島根県 小屋原温泉熊谷旅館
少し道に迷いながらもPM2:40。小屋原温泉熊谷旅館着。この旅館も一日五組限定。狭き門である(しかしこの日は我々を含めて三組しかいなかった)。チェックインのPM3:00までは若干早いが、ここの娘さん?が快く受け入れてくれた。最初に言っておきますが、この娘さん。スーパーウーマンです(笑)。めちゃめちゃ働き者です。実際のところはっきりとはわかりませんが、ほとんど一人で切り盛りをしているような感じさえ受けます。頭が下がる思いです。
ここの浴室は4つあり、どれも中から鍵を掛けて入る。つまり貸切になる。なので慌てず急がずゆっくりと湯浴みをすることにした。全ての浴槽、床にはものすごい量の析出物がこびり付いて、潔癖症の方の入浴は辛いだろう(温泉好きにはたまらないが)。また源泉湧出場所が一番手前の浴槽と二番目の浴槽の間にあるらしく、この二つの浴槽が人気のようだ。但し、どれも源泉は同じである。
<一番手前の浴室>湯船の大きさは思ったより大きく4人くらいは入れそう。湯船が大きいせいかお湯の投入量も多い。お湯も他の湯船に比べて一番新鮮なように感じる。他のHPではほとんどが手前から二番目の湯船が一番良いと書かれているが、自分はこのお湯が一番気に入った。とにかく浸かっていると泡付きがすごいのである。比較的細かい泡が全身に付着する。温度は38℃くらいだろう。お湯の色は無色透明に近いが若干濁っている。お湯の味は鉄味+しょっぱい。しばらく浸かっていると身体の異変に気づく。片方の手でもう片方の腕を掴むとどちらもか〜っと熱くなるのである。普通に浸かっているだけだとわかりづらいが、手で身体の一部を掴むと掴んだ手と身体の一部の両方が熱くなるのである。こんなお湯、初めてだ。ものすごいパワーのあるお湯である。一番長く浸かったのがこの一番手前の湯。
<手前から二番目の湯>湯船の大きさは小さい。二人で入るのが精一杯。温度は38℃くらい。一番手前の湯よりも濁っている。他のHPで書かれているほどの泡付きはなかった。期待していたため少しがっかり。といっても素晴らしい湯には変わりない。また一番手前のお湯同様に身体が熱くなるのは同じ。
<手前から三番目の湯>湯船の大きさは4人くらいは入れそう。夜に少しだけ浸かった。泡付きもほとんど感じず、すぐに上がってしまった。温度は37℃くらい。
<一番奥の湯>ここだけ木造の湯船。見学しただけで入らなかった。
食事は夕食がPM6:00。朝食は時間を選べるが我々はAM7:30からにしてもらった。宿泊料金が激安(入湯税込みで9,075円)なのにもかかわらず非常に美味しい。特に夕食で出された天ぷらとここ熊谷旅館で打ったおそばが美味しく、中でも「椿の花」の天ぷらが出されたのには驚いた。
AM9:00にここ熊谷旅館を後にした。チェックアウトの10:00までゆっくりしたかったが、日付の変わらないうちに帰宅したかったから。ここを去る時には娘さんがわざわざ玄関から出てきてお見送りして下さった。何かこういうのって嬉しいですよね。
ここ小屋原温泉熊谷旅館。素晴らしいお湯を持った温泉宿です。宿泊料金も安いし部屋も綺麗。料理も家庭的な味で美味しいし落ちつける。島根県の旅の締めくくりにふさわしい温泉でした。ここもまた訪れたいって思いました。とにかくここのお湯のパワーには圧巻です。
08.5.5〜6(宿泊)
TOP 入湯リスト