山梨県 雲取山
登山シーズンも残り少なくなってきました。雪の心配もなく登れる山となると・・・・。

AM1:30自宅出発。
今回の登山は今までで初めて高速道路を使わないアクセス。青梅街道を西へ。奥多摩湖の湖畔を通り、山梨県丹波山村に入って数分のところに「鴨沢」バス停がある。このバス停の前(消防署前)に10台くらい置ける駐車スペースあり。ちょうど一台分のスペースの空きがあり、ここへ駐車(AM3:50)。よく空いていたものだ〜。。ラッキーです。
ここの駐車スペースの前には水洗トイレもありとってもありがたい。ここでしばし仮眠。

AM5:10起床。
このころになると一台。また一台と小袖乗越駐車場方面へ向かう車が通り過ぎて行く。こうなると我々もゆっくりしていられないため、トイレを済ませて小袖乗越駐車場へ向かう。舗装された比較的走りやすい道を10分くらい進むと右カーブの途中に広い空き地のようなスペースがある。ここが小袖乗越の駐車場。上手く置けば40台〜50台くらいは置けると思われる。我々が到着したころには20台くらいは止まっていた。
ここの難点は「トイレがない」こと。なので我々は鴨沢バス停前で仮眠をしてトイレを済ませたのであった。

同行者はかなり眠い様子。仕方がないので出発時間をやや遅らせる。

朝食、着替えを済ませてAM6:27。小袖乗越駐車場出発。ちょうどそのころ、朝日が目に入ってきた。絶景ではないが、それも綺麗。

         小袖乗越駐車場と朝日                     小袖乗越駐車場から出発

普通の車道を5分ほど登って行くと鴨沢コース小袖乗越登山口到着。

ここから本当の登山開始 AM6:32発。

          小袖乗越登山口付近                         小袖乗越登山口

ちょうど朝日と相まって木々と葉っぱがとっても綺麗。これらが笑っているかのように思える。道は整備された非常に歩きやすい道。ハイキングという言葉がふさわしい。

        とっても歩きやすい登山道1                    とっても歩きやすい登山道

息の切れるような急登もなく、岩場もなく、小学生低学年でも安全に歩けるくらいの道。途中、赤や黄色に変化した葉が、「もうそろそろ登山シーズンも終わりだなぁ」って思わせてくれる。

AM7:49 堂所通過。ここはどうってことない場所ではあるが、地図ではポイント場所になっている。

              堂所                                 紅葉

このあたりの標高になると紅葉がさらに多くなってくる。しかし例年よりも紅葉にならずに即、枯葉になってしまった葉が多いような気もする。何となく紅葉が少ない気もする。

      紅葉で真っ赤な絨毯になった登山道               少し急斜になってきた登山道

AM8:16 七ツ石小屋との分岐点通過。ここからは巻道と急登の二つの道があるが、トイレに行きたいので急登の七ツ石小屋ルートを進む。ちなみに巻道をずっと進んでしまうと小屋には着かない。この道。思いのほか、息が切れる道。展望もなく苦行?の道。

            急登の道                            急登が終わりホッと

AM8:39 七ツ石小屋到着
ここからの景色が絶景!手前には紅葉〜やや枯葉となった山々。その奥にはど〜んと構えた富士山。そして空は抜けるような青空。気持ちいいね〜。
ここの御主人はとっても優しそうな方。「水を好きなだけ飲んで下さいね」と声をかけて下さった。ありがたい限りである。ちなみに同行者はグビグビ飲んでいた(笑)。トイレはボットン式で使用料100円。

           七ツ石小屋到着                        七ツ石小屋を別角度から


七ツ石小屋から観た富士山

AM8:45 七ツ石小屋出発
しばらく進むと前方に少しだけ頭の禿げた雲取山山頂付近と避難小屋が見えてくる。それほど遠くはない印象。

雲取山山頂をアップ

AM9:11 唐松谷への道との分岐点到着
10名くらいの方々が休憩をされていた。このあたりはまるでローラーで整備されたかのような平らな広場。キャッチボールくらいは平気で出来そう。


ここからは展望のよいと言われているブナ坂を歩く。このブナ坂はと〜っても気持ちのいい道。左手に富士山をずっと眺めながら歩けるのである。しかも整備されていて歩きやすい。
こういう道って早く歩けないものです。だってよそ見をしてしまいこけちゃうから・・・・。

ブナ坂より富士山を望む


気持ちのいいブナ坂

AM9:39 ヘリポート通過。ここもと〜っても広いグランド?。フットサルなら間違いなく一面は取れる大きさ。

ヘリポート

AM9:42 標高1,750mの奥多摩小屋通過。ここからの富士山も見事で、この小屋の前で食事をされている方がちらほら。

           奥多摩小屋                          奥多摩小屋から頂上へ向けて

実はここから先がこの雲取山鴨沢コースでの一番の難所?。急登の連続となる。ものすごくきついわけではないが、登山初心者や不慣れな方だと少しつらいかも・・・・のレベル。日本アルプスなどを経験されている方々だと「ちょっと疲れるな〜」と言ったレベルかな。
それでも富士山を眺めながらの道はきつくても辛くても気持ちがいいものである。

雲取山荘方面(巻道)との分岐点


山頂に向けての急登


茶色に色づいた山々


避難小屋と山頂は目の前

AM10:33 雲取山山頂到着。標高2017m。駐車場より4時間6分。思いのほか、時間を要してしまった。今日は同行者の体調が良くないようで(寝不足?)、かなりペースを落としての登山だった。

山頂付近はたくさんのハイカーが写真撮影をされたり、食事をされたり、談笑をされたりと楽しんでいるようだった。
ここからの景色も絶景!富士山だけでなく大菩薩や遠くには南アルプスまでも観ることが出来る。

面白いことにこの山頂には山頂標識が二つある。理由は東京都と埼玉県との県境だからであるが、なんと東京都の標識はボロっボロ。それに比べて我が埼玉県のはと〜っても立派。

この絶景を眺めながら食事タイム。今日のメニューはコンビニおにぎりとみそ汁。早速、お湯を沸かすがコーヒーを忘れたことに気づく。う〜残念。

雲取山山頂(右奥は富士山)


東京都の雲取山山頂標識と三角点


富士山をアップ

AM11:13 下山開始。
おっと、その前に避難小屋の下にあるバイオトイレで用足し。ここのは無料。とってもありがたい。

当分の間は右に富士山を観ながらの道。急いではもったいない。堪能しながらの歩行。

下山開始直後の道


下山途中に富士山を望む

AM11:49 ヘリポート通過。

PM0:11 唐松谷との分岐点通過。
ここからは展望があまり期待できない道。ちょっと飽きてきた(笑)。

PM0:38 七ツ石小屋下通過。


PM1:03 堂所通過。

PM1:55 小袖乗越登山口到着。

PM2:00 小袖乗越駐車場到着。
下山は2時間47分。まあまあのペースかな。



この後は山梨の名湯(勝手にそう思っている)正徳寺温泉初花へ向かった。ここのお湯は約36℃のアル単。無味無臭の何の特徴もないお湯・・・・と思いきやヌルヌルなのである。
お湯に浸かって体を触ると「ヌルヌル」。これぞうなぎ湯。
結局、このお湯に3時間近く浸かっていた。大好きなお湯。目を瞑って浸かっていると間違いなく眠りに落ちる。
前回訪問時のレポートはここをクリック

実はここは鰻の専門店でもある。金もないので普通のうな重を食べる。これがまた美味い。フワフワで香ばしく、アブラが程よく乗っている。

         正徳寺温泉 初花                             飲泉所


             うな重                               ひつまぶし

百名山に登り、名湯に浸かり、美味い鰻を食べる。何と幸せなんでしょう。

結局、初花を出たのは19時過ぎ。雁坂トンネル経由で約3時間半かかり自宅に着いた。

雲取山は間違いなく初心者コース。難しい箇所は全くありません。しかし歩行距離があるためひょっとすると疲れてしまうかもしれません。

富士山を眺めながらの雲取山散歩はとっても楽しく、足が軽くなります。


自宅からも遠くはなく、気軽に来ることが出来るのもGOODです。


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11.10.29