AM8:10ころ到着。駐車場にはすでに5〜6台の車が止まっていました。早速、受付に行き、出てきたご主人に入浴料1人/300円を払うと・・・・・。
噂には聞いていましたが、「お客さん初めて?」の質問から始まり各施設の案内や注意事項を教えて下さいました。特に最近は車上荒らしが多いため注意しなさいと被害写真を交えながら強く言ってくださいました。これはとってもありがたいことだと思います。噂では「洗礼?」などという話も聞いてはいましたが、決してそんなことはありませんでした。江戸っ子のような強めな口調なので中には怖い・うるさいと思われる方もいらっしゃるのではと思いました。露天風呂や内湯への入り方。また加賀井温泉源泉などの各施設を大変親切に案内して下さいました。

一陽館全景 アワアワの源泉槽
さてまずは内湯です。
細長〜いの浴槽が目に飛び込んできました。すでに5名くらいの先客さんが気持ち良さそうに湯に浸かっていましたがこの雰囲気でやられました。昔ながらの湯治場の雰囲気プンプンです。また湯気がすごくて奥まで見通せないのもなんとも言えなくGOODです。
掛け湯をすると温度は温めで自分好みです。浴槽や床は析出物がこびり付いていていかにも濃そうだって思いました。ちなみに桶などにも析出物がこってり。
お湯の色は黄色〜茶色の中間といったところでしょうか。お湯の体感温度は39〜40℃くらい。湯治として入るには適温です。匂いは鉄臭+土類臭のような匂いがしました。少しだけ飲泉をしましたが、鉄味+塩味を感じました。正直、あんまりグビグビ飲める味ではなかったです。
ほとんどの皆さんは湯船の縁に首を置いて目を瞑ってゆっくりと湯に浸かって気持ち良さそうにされていました。私も気持ちがよく長居したくなりましたが、この手のお湯は後からガツ〜ンと湯疲れがきますので10分程度で上がりました。
ちなみに浴室の作りは男女とも左右対称のようです。

男性用内湯 女性用内湯

内湯(女性用)※画像は同行者にもらいました
続いて露天風呂です。
これは混浴です。基本的には脱衣は内湯で行い、タオルや手ぬぐいを巻いたまま内湯から一旦、外へ出て20mくらいを歩いて露天風呂へと向かいます。なので女性には少々ハードルが高いかもしれません。でもタオル巻き可であり、かつお湯も濁っているので慣れた方には何ともないかもしれません。
湯船は左右に二つあります。向かって右側のほうがお湯の投入量は多いです。左側のほうが投入量は少なく、お湯もオレンジ色に変化しています。私が入った時には私のほかにもう一人か二人しかいらっしゃらなかったのでほとんどの時間をこの露天で過ごしました。この向かって右側の浴槽が内湯を含めてもっとも湯使いがよいのではと思います。二箇所から源泉がドバドバと掛け流されていますし、源泉槽から3mくらいのところに位置するため新鮮だと思います。外のため体感温度は38℃〜39℃くらいだと思いますが、この日は雪見風呂となりとっても気持ちがよかったです。風呂から上がっても湯冷めをすることはなくぽかぽかしていました。

露天風呂全景 湯口

露天風呂全体(手前の浴槽の湯使いがGOOD)
なお、湯治場的な要素たっぷりの温泉施設なのでカランやシャワーはありません。当然ながらシャンプーやボディーソープなどもありません。
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