シャワー全て源泉100%使用」と書かれているボード発見。素晴らしい!!!
このボードだけですでに満足(笑)。
浴室の扉を開けるとものすごい湯気。奥が見えないほど。そして控えめであるがしっかりと感じられる硫黄臭が立ち込めている。この時点で顔がニンマリ。
浴槽の大きさは殻付の落花生のような形をした10人くらいは入れそうな大きさ。浴槽は深く、股下くらいまで浸かってしまうが一番奥は浅めになっており半身浴や寝湯が可能。
湯使いはとっても良く、ドボドボと1分間/50L以上は掛け流されていると思われる。また有田屋旅館同様に浴槽縁から掛け流しているだけでなく、浴槽の下に穴が開いており、そこから浴槽外にもお湯が抜ける仕組みになっている。
カランやシャワーはあるが、共同浴場ゆえに石鹸やシャンプーは当然ない。
お湯は無色透明だが、ほんの少しだけ白濁しているようにも見える。飲泉をすると上品な硫黄臭が鼻から抜ける。体感温度は41℃〜42℃くらい。若干、加温していると思われる。
とっても気持ちがよく、シャンプーを持ってきていないため頭髪を濡らす気なんか更々なかったが、シャワーが源泉100%とのことで頭からジャバジャバと源泉100%の湯を浴びたのだった。
ここは名湯と呼ばずになんと呼べばよいのか。素晴らしい温泉である。
同行者と40分後に外で待ち合わせをしていたが、もっと長く浸かっていたかった。半身浴、全身浴を繰り返しているとあっという間に時間が過ぎるのである。
同行者と合流すると火照った体を冷ましながら千曲川に架かる万葉橋を渡ったのであった。
何度試してもレンズが曇って上手く撮れなかった浴槽
興奮させられたボード 浴室外より
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こんなお湯が近所にある方々はと〜ってもと〜っても羨ましい。
上山田周辺に寄ったら、まずこの温泉に直行と思う。個人的にはツボにハマった素晴らしいお湯である。
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