山梨県 大菩薩嶺
三連休。何もしないのはもったいない。今年最後の登山(蓼科山で最後と思ってはいたが・・・)。この時期であるがゆえ、比較的標高の低い山は?ってことを考えた結果。
山梨県の大菩薩嶺と大菩薩峠へ行くことにしたのであった。噂では聞いていたが、この登山道から見える富士山がものすごい綺麗であるとのこと。楽しみであった。

AM5:40自宅出発。首都高速は問題なかったが中央道がすごい渋滞。結局、大菩薩嶺登山口の上日川峠に到着したのはAM9:20。9:00前には出発したかったのに〜。
早速、着替えて出発。空は快晴になってきたが、意外と風が強い。時折、地鳴りのような音を立てながら風が去ってゆく。



AM9:39出発。歩き始めからハイキングのような道。生い茂る木々が気持ちいい。下は土のためクッションが効いて歩きやすい。多少のアップダウンはあるものの、そんな道を約25分歩くと福ちゃん荘に到着する。
ここは以前、皇太子と雅子様が訪れたところらしい。しかし我々は休むこともなく通過(笑)。相変わらず風は強く、遠くからゴ〜っという音とともに我々に徐々に近づいてきては通り過ぎる。なかなか迫力のある音である


AM10:11富士見山荘通過。しばらく進むと勝縁荘と水場に到着。水の音が心地よい。ここから石畳のような道をしばらく登ると急に尾根伝いに出る。
そして木製のベンチが二つ並んでいる。ちょうどそこに腰をかけると・・・・。富士山がどっか〜んと観えるのである。少し逆光気味ではあるものの雪を被った富士山が目の前に。
やっぱりすごい迫力。




さらに登る。最後に少し急な傾斜を登ると山荘とトイレがある。そこが大菩薩峠。AM10:50着。天気は快晴。南方面を見渡すと手前には塩山の街。奥には南アルプスの山々。甲斐駒や北岳が観える。さらに視界を左へターンすると富士山がドカ〜ンと君臨。風が強く、時折身体がよろけてしまいそうになるが、それでもじっとこの風景を眺めていた。今年最後の絶景と思うと余計に。






ここからは尾根伝いの見通しのよい道を登る。後ろを振り返るたびに富士山が視界に入る。


AM11:15賽の河原通過。この辺りからしばらくは霜の解けたぐじゃぐじゃな道が続いた。靴の裏にはドロがべっとり。


AM11:36。色々なHPで意味のないと言われている「標高2,000m標識」通過。

AM11:45雷岩通過。ここでは沢山の方々が食事を採っていた。たしかにここからは富士山の絶景を観ることができる。

ここからは少々雪の被った道を登る。凍っていて少し注意が必要。そんな道を10分ほど歩くと山頂に着く。標高2,057m、大菩薩嶺山頂到着AM11:54。今年最後の百名山登頂のつもり(多分)。




思いの外、山頂付近で食事をされている方が多かった。山頂からの展望はよくない。木々に囲まれて気持ちのいい場所ではあるが、やはり雷岩で食事をする方がいいかなぁ。
それとモラルのないおばさんへ「山頂標識に自分のリュックを立てかけて、そして標識の回りを徘徊して、後からくる方々の写真撮影の邪魔はしないでくださいね」


我々も写真撮影ののち、すぐに下山。富士山の観える雷岩で食事にする。この日はコンビニおにぎりと持参したお湯で入れたインスタントコーヒー。寒い時のコーヒーはやっぱり美味い。


PM0:25下山開始。下界に塩山市の街並みを見ながら唐松尾根を下る。意外と急な斜面ではあるが、苦痛になるほどでもない。最近気づいたことであるが、同行者はかなり登山慣れをしてきたようで下りが異常に早い。自分と同じくらいのペースで歩くのである。きれいな風景に見とれて少し立ち止まるとあっという間に引き離される。


PM1:06。再び福ちゃん荘に戻る。ここで7分ほどのトイレ休憩をはさみ、出発。ここからは本当にハイキングという言葉が似合う道。ゆっくり歩こうと思っていたが、しかししかし同行者は早い。

PM1:32。上日川峠到着。正直、全然疲れていない。拍子抜けした感じである。もう終り〜?というのが感想。

雪の被った富士山も拝めたし、天気にも恵まれたし、とっても楽しいハイキング?でした。
年配の方々にもおすすめのコースだと思います。


この後は以前から気にはなっていたものの、行ったことのなかった正徳寺温泉初花に寄って温泉三昧してきました。



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09.11.21