群馬県 法師温泉 長寿館


AM6時自宅出発。途中、義父母と合流。関越道花園ICから高速に乗るが渋滞はなし。月夜野ICを下り国道17号線を北へ。猿ヶ京温泉を過ぎ、しばらく進むと法師温泉の長寿館の看板が目に入る。そこを左へ入り、約10分。AM10時、法師温泉長寿館到着。やっぱりこの旅館は風情がある。黒光りした建物はタイムスリップしたような感覚にさせられる。また川のせせらぎと周りの山々がこの風情をさらに強調している。

駐車場に置いてある車の数は多い。宿泊者のものもあると思うがそれにしても心配。まずは長寿館の玄関に行く。すると案の定、日帰りで来たと思われるおばさん軍団が周辺を散策している。その後にもぞくぞくと日帰り客らしき方々が玄関周辺に集まってくる。こりゃ大変だ〜。結局、受付間際には30人くらいの行列になっていた。

AM10時30分。日帰り客の受付が始まる。我々はトップに並んでいたのと昼食休憩を予約していたため一番に受付をすることが出来た。しかし受付は同行者に任せて、たったと自分は法師乃湯の写真撮影に。だれもこない一瞬を狙っての行動。かなり急いで撮ったためブレた写真が多い(泣)。
写真撮影を一通り終えて戻る。すると昼食休憩を予約していた客が全員そろってから大広間に案内されることになっていたようだ。ここで再度皆さんと合流。受付を入って真っ直ぐ進み、3段程度の階段を登ったらすぐ左に折れ、その突き当たりが大広間。着くと大広間は3つに仕切られていた。この方が落ち着く。早速、テーブルに付き一息。
さあ、法師乃湯へ。脱衣所に着くとスゴイ人の数。空いている脱衣カゴを探すだけで苦労する。浴室へ入ると一番手前のマスが少し空いているのが見えた。そして湯船の中をよ〜く見ると玉砂利で敷き詰められた底からポコポコと泡が上がってきていた。こりゃラッキー。自然湧出している真上を確保できた。掛け湯を入念にし、湯船に浸かる。う〜ん。気持ちいい〜。温度は40℃くらいだろうか。お湯は無色透明。お湯の匂いは石の香りだけでなく何だかあまい香りがぷ〜んとする。いい香りである。一番手前のマスのみにある源泉口のお湯を飲んでみるが無味無臭。非常に飲みやすい。湯船の縁に首を置き、ゆっくりまったりとお湯を堪能。非常にやわらかいお湯に感じ、リラックスできる。温度が高くないため長湯が苦にならない。っていうよりも長く浸かっていたい。そんな気分になる。これだけの人が入っていてもお湯が濁ることはない。湧出量が多いためだろう。それと一番手前のマスのみには源泉口も設置されているため他のマスよりもお湯の投入量が多い。結局、約50分。一度も湯船から上がることなくお湯を楽しんだ。
大広間に戻るが身体が温まっており汗がひかない。そして顔を触ってみるとお肌がツルツル〜(笑)。一見、お湯は大したことがないような気もしてしまうが実際はスゴイお湯であるようだ。このお湯を一言で言うと「甘くてやさしいお湯」かな。

ちなみにこの法師温泉。女性専用の長寿乃湯がもっともいいお湯のようだ。混浴の法師乃湯のが浴槽内のお湯の入れ替えまで1時間50分かかるのに対し、ここは37分。玉砂利で敷き詰められた湯底。自然湧出も同じ条件。湯船が小さいだけ。一度でいいから入ってみたい。

PM0時になった。昼食が運ばれてきた。この日は山菜ごはんとおそばを各々2つずつ注文していた。どちらも味はなかなかだった(おそば付き昼食休憩は2,600円、山菜ごはん付きは3,000円)。

そして食後にまたまた法師乃湯へ。さっきよりは空いているがまだまだ人は多い。結局一番奥のマスしか空いておらず、そこに入る。さっき入った一番手前のマスよりも温度が低く多少お湯が濁っている。これだけの人が入れ替わり立ち代り入ってくるんだから多少の濁りは当たり前だろう。きっと一番手前のマスには足元湧出だけでなく更にお湯が投入されているせいで新鮮なお湯かつ温度が少し高いのであろう
PM1時40分。ここ法師温泉長寿館を後にする。15年くらい前?に宿泊したが、その時とはかなり変わってしまったようだ。法師乃湯の脱衣所が男女別になっていたこと。それから日帰り客が非常に多いこと。
しかし変わらないものがあった。それは温い足元湧出のお湯。これには感激している。宿の方々のご尽力にはもちろん脱帽であるが、それよりも…。やっぱり自然ってすごいです。地球ってすごいです。

06.11.23/07.10.7(立ち寄り) 他に1度宿泊あり。
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