宮崎県 祖母山
今年最初の登山。当初はもう少し早くから始動しようかと思ってはいましたが、大震災があったことで何となく気乗りしませんでした。
今回の登山にあたっても躊躇はしたもの震災前、すでに先得で予約していた航空券をキャンセルしたら50%のキャンセル料がかかってしまいます。

そんなこともあって当初の予定通りに決行することにしました。
今回は新燃岳噴火のより入山規制になっている韓国岳を除く九州本島の百名山を登る予定。まずは宮崎県・熊本県・大分県三県境に位置する祖母山からスタートです。


宮崎県北谷登山口に到着したのはAM1:30。五ヶ所小学校まではカーナビで簡単に通過。ここからは真っ暗な道端に立っている「北谷登山口」と書いてある案内標識を見落とさないように慎重に進む。
途中からすれ違い出来ないような細道やダート道を進むが、走りづらくもない。

現地に着くと我々の車を含めて三台が停車。外は真っ暗。おまけにとっても寒い。しかし比較的きれいなトイレがあるため、これはありがたい。

AM5:00をまわり、空が明るくなってくると次から次へと地元熊本・宮崎ナンバーではない車がやってくる。


AM6:16。北谷登山口出発。ここからは千間平コースと風穴コースの二種類ある。風穴コースの方がやや難しいらしいとのことで我々は千間平コースを往復することにする。これから約一週間の旅。最初から無理は禁物。


登り始めから歩きやすい道。傾斜も急な所もあるが、基本は初心者向きの遊歩道とも呼べるような道。
今年最初の登山である我々にはちょうどよい。息切れしないようにバテないように牛歩を心がけながら進む。
また土の道は足への負担も少なく有り難い。

AM6:28一合目通過。
AM6:40二合目通過。
AM6:52三合目通過。
AM7:02四合目通過。


下界の景色は所々見えるが標高が低いせいか、木々の枝が視界を遮り、なかなか絶景とは出会えない。


AM7:13千間平通過。名前の通り、かなりの広さのある平らな場所である。水場とトイレがあればキャンプでも出来そうな場所である。
正直、疲れていない。楽しさが勝っているのか、牛歩で進んでいるのがよいのか、それともとっても簡単なコースのせいなのか、原因はわからないが。


AM7:16五合目通過。

AM7:30三県境通過。ここは何と「大分県・熊本県・宮崎県」三県の県境なのである。こういう場所。大好きです!!!


六合目の手前で木々に隠れた祖母山の頂上付近をようやく観ることが出来た。まだ距離はあるなぁ。


AM7:35六合目通過。
AM7:47七合目通過。
景色に変化はあまりない。

AM7:57国観峠到着。ここでようやく開けた景色を観ることが出来る。おまけに目の前には祖母山の山頂がしっかりと観える。


AM8:03八合目通過。実はこの八合目を過ぎた直後に事件が・・・・・。ちょうど狭くなった登山道のど真中に野うさぎだろうか?よくわからないが目の赤い、グレーの動物の死骸が横たわっているのである。半分白骨化している。しかもかなりデカイ。1mくらいはありそう。さすがにすんなり通ることは出来ず、気合いを入れて一気に通り過ぎた。

このあたりからようやく傾斜がきつくなってくる。

AM8:23九合目通過。
このあたりからは浮石の多い箇所や霜が融けて滑りやすくなったドロ道。おまけに傾斜はさらにきつくなる。ロープを備え付けられた箇所もある。ようやくここへ来て息切れがしてくる。転ばないように、乳酸を体に溜めないようにゆっくり進む。

AM8:43祖母山山頂到着。2時間27分もかかってしまった。さすがに山頂からの景色は絶景。
実はこの日は自分の誕生日。そんな日に登頂した山がこの祖母山。一生忘れないなぁ。
頂上はとっても広く、テント20張くらいは難なく張れる。他の登山客の方と話をしながら360℃の絶景を眺めた。

せっかくの山頂。最近買ったAQUOS携帯でHD動画も撮りまくる。














周りの山々を特定したいと思ったがよくわからず。
この日の登山客は少なく、頂上にいるのは我々を含めても6名。いつもより長く頂上にいようかとも思ったが、この日のこれからの移動を考えるとそうもしていられない。

AM9:04下山開始。コースは登りと同じ千間平コース。霜が融けてきている急なドロ道は歩きづらい。転ばないようにゆっくりと進む。

AM9:41国観峠到着。例の死骸も無事に通過することが出来た。

AM10:03三県境通過。

AM10:18千間平通過。やはりここはとっても広い。



AM10:57北谷登山口到着。

この祖母山。難易度も低く登りやすい。ただ頂上近くにならないと景観がイマイチのため飽きてしまう。しかし、少し長いウォーキングと思えば気持ちのいいコース。下はほとんど土のため足腰への負担は少ない。

自宅から1,000km以上も離れたこの山を再訪するかはわからないが、誕生日のいい記念になったのは間違いない。

帰り道。のどかな田舎の集落を通った。こういう何気ない風景って大好き。ほのぼのとしていて何だかとってもあったかい気持ちになった。

この後は鹿児島へ向けてGO。



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11.4.29