・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
万座・鹿沢口駅から極楽館には予約の連絡を入れておいた。そのため精神的にはゆっくりと向かうことが出来た。
万座・鹿沢口駅からは西武バスで草津温泉へと向かった。車窓から見える景色は厚く雪化粧をした山々。群馬というよりも日本海側の東北へ来たのかと錯覚してしまいそう。

万座・鹿沢口駅から乗ったバス 草津温泉湯畑
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

極楽館全体 極楽館の湯小屋への扉
建物はかなりお洒落で一階は喫茶室になっている。女性にも好まれそう。
早速、受付を済ませ二人分の2,000円を払い、中へと案内していただく。
この日は「極」という風呂を借りることにした。ここは以前、男性湯だったらしい。実際に壁をよ〜く見てみると昔から存在していると思われる析出物の付いた石垣を見ることが出来る。

貸切風呂「極」の前 貸切風呂「極」の脱衣室
2m×1.5mほどの大きさの湯船。大人三人くらいならば問題なく入ることが出来る。
ここの温泉は35℃〜37℃と言われている草津にしては極めてぬるめの大日の湯源泉に高温の西ノ河原(万代鉱)源泉をブレンドし、41℃程度の適当に保っているとのこと。確かに体感温度も40℃くらいだった。

貸切風呂「極」浴室 「極」の湯船

「極」の湯口 「極」の湯船から見た光景
肌触りは草津の湯にしては非常にソフト。PHが2、1とは思えないほど。
温度もそれほど高くないため半身浴と全身浴の交互であれば長湯も可能(でも調子に乗ると湯あたりするかも)。
透明に近いが若干、白濁したお湯には細かい湯花が舞っている。硫黄の香りもしっかりと感じることが出来る。石油臭っぽい感じは全くなかった。
飲泉するとレモンのような酸っぱさが口に広がる。なかなか強烈。
さすがは自家源泉「大日乃湯」は噂のとおりマイルドなお湯。
カランはあるがシャワーはなし。しかしシャンプー類は充実。
貸切時間の一時間をゆっくりのんびり過ごした。

ここはだれにでも気軽におすすめ出来る温泉だと思う。中には休憩室もあり軽食も可能。
草津というと毎度のことではあるが自分にとってはどうしてもMっ気たっぷりの白旗の湯が浮かんでしまう。なので草津の湯というとどうしてもこれと比較してしまうため余計にマイルドに感じてしまうのかもしれない。
草津っていう地域も宮城の鳴子同様。決して広くはないが、白旗、湯畑、万代鉱等々の様々な源泉を持っていてかつあの湯量。
地球の凄さとありがたさを間近に感じられる場所だと改めて強く思った。
源泉名=大日の湯・西ノ河原源泉(町有) 混合泉
泉質=酸性−アルミニウム−硫酸塩・塩化物温泉 PH=2.1
泉温=51.3℃(自然湧出)
|