鳴子温泉 滝の湯と温泉神社


同行者を宿泊先の旅館大沼に残し、ひとり出発。この日は朝から晴れており非常に気持ちがいい。少し寒いが。鳴子御殿湯6:59発の普通列車に乗り、7:02鳴子温泉着。

ここから共同浴場「滝の湯」へ向かう。坂道を登り、5分くらい歩いたところにある。温泉神社、ゆさや旅館の横にある。到着すると既におばあさんが一番乗りでベンチに座って待っていた。男では自分が一番乗り。開門7:30に近づくにつれて地元のおじいちゃんおばあちゃんが続々と集まってきた。
 

7:30開門。入浴券販売機が使えないため金も払わずに(番台のおばちゃん了承済)一目散に脱衣所に向かい、そして写真撮影。しかし内湯のため湯気が凄くなかなか上手く撮れない。一通り撮影を終え、湯船に向かう。中は全て木造で風情がある。しかしここはとにかく硫黄の香りがスゴイ。まずは奥にある小さめな湯船に。上からは滝の如く二本の源泉が落ちてくる。こりゃ〜気持ちいい。温度は温めで自分にはベスト。泉質は硫黄泉。お湯の色は白濁というか青っぽいというか。少しお湯を舐めてみると酸っぱ〜い。特に後味が酸っぱい。このお湯、非常に気に入った。温度もちょうどいいし自分の好きな硫黄泉。しかもこのお湯、温泉神社の下から湧き出ており、まさに御神湯。正直、このお湯から出たくなくなった。しかし時間もあまりない。20分程で上がり、手前にある大きな湯船に浸かる。こりゃ〜熱い。無理矢理、肩まで浸かったが10秒くらいが我慢の限界。またこの大きい湯船のお湯はあまり濁っていない。ひょっとして大きい湯船と小さい湯船のお湯が違うのだろうか?。そしてお口直し?にまたまた奥の湯船に。やっぱり気持ちいい〜。温度、硫黄の香り、泉質。自分にとっては極上の湯である。ここでさらに10分浸かる。そうこうしているうちに8時を過ぎてしまっていた。急がねばならない。ちなみにここを出る前にやっと買えるようになった入浴券(150円)を買い番台のおばちゃんに渡しました。
  
さっさと服を着て鳴子温泉8:26発の普通列車に乗る。8:29鳴子御殿湯駅到着。同行者の待つ旅館大沼へ戻る。ちなみに朝飯を予約しなかったのであるが理由はこれにあったのだった。それからこの滝の湯。7:30には人がいっぱい来ていたが15分もするとほとんどの方々が出ていってしまったようだった。これが本当の「朝のひとっ風呂」なのだろう。

07.3.18(立ち寄り)
滝の湯に入浴する前日、すぐ上にある温泉神社を参拝しました。なんとここは837年に建てられたそうだ。約1,200年も前のことである。さすがは鳴子だなぁ。共同浴場の滝の湯の横を入り、なが〜い石段を登ったところに鳥居がある。この鳥居をくぐり50mくらい進んだところに本殿がある。しかし雪が積もっていて上手く歩けない。積もった雪をズボズボと踏みながら本殿到着。二礼二拍手一礼。初めての鳴子訪問。ここのお湯に浸からせていただく前に挨拶をするのは当然だろう(笑)。
  
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