鹿児島県 栗野岳温泉 南洲館
この日は鹿児島の旅も最終日。天気は曇天。となれば温泉しかありません。

最後の〆のお湯は栗野岳温泉南洲館にしました。かなり有名な温泉宿ですが、まだ訪問したことがなく、今回初めての訪問となりました。

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南洲館に到着後、受付へ行き、男性の従業員(ご主人かなぁ?)日帰り入浴をしたいと伝えると何の説明もなく「桜湯」へ案内される。確かここには竹の湯という有名な温泉があるはずであるが、とりあえず300円を払い別棟の「桜湯」に向かう。

<桜湯>
かなり新しい湯小屋。南州館に向かって右側に位置する。
脱衣所も木造できれい。そして浴室の真ん中にポツンと静かに湯船がある。カランはあるがシャワーはない。

お湯は静かにそれほど多くない湯量の硫黄泉が注がれている。源泉温度から考えてもおそらく加水しているだろう。湯口に手を出してそれを舐めるとやっぱり酸っぱい。さっそくお湯に浸かる。体感温度は43〜44℃くらい。結構熱め。浴槽の中には細かい湯花が沈殿しており撹拌するとあっという間に自分の回りのお湯が真っ白に変化する。肌触りはさらっとした印象なのでまったり感はない。山登りの後に似合いそうな案外さっぱりとしたお湯である。
お湯の匂いはほんの少し硫黄臭がする程度。加水が影響しているかもしれないが・・・・・。

また、この浴槽は泉質から滑りやすくなってしまうせいなのか、ザラザラしていて痛い(笑)。

しばらく浸かっていると栗野岳登山から帰った集団八名さんが入ってきて、とてもではないが浸かって居られる情況ではなく上がってしまったのであった。

泉質=酸性単純硫黄泉 源泉温度=61.2℃  PH=2.8

        南洲館駐車場から宿側を見る                    桜湯 湯小屋


桜湯浴室

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<竹の湯>

桜湯から上がったものの納得出来ず、女将さんらしき方に「竹の湯に入りたいのですが」というと「300円です」と言われ支払い、南州館奥の竹の湯へ向かう(後でわかったことであるが二湯目は200円でOKだったらしい)。

湯小屋手前の桜の木が妙にきれいに見えた。

脱衣所は木造できれいにされている。
その脱衣所から見える浴室がこれまた見事!温泉ファンを唸らせる光景!石造りの壁と浴槽。そこにはすでにグレーに濁ったお湯が下に落とされており、そのお湯で浴槽内は濃いグレーと化し、何ともいえないドロドロ感を出している。

体感温度は40℃くらい。また浴槽縁の方は浅瀬になっており、半身浴や寝湯が可能。そういえは木の枕がいくつか置いてあったっけなぁ。
肌触りは意外と滑らか。というよりもドロドロ。まったりという言葉がよく似合う。
飲泉してみるとめちゃくちゃ酸っぱい。歯が融けるかと思った(笑)。
しかし、このお湯の濃さは凄まじい。透明度は10cmくらいだろう。このお湯。個人的に好みのお湯でずっと浸かっていたくなる。でもやや硫黄臭に加えて石油臭っぽいのも感じるため、あまり長く浸かるとKOされるだろう。ぐったりくるお湯なのは間違いない。それでも半身浴を含めてではあるが30分くらいは浸かっていた。

また、奥には温めの源泉打たせ湯と湧水打たせ湯があるがチョロチョロと出ている程度のため、打たせ湯とは言わないのかもしれない。ひょっとすると上がり湯に使うのかもしれない。なお、ここ竹の湯にはカランはない。

泉質=酸性・含鉄(U・V)−アンモニア−硫酸塩泉  源泉温度=90℃ PH=2.2

         桜の木の奥に建つ竹の湯                    竹の湯脱衣所


          竹の湯浴槽(手前から)                    竹の湯浴槽(奥から)


         
竹の湯浴槽(手前右から)                竹の湯の奥にある打たせ湯


竹の湯全容

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〆のお湯はかなりぐったりきました。でもその分、満足はしました。やっぱり鹿児島は温泉天国ですね。まだまだ入りたい温泉が沢山あって困ってしまいます。

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帰りがけに寄った曽木の滝

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13.3.17(立ち寄り入浴)