鹿児島県 開聞岳
AM7:30少し前。吹上温泉新湯温泉旅館を出発。空は快晴ではなく多少もやってはいるものの晴れてはいる。段々と開聞岳に近づき時折、顔をのぞかせる山頂付近が心を急がせる。
AM8:20 開聞岳山麓ふれあい公園駐車場到着。すでに100台くらいの車が止まっていた。やっぱり人気の山である。
この頃になると頂上付近は雲で覆われてきていた。何だかいやな予感。
着替えをすませ、駐車場端にあるきれいなトイレで用を済ませ、AM8:26登山開始。


最初は車が通れるコンクリートの道を登る。意外と傾斜がきつい。

AM8:31 二合目通過。ここから登山道へと入っていく。最初は地面を深く掘って作った溝のような道を登って行く。




このあたりは思いのほか、風の通りがあまりよくなく汗が吹き出てくる。とっても暑い。あっという間にシャツがびっしょり。

AM8:47三合目通過。


多少の浮石もあり、捻挫をしないように注意しながら進む。

AM9:01 四合目通過。

AM9:16 五合目到着。ここで展望が一気に開ける。快晴ではなく若干ガスっているものの絶景である。右には長崎鼻。中央には山川の街並〜指宿市街。左手にはイッシーで有名になった池田湖。
しばらく見たことのない景色をぼ〜っと眺めさせてもらった。




ニ〜三分休憩の後、出発。

AM9:31 六合目通過。段々と大きい岩が出現。しかし傾斜もそれほどきついわけではなく難なく進む。

AM9:46 七合目通過。このあたりから徐々に傾斜がきつくなり、下は鋭利の角を持つ岩に変貌してきており歩くのに気を使わざるおう得ない。
しかし森の中を抜け、稜線に出てきたこともあって、体に当たる風が心地よいのと絶景の下界が見え隠れしてくるのである。でも残念ながらガスってきており肝心要の下界は運がよければ見える程度。




AM9:55仙人洞通過。相変わらず岩場が続く。でも傾斜が緩いし三点支持をするには程遠い。


ロープも出現。でもロープを使うほどでもない。


AM10:20 九合目通過


九合目を過ぎるといきなりハシゴが出現。ここは譲り合いで登らければいけない。ご丁寧にもロープが併設。


このはしごを登りきると絶景が見える。我々はガスがほんの一瞬、晴れた時のみに見えた。画像は頴娃〜枕崎方面の海岸線。ちなみにこれ以後、下山で五合目に下りるまで視界悪しだった。


最後はなかなか登りのぼりごたえのある岩場を登る。


AM10:40 開聞岳山頂到着 標高924m。駐車場から2時間14分もかかってしまった
下界はガス・ガス・ガスだらけ(笑)。おまけに風も相当強い。おそらく10m以上はあるだろう。
サングラスと帽子が飛ばされる〜。頂上に到達したっていう達成感はあるものの実感が全然沸かない。360℃真っ白だと「ここは何処?」って感覚にもなる。
ここでゆっくりしようかとも思ったが、全く絶景が望めない。それから結構な人の数なのと麓までトイレがないことを考えると早く下山した方が良さそう。





AM10:55 下山開始。
真っ白で下界を楽しむことも出来ず、ただひたすらに下山するのみ。

AM11:29 仙人洞通過。

PM0:01五合目到着。ここからの景色は登りの時よりはガスっているものの、楽しむことは出来る。


PM0:32 二合目登山口着。

PM0:36 山麓公園駐車場着


二年前、体力不足?でパスした開聞岳に無事に登ることが出来ました。ありがたいことです。遠くから観るこの山は「薩摩富士」の名に相応しい、きれいで優雅で存在感があります。

(二年前 撮影した開聞岳)

雲の切れ間から見える景色でさえ絶景でした。ゆえにまたいつか、とびっきりの快晴時に登ってみたいです。その時がいまから楽しみです。


この後はとんぼ返りで熊本の阿蘇山麓へと戻りました。長〜い距離です。


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11.4.30