年末は青春18きっぷを使って飯田線の旅をしてきました。一日一本しかない上諏訪から豊橋行の直行普通列車に乗って楽しみました。車窓はなかなかなもので中央アルプスは真っ白でしたが南アルプスは少しだけ姿を現してくれました。また天竜川に沿って走るのもGOODでした。
そんなことをしたものの、まだ三日分の余ったきっぷがあります。そこでどうやって使うか、結構考えましたが何故だか「熱海」が頭に浮かびました。
熱海駅南口を出て商店街を抜け、海方向へ向かって進むとちょうどカーブの途中に福島屋旅館があります。
建物はかなり古く、昭和から根強く残る温泉旅館といった雰囲気です。
受付で入浴料400円/1人を払い中へと入ります。
手前が男性用脱衣所。奥が女性用脱衣所になります。
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脱衣所の扉を開けた瞬間、思わず「ウォー」と声をあげてしまいました。熱海にこんな旅館がまだ現存していたなんてビックリです。素晴らしい!!
お湯は無色透明。体感温度はかなり熱く感じ、44〜45℃くらいはあったような気がしました。掛け湯するのも少々苦労。まずは膝下。そして腰まで。そして肩までと三段階に分けて入湯しました。こんなに熱いお湯も久しぶり(笑)。
お湯の投入量はよくわかりませんが、あまり多くないとは思います。それもそのはず。これだけ熱いお湯を100%掛け流しして使用するのであれば、多く投入は出来ないと想像できます。またお湯は浴槽の中から投入されています。劣化を防ぐためなのでしょうか。
飲泉は出来ないので手に付いたお湯を舐めてみました。すると塩っ気を感じました。やはり海に近いからでしょう。またお湯の匂いを嗅ぐといい塩梅の潮の香りはしました。なかなかGOODです。
また浴室を入って右手に大きなたらいが置いてあり、そしてそこにはカランがあります。体を洗う場合はこの大きなたらいにお湯を汲んでおいて使用するようです。
泉質はナトリウム−炭酸水素塩・塩化物泉でPHが8.2だそうですが、自分には何となく単純泉に感じました。お湯が熱かったので味わう余裕がなくてそう感じたのかもしれませんが(^^ゞ

福島屋旅館全容 男性用浴室入口

男性用脱衣所内の様子 男性用脱衣所から見た浴室

男性用浴室 男性用浴槽湯口

男湯浴槽

待合所?横にあるアンティークな物 待合所?から見た受付と玄関
この福島屋旅館さん。お湯もさることながら、「昭和の湯治宿」の雰囲気を持っており、歴史博物館にでも入ったような感覚になります。熱海に行ったのであればぜひ一度は訪れてみては・・・・・と思います。きっと熱海のイメージをいい意味で覆されると思います。
それから、いつまでもこの福島屋旅館さんが残されるよう願っています。
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お風呂に入るとお腹が空きます(^'^)
国道135号線沿いにある「クレール」という欧風レストランに立ち寄りました。思いのほか、安価で味もと〜ってもGOOD。毎朝、市場に出た魚を出して下さるそうです。自分は2,000円のBランチ(白身魚の赤ワインソース)。同行者は1,680円のAランチ(白身魚のムニエル)。この日の白身魚は真鯛のようでした。カワはカリっと、身はフワっと焼いており、とっても美味しかったです。

クレール全容 サラダ

トマトグラタンスープ? Bランチの白身魚の赤ワインソース

Aランチの白身魚のムニエル
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帰路は普通に往復しただけではつまらないので沼津から御殿場線経由で帰りましたが、これが大正解!御殿場付近を通るころには富士山が頭のてっぺんまで姿を現してくれました。やっぱり富士山ってデカイです。

車窓から見た富士山
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