山形県 新高湯温泉 吾妻屋旅館

今回はお金の余裕もないので青春18きっぷでの旅となりました。
AM8時過ぎ。自宅出発。快速ラビット大宮8:23発→宇都宮9:27着・9:32発→黒磯10:21着・10:33発→郡山11:37着・11:55発→福島12:43着・12:54発→米沢13:40着。ここからは15:30発の山交バスにて湯元へ向かうが、それまで時間がある。早速、米沢市内をぶらりとする。米沢の中心街は駅から離れているため、あくまでも駅周辺の散策に留める。しかしこの日はあまり寒くない。少し拍子抜けした感がある。米沢駅15:30出発。このバスは観光バスの車種で乗り心地がいい。米沢市街地を抜けると吾妻連峰へ向かって山へと入って行く。白布温泉を過ぎ、16:11湯元駅前着。ここは天元台ロープウェイの駅である。シーズンなのもあってスキー客で賑わっていた。ここからは迎えに来てもらっていた吾妻屋旅館の4WDワゴンにて旅館へと向かう。しかし旅館までの道はすごい。舗装はされているが傾斜が半端じゃない。スキーの滑走コースのような傾斜である。普通の乗用車でこの季節のこの道をトライするのには勇気がいる。多分、途中で引き返すはめになるのでは。

16:30新高湯温泉吾妻屋旅館着。よくこんな傾斜のところに旅館を建てたなあっていうのが最初の感想。受付を済ませ306号室に案内される。中も非常に綺麗で好感が持てる。ここの従業員の方も非常に愛想がよく、我々も気分がいい。6畳の広さであるがテレビも完備。トイレ、洗面は共同であるがトイレがウォシュレットであることと非常に清潔に保たれておりGOOD。

<根っこ風呂(混浴)>
岩で造られた露天風呂の上に位置する。寝湯が出来そうな浴槽としゃがんで入るような浴槽が左右にある。どちらも樹齢500年の栗の木の根っこを切り抜いたもの。カップルで入るには最適かな。まずお湯に入った感覚はやわらかい、優しい感覚。お湯は無色透明で白と茶色の湯の花が沢山舞っている。お湯を舐めるとややタマゴ臭がするがほとんど無味。お湯の匂いは若干のタマゴ臭+石の香り(石膏泉特有の香り)。温度は41℃くらいでこの寒さの中の湯浴には最適な温度。何時間でも浸かっていられそうなお湯。目の前には山々が一望。視界を遮るものはなし。おまけに貸切状態になれる風呂。目を瞑ると聞こえるのは風の音と水の流れる音のみ。最高の環境である。ここ吾妻屋旅館で一番気に入ったのがこの根っこ風呂です。


<眺望露天風呂(混浴)>
ここは岩で造られた、よくある普通の露天風呂。しかし根っこ風呂同様に眺めはよく、ここも気に入った。根っこ風呂よりも若干温度が高めの気がしたが、それでも体感温度は42℃くらい。泉質は根っこ風呂とほぼ同じような気がしたがタマゴ臭を感じることは出来なかった。


<内湯(男女別)>
木製で造られた風情のある浴槽。温度は熱めで44℃くらいはありそうな気がした。なので長くは浸かっていられない。一応、浴槽横には天然水と書かれた蛇口があり、捻ると冷たい水が出てくるが、お湯の投入量が多いため(これは素晴らしい)なかなか温度が下がらない。ここには源泉シャワーなるものがあり、試しに使ってみたが熱い。タマゴ臭がかなりして温度が低ければ最高なのだが…。なので桶に汲んで水で薄めないときつい。ちなみにここのお湯には沢山の茶色の湯の花が舞っていた。白い湯の花は発見出来なかった。源泉が違うのかな?何だか不思議。ここには唯一カランがあるため頭を洗いたい時には、ここを使用するしかない。自分は頭を洗う時と、ここを出発する前に入ったのみ。だって熱いんだもん。


<食事>
夕飯(17:30〜)と朝飯(8:00〜)とも部屋食。ちなみに運んでいただく前には電話がかかってきて「食事をお持ちしてよいですか?」と必ず確認。宿泊客としては準備?する時間をもらえるため嬉しい。本題の料理はというと。こんな山奥なのに豪華。味も非常にGOOD。宿泊料金を考えると非常にリーズナブル。


AM9:40に吾妻屋旅館出発。ここのワゴン車で湯元駅前まで送っていただく。AM10:00発のバスで米沢駅へと戻る。

この吾妻屋旅館。非常にリーズナブルな値段設定。料理は美味しいし、露天風呂もお湯だけでなく眺めも素晴らしい。また、布団を敷くのはセルフサービスとなっているようにお客に干渉するところはする、余計な干渉はしないという姿勢が好きである。個人的にあまりサービスの度が過ぎるのは好きではない。だって自分のペースで楽しみたいから。ぜひ再訪してみたい宿である。


07.12.29〜30(宿泊)

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