長野県 五色温泉 五色の湯


満山荘を後にし、山道を戻る。視界もかなり悪くなり50m前も見えないほどの吹雪となってきた。恐る恐る車を運転。

PM0時30分、五色温泉五色の湯に到着。ちなみに五色の由来はお湯の色が日によって変化するところからきているらしい(今日は何色なんだろう?)。同行者は湯あたりしたらしく車の中で待っているとのことだった。寂しく?ひとりで宿へ向かう。フロントで500円を払い、左手にいったところに風呂がある。まずは露天風呂に向かう。ちなみにこの宿、露天は混浴1女性用が1、内湯は各々1つずつある。

何とここの脱衣所は外にあるようだ。スリッパを履いたまま雪の積もったコンクリートの細道を行くと畳三畳分くらいの広さしかない小さな木造の脱衣所にたどり着く。服を脱ぐとさすがに寒い。さっき満山荘で温まったばかりなのに。

雪の積もった細道を10mくらい行くとそこには20人くらい入れそうな露天風呂が現れる。なっ、なんとお湯が緑色である。雪で凍傷寸前?になった足を湯に浸ける。ホッとした。足がじわじわ温まっていく。ここには源泉から引っ張っているホースが二つあり、ドバドバと流している。とりあえず肩までお湯に浸ってみる。うわ〜。このお湯もすごい。なんと湯の花が黒い!詳細にいうと深緑とグレーを足したような色の気がした。またこの湯の花の量がめちゃめちゃ多い。湯から手を上げると湯の花が沢山付いてくる。お湯の温度は少し熱めかもしれない。おそらく43℃くらい。しかしこの吹雪のためかちょうどいい。湯を舐めると少し硫黄の香りが鼻から抜ける。この湯も気持ちがいい。それと松川のすぐ横にあるため景色もいい。自分以外だれも入っていないせいか野湯に入っている感覚になった。15分くらいは入っていただろうか。髪の毛に手を当てるとバリバリに凍ってきているのがわかる。同行者も待っているため早めに上がることにし今度は内湯へ向かう。

内湯への通路は木造で風情がある。脱衣所から風呂を覗くとここのお湯も緑色。湯船は結構小さく4人くらい入ればいっぱいになるくらい。早速、湯船に浸かる。少し熱めである。しかし熱いときに使うと思われるホースがあり、きっと熱い場合は水を入れるのだろう。この湯も気持ちがいい。結構濃い。湯の花はさっきの露天のように沢山浮かんではいない。しかしその分、湯が新鮮な気がする。気持ちがいいが熱いため早めにあがろうと考えていたが、この時に居合わせた県内からいらっしゃっているイケメンの方と話し込んでいたため結局30分くらいは浸かっていた。しかし話し相手をしていただいたおかげでこの湯を堪能することができた(ありがとうございました)。このイケメンの方はここの湯が好きで頻繁に訪れているとのことだった。
ちなみにイケメンさんいわく、ここのお湯は放っておくとどんどん熱くなっていくため、時折水を入れないと入っていられなくなるそうだ。


※帰路も吹雪で大変でした。同行者から車内で撮った画像をもらったので載せておきます。
07.1.7(立ち寄り)
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